2017年04月01日  ”大谷山”


GPSトラックログ (カシミールソフト使用)
この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得、同院発行の数値地図50000(地図画像)、及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用
 承認番号 平18総使 第582号る

A(道の駅とよはま) B(余木崎) C(石ノ口) D(大谷山) E(箕浦) F(林道) G(県道)


春とは名ばかり、 相変わらず寒い日が続きます

昨夜は、なごり雪どころか真冬でもそうそうは無い、どか雪が降り

法皇山脈も中腹から上は雪化粧、2、3輪開花したばかりの我が家の桜花も震えている

こんな日は里山 毎日視界に入る端正な大谷山を絡め、予讃県境尾根の一部を歩いてみます 

(グランパ単独行です)


道の駅とよはま(9:20)〜(9:50)余木崎〜(11:23)石ノ口〜(12:30)大谷山(12:40)
〜(13:00)箕浦〜(14:00)林道〜(15:00)県道〜(16:00)道の駅とよはま  (6時間40分)



「道の駅とよはま」に車を停め歩き始める 空はすっきりしないが、そのうち青空が広がる予報です

国道を渡り、岬先端すぐ西の防波堤から南を見る

ここ余木崎は、グランパが小学生の頃自転車を漕いで、海水浴によく来た海岸です

ここの売店で初めてコカコーラなるものを飲んだ(確か35円)とか、最近の事はよく忘れるのにねぇ

始まりから脱線してしまいましたが、道中、道を外さないように気合を入れスタートです



余木崎神社の鳥居を潜り、再び国道を渡って龍宮城のような建物横の車道を進む

JR予讃線鳥越トンネル手前で適当に藪に入る



昨夜来の雨露が残っているのでストックで払うが、追いつかないのでカッパを着ます

尾根に出た所が、丁度余木崎(45.6m) 展望は無し



尾根を少し下ると鞍部に出る 左から薄っすら道があるように見えました

満開の梅を見、藪っぽい所は左の植林に逃げながら急坂を登ってゆく



早くも息が切れる 振り返れば、余木崎は・・・・・まだ近い 

予讃を繋ぐ大動脈から車や電車の音が聞こえてくる

215P ここから左へ90度折れます 逆コースの場合間違いやすいのか→形の木杭が立つ



高松道鳥越トンネル上辺りの鞍部 左右に下りる峠道は藪に埋もれそう

最近の山行でよく見かけるプレートです 右側がウバメガシの並木道(防火帯?)を進んでゆく



やっと石ノ口(366.5m) 歩き始めて2時間も経っている 

大谷山まで2時間半くらいの予定だけど、あと30分では無理みたい 年には勝てません

時折燧灘を見ながら、アップダウンを繰り返す



濡れた急斜面を踏ん張る スパイク長靴が威力を発揮しました(舗装路歩きには難ありでしたが)

あれっ? こんなところに小屋が マツタケ山の監視かな?



おっ! あれが大谷山の頂上か? 頂上であって欲しい

どこまでも茶色い道が続く 最後の急坂を頑張ると・・・



僅かに雪が残る大谷山(507m)頂上 南に金見山、三県境海老済(えびすくい)に向かって尾根が延びる

雑木に囲まれ展望は無いが、北にこれから尋ねる箕浦(みのうら)が僅かに頭を出す



10分休憩し、はっきりした道を北に向かう 暫くは素晴らしい斜度です

下りきると羊歯がかぶさる所もあるが、とにかく尾根をゆく 木の間に余木崎方面を覗く



案外すんなり、箕浦(450.1m)着 大谷山から20分でした

三角点傍に、龍王山神、七面龍王の石碑が立つ

讃岐の土地柄、ここで雨乞い神事を行う風習があったのかなと想像する



さて、ここからどうする? 正規の道があるかどうか分かりません 

三角点から明瞭な尾根が北東、北西に2本延びている

北東尾根なら魚見山森林公園の遊歩道に出られそうだけど、帰りの車道歩きを考え北西尾根へ

下り始めは獣道らしきがあったが、すぐに消えた 北東尾根のほうが良かったかなと思いつつ

まぁ、林道まで標高差250m位だからなんとかなるだろうと、羊歯に埋もれながら一直線に下る

視界が開けた所からの展望 左に余木崎から辿って来た稜線、右に三豊平野



まだ湿っぽいので埃は少ないが、羊歯の枯葉がまとわりつく

地理院地図の破線と思われる道(遊歩道の名残か?)に3度当たるが、左右に続いているふうに無い



林道に下り立つ(ガードレール左) 真っ直ぐ下りる道(地図の実線)を探すが見つからない

しかたなく林道を東へ ついでに気になっていた山に寄り道 法面端を這い上がる



羊歯藪のなかに一際鮮やかな彩 この辺りが魚見山(189m)頂上か? 

魚群を探すには藪がうるさいが、沖の鯨(伊吹島)はしっかり見える



林道に戻り、東屋のある休憩所から西讃の山々を遠望 すっかり春空になりました

魚見山森林公園入口、緩やかな傾斜のウッドチップ舗装の遊歩道だそうです



咲き始めたソメイヨシノ、満開したヤマザクラ数本を遠目に見ながら、高松道を潜り県道に出る

あまり拘りは無いんですが、折角だからと箕浦漁港へ寄り道し、西浜(3.4m)を探すが見つけられない

近くにいた人に、「三角点知りませんか?」と尋ねると 「なんじゃそれ?」



国道から県境尾根を眺める 電柱の右奥の尖がりが大谷山 

鋸尾根のどれが大谷山か国道を走る度気になっていたが、特定出来すっきりしました

ライダーで賑わう黄金持ちの聖地「道の駅とよはま」に帰って来た

想定以上のアップダウン、羊歯藪斜面の激下り、スパイク長靴で2時間の車道歩き

狭いエリアの周回ですが、かなりしんどい山歩きでした


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