2017年04月30日 ”堂ヶ森”

石鎚蔵王大権現が、堂ヶ森に鎮座する!

ネットに載っていた石仏は、西の参拝道の賑わいを見て来た権現さんに違いない

これは尋ねなければと、鞍瀬川沿いを遡り保井野にやって来ました


保井野登山口(6:10)〜(7:20)カラ池〜(8:00)水呑場〜(8:20)梅ヶ市分岐〜(9:05)堂ヶ森
(9:30)
愛大避難小屋(9:45)〜梅ヶ市分岐(10:35)〜(11:20)カラ池〜(12:30)登山口(6時間20分)



「マムシに注意!」の看板を見て出発 頂上まで3.400mです

歩き始めて直ぐ、チゴユリが出迎えてくれます ドキドキしながら写したからか、ちょっとボケました

 
 
「おはよう〜♬ 」 早朝から元気の良い、エイザンスミレ

青滝山分岐(入口に木を渡して通せんぼ 道の状況が悪いのかな?)を過ぎ

涸沢を渡ると、本格的な登りになる



心地良い自然林の中、ジグザグ道を登るとカラ池

凹地を回り込むように進み尾根に出る

しゃくなげ歩道は、痩せ尾根の急坂で歩き難い 柔らかい落葉道の倍疲れます

「高嶺の花」と言われる シャクナゲは、大体足場の悪いこんな所に群生しているけど

花言葉も「威厳」「危険」「警戒」「荘厳」など、近寄り難い花のイメージです



シャクナゲの隙間から可愛いピンク色を披露してくれる、アケボノツツジ〜♪

尾根を塞ぐように広がるシャクナゲ 一斉に咲いたら見事でしょうが、花芽があまり見られない

青滝山を背負った此の木は、たくさんの花芽を付け誇らしげです



水呑場(頂上まで後1100m) 細い水が岩を伝って流れている

此処から、ブナ林の急登が始まります 

ロープやアルミの梯子に助けられ、どんどん高度を稼いで行く



主稜線に出て、梅ヶ市からの道に合わさると景色が一変する

振り返れば、青滝山、石墨山、そして松山市街が霞む

南よりに面河ダム湖が光り、そのずっと奥に大川嶺の山並みが続く

大展望を楽しみながら、暫し休憩  風が心地良い



 快適な笹原を緩やかに登って行くと、山頂の反射板がどんどん近付いてくる 

 肩に出て鞍瀬ノ頭方面の雄大な景色に見惚れつつ歩けば、堂ヶ森(1689.4m)



肩から南へ進み、白骨林の笹原で遊ぶ

台地先端から見下ろすと坂瀬川が流れる谷、その左に五代ヶ森へと続く尾根が続く

遥か彼方、写真中央の尖がりが中津明神(写真では分かり難いです)

勿論、縦走路の山並みは圧巻 二ノ森も、鞍瀬ノ頭越し少し覗いている

さぁ、縦走路に鎮座する権現さんを捜しに行こう



  多分、避難小屋までの間だろうとの予想は大当たり

肩から数分下った水場で、堂ヶ森の石鎚蔵王大権現に会えました〜

縦走路を歩いたのは数回ほどとは言え、どうして気付かなかったんだろう

鞍瀬ノ頭と西ノ冠岳の間に聳える石鎚山を、静かに見つめている

 

鞍瀬ノ頭や二ノ森が呼んでくれているように見えるが、今日は此処まで

石鎚をズームして、行った気分に浸ります



愛大避難小屋 水場の水は細いが、涸れずに流れている

風も無く、ベンチでの日向ぼっこが心地良い 早く起きたからか、ちょっと眠たくなりました

コーヒー&サンドウィッチ休憩後、引き返す

堂ヶ森の肩まで登り返し、笹原を下ってゆく



下りは早い  ブナ林の急坂、シャクナゲ尾根を過ぎ、カラ池で小休止

萌黄色の森に癒されながら、花散策〜

一面のユキザサが広がる林床には、ハンカイソウ、エンレイソウ、ヒトリシズカ、そしていろんなスミレ

 派手な花は有りませんが、とてもシックな装いです



ルイヨウボタン     コバイモの実



サイゴクサバノオ            カノコソウ&ネコノメソウ

花々に引き止められ、山中6時間の予定より20分ほど遅れて登山口着でした

今日、出会ったのはソロの方が7人、ご夫婦が2組 思ったより多かったです



緑に染まる明河から、堂ヶ森を見上げる

鞍瀬川を泳ぐ、鯉のぼり

あっと言う間に4月も終わり、明日からは風薫る5月  初夏ですね〜

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