春とは名ばかり、
相変わらず寒い日が続きます
昨夜は、なごり雪どころか真冬でもそうそうは無い、どか雪が降り
法皇山脈も中腹から上は雪化粧、2、3輪開花したばかりの我が家の桜花も震えている
こんな日は里山 毎日視界に入る端正な大谷山を絡め、予讃県境尾根の一部を歩いてみます
(グランパ単独行です)
道の駅とよはま(9:20)〜(9:50)
△余木崎〜(11:23)
△石ノ口〜(12:30)大谷山(12:40)
〜(13:00)
△箕浦〜(14:00)林道〜(15:00)県道〜(16:00)道の駅とよはま (6時間40分)
「道の駅とよはま」に車を停め歩き始める 空はすっきりしないが、そのうち青空が広がる予報です
国道を渡り、岬先端すぐ西の防波堤から南を見る
ここ余木崎は、グランパが小学生の頃自転車を漕いで、海水浴によく来た海岸です
ここの売店で初めてコカコーラなるものを飲んだ(確か35円)とか、最近の事はよく忘れるのにねぇ
始まりから脱線してしまいましたが、道中、道を外さないように気合を入れスタートです
余木崎神社の鳥居を潜り、再び国道を渡って龍宮城のような建物横の車道を進む
JR予讃線鳥越トンネル手前で適当に藪に入る
昨夜来の雨露が残っているのでストックで払うが、追いつかないのでカッパを着ます
尾根に出た所が、丁度
△余木崎(45.6m) 展望は無し
尾根を少し下ると鞍部に出る 左から薄っすら道があるように見えました
満開の梅を見、藪っぽい所は左の植林に逃げながら急坂を登ってゆく
早くも息が切れる 振り返れば、余木崎は・・・・・まだ近い
予讃を繋ぐ大動脈から車や電車の音が聞こえてくる
215P ここから左へ90度折れます 逆コースの場合間違いやすいのか→形の木杭が立つ
高松道鳥越トンネル上辺りの鞍部 左右に下りる峠道は藪に埋もれそう
最近の山行でよく見かけるプレートです 右側がウバメガシの並木道(防火帯?)を進んでゆく
やっと
△石ノ口(366.5m) 歩き始めて2時間も経っている
大谷山まで2時間半くらいの予定だけど、あと30分では無理みたい 年には勝てません
時折燧灘を見ながら、アップダウンを繰り返す
濡れた急斜面を踏ん張る スパイク長靴が威力を発揮しました(舗装路歩きには難ありでしたが)
あれっ? こんなところに小屋が マツタケ山の監視かな?
おっ! あれが大谷山の頂上か? 頂上であって欲しい
どこまでも茶色い道が続く 最後の急坂を頑張ると・・・
僅かに雪が残る大谷山(507m)頂上 南に金見山、三県境
△海老済(えびすくい)に向かって尾根が延びる
雑木に囲まれ展望は無いが、北にこれから尋ねる
△箕浦(みのうら)が僅かに頭を出す
10分休憩し、はっきりした道を北に向かう 暫くは素晴らしい斜度です
下りきると羊歯がかぶさる所もあるが、とにかく尾根をゆく 木の間に余木崎方面を覗く
案外すんなり、
△箕浦(450.1m)着 大谷山から20分でした
三角点傍に、龍王山神、七面龍王の石碑が立つ
讃岐の土地柄、ここで雨乞い神事を行う風習があったのかなと想像する
さて、ここからどうする? 正規の道があるかどうか分かりません
三角点から明瞭な尾根が北東、北西に2本延びている
北東尾根なら魚見山森林公園の遊歩道に出られそうだけど、帰りの車道歩きを考え北西尾根へ
下り始めは獣道らしきがあったが、すぐに消えた 北東尾根のほうが良かったかなと思いつつ
まぁ、林道まで標高差250m位だからなんとかなるだろうと、羊歯に埋もれながら一直線に下る
視界が開けた所からの展望 左に余木崎から辿って来た稜線、右に三豊平野
まだ湿っぽいので埃は少ないが、羊歯の枯葉がまとわりつく
地理院地図の破線と思われる道(遊歩道の名残か?)に3度当たるが、左右に続いているふうに無い
林道に下り立つ(ガードレール左) 真っ直ぐ下りる道(地図の実線)を探すが見つからない
しかたなく林道を東へ ついでに気になっていた山に寄り道 法面端を這い上がる
羊歯藪のなかに一際鮮やかな彩 この辺りが魚見山(189m)頂上か?
魚群を探すには藪がうるさいが、沖の鯨(伊吹島)はしっかり見える
林道に戻り、東屋のある休憩所から西讃の山々を遠望 すっかり春空になりました
魚見山森林公園入口、緩やかな傾斜のウッドチップ舗装の遊歩道だそうです
咲き始めたソメイヨシノ、満開したヤマザクラ数本を遠目に見ながら、高松道を潜り県道に出る
あまり拘りは無いんですが、折角だからと箕浦漁港へ寄り道し、
△西浜(3.4m)を探すが見つけられない
近くにいた人に、「三角点知りませんか?」と尋ねると 「なんじゃそれ?」
国道から県境尾根を眺める 電柱の右奥の尖がりが大谷山
鋸尾根のどれが大谷山か国道を走る度気になっていたが、特定出来すっきりしました
ライダーで賑わう黄金持ちの聖地「道の駅とよはま」に帰って来た
想定以上のアップダウン、羊歯藪斜面の激下り、スパイク長靴で2時間の車道歩き
狭いエリアの周回ですが、かなりしんどい山歩きでした
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