2017年04月23日 ”大タヲ山”




今日の山行テーマは「山友と楽しく登る花の山」

ということで、やって来ました待ち合わせ場所の「道の駅かわうその里」

「お久し振りで〜す」 嬉しい再会に、登る前から気持ちが盛り上がります 

さぁ、目指すは津野町と越知町の境界に聳える大タヲ山です


登山口(8:40)〜(9:30)林道〜(10:55)874mピーク(大タヲ山)〜(11:05)展望所
アケボノ群生地散策
(12:35)
展望所(13:20)(14:00)林道(14:35)登山口(5時間55分)

(山全体の総称だそうですが、石鎚神社跡がある874mピークを大タヲ山とさせて貰います)



国道197号を新庄川沿いに走り、かわうそ自然公園を過ぎ右折し貝の川方面へ

すぐの分岐を左へ(直進すれば貝の川棚田)、狭い車道を終点の中谷奥まで入る

車の回転スペースを確保し、なんとか3台駐車出来ました

少し引き返し、左の登山道に入る 小さい木の道標があるけど、字が消えて読めません



5分でコル(十字路です)に出る ここからひたすら尾根を進むと終点が874mピーク

ピークには、かつて石鎚神社があったそうだ (現在は、麓の貝の川集落に遷されている)

右下の棚田の向こうに、石鎚神社が祀られている森が見える

石鎚参拝道か、あるいは越知町に抜ける往還道か、落葉たっぷりの広い道を進む



此処で、左から広い道が合わさる 下山時は、直進しないように注意です

登山口から50分で林道に出る 右に少し下り、再び登山道に入る



  石灰岩の大岩が砕けた石屑道は、足を流さないようステップは慎重になります

満開のミツバツツジや、柔らかいカエデの新緑に癒されながら進む



大タヲ山展望所へのトラバース道を右に分け、急尾根を直進 復路は右から下りて来ます

大岩が現れる 雰囲気的に鎖場跡とか石鎚に纏わる何かないかと探してみたんですが・・・

 

登山口から2時間10分で874mピーク(大タヲ山) 木々に囲まれ展望は無い

東西に延びる登山道脇に、石鎚神社が祀られていたと思われる石組が残る 

苔生した石をじっと眺めていたら、石鎚蔵王大権現が彫られているように見えて来た?

さぁこれからアケボノツツジ鑑賞です 展望所向け急坂を下る

 

大タヲ山展望所(785m)から葉山や須崎の町、遠く太平洋を眺める

空と海の境が分からないほどの上天気です

左のピラミッドピークは、土佐の山々で一番先に春を迎える蟠蛇森(769.8m)

大展望を前にして食事といきたいところですが、先に群生地を一周してきます

新しい駐車場&展望台を過ぎ、先ほど踏んだ874mピーク(大タヲ山)を振り返り見る

 

早速、車道脇に満開のアケボノツツジが迎えてくれました〜♬

遊歩道に入り、まずは第2群生地へ 群生地は3ヶ所あり、A→B→@と回ります

昨年に比べてボリュームが無いそうですが、今年初のアケボノ 充分満足です

 

石鎚山や筒上山が、ちょこっと頭を出して羨ましそうにこちらを覗いているが、出番はもう少し先よ

 薄いガスの中のアケボノも幻想的ですが、やっぱり青空! ピンク色が引き立ちます

 

露岩が目立つ斜面を案内ロープを辿って第3群生地へ アケボノは岩場が居心地良いんですね
  
色褪せ始めた木があるが、鮮やかな木も多い 花弁の隙間に見えるのは、精悍な山容の中津明神山

 

最後に第1群生地へ 棘の攻撃もかわしつつ、植林帯の中の廃林道をショートカットしながら下る

あれはコシアブラかな? お肌に良いそうです

一旦車道に出て登り返し、脇道に入ると直ぐ群生地 ヒカゲツツジが多い 

ヒカゲの黄白色、もちろんアケボノやミツバのピンク色、透き通る若葉色、等々

ここは、溢れる春色と白い岩とのコントラストが素晴らしい



イタドリを採りながら、車道を登り返して展望所に戻り、楽しいお昼です

真下に見える棚田と石鎚山、下山後尋ねる予定です
 


往路は、分岐から大タヲ山経由で40分かかったけど、 トラバース道 10分で直登道に合流

その後は、急坂のガレ場もドンドン下られる皆さんに、必死でついて歩き

展望所から1時間15分で登山口に帰って来た 早かった〜


今日は素晴らしい青空の下、花と新緑、そしておしゃべりも楽しみながら歩くことが出来ました

みなさん、お世話になりました そしてご馳走様でした 

今度は赤星や赤石にぜひおいでください


皆さんとお別れして、棚田と石鎚山へ



直ぐの分岐を左に取り、道標に従い車道最奥の棚田展望所へ

見下ろすと其処は、日本の原風景であり、土と石と水で表現したアートの世界です

昨年10月15日に行われた「棚田キャンドル祭り」や真冬の景色が、掲示板に紹介されていた



棚田展望所から引き返し、津野町コミュニティバス停の広くなった路肩に駐車

仲良く並んだ木彫りの龍馬さんとおりょうさんが迎えてくれた

中央が石鎚山、その左奥が石鎚神社跡がある874mピーク(大タヲ山)

「綺麗な棚田ですね〜」と、お会いした地元の方と暫し雑談

棚田のオーナーになっている若い家族も多く、自慢の棚田だそうです

「石鎚神社かね 40年程前に上から下したけんど、道は分かり易いから」と、見送ってくれた



石鎚山東側谷筋の車道を奥に入ってゆく 芭蕉の木の前で左の登山道に入る

登山道に入り、7分でコルに出て左の小高いピークへ

オクサリは掛けるほどでは無いが、石鎚山を実感する 頂上には遙拝所と石鎚神社 

祠の中には、石鎚大神と不動明王、そして「石」と彫られた木箱が祀られている

中には、石鎚蔵王大権現がいらっしゃるそうです


アケボノツツジ咲く山稜、棚田広がる癒しの風景、篤い石鎚信仰

魅力たっぷりの貝の川でした

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