2017年05月27日 ”石鎚山”

すっかり緑に染まったお山から「そろそろ出番で〜す」と、声が聞こえた?

東稜のシャクナゲ、天狗尾根のアケボノツツジとイシヅチザクラの三点セットを楽しみに

久し振りに瓶林を走る


登山口(7:15)〜(8:05)東稜分岐〜(9:05)テラス(9:40)〜(10:20)天狗尾根〜墓場尾根〜
(11:30)弥山(11:45)〜(12:00)二ノ鎖小屋下(12:20)〜(12:50)東稜分岐〜(14:05)登山口(6時間50分)



土小屋から瓶ヶ森、子持権現山を見る 気温5度、風が強くて寒い

(山頂小屋では、2℃だったそうです)

1677mを過ぎ、いつものポイントからワイルドな岩稜をズーム 迫力ありますねぇ

アケボノツツジの花弁を踏みながら登山道を進む



このブナを過ぎれば、東稜分岐(ベンチ3) 小休止し東稜コースに入る

笹を掻き分け、時には頭まで埋もれながら進みます



今年はどの花も遅れているらしいけど・・・たくさん咲いています♪

バックに瓶ヶ森を入れたいんですが・・・雲さん、早う退いてくだされ

見上げれば、矢筈岩に護られた南尖峰がどっしり構えている



斜度が増し、いつもながらしんどい「笹滝」を漕ぐ

あれ? すぐ後ろに来ていたグランパが、なかなか上がって来ません

滑って下まで転がったんだろうかと、心配していたら

急登の終わり付近でガスが流れて来出したので、乳白色の背景を待ってアケボノを撮っていたとか

物好きなことです



「笹滝」からテラスに飛び出ると、咲いていました〜♪ 蕾もびっしりです

咲いたばかりの初々しいシャクナゲを楽しんでいると、段々ガスが晴れ筒上山の頭が見え出した

「風が強いから、そろそろ瓶ヶ森のガスも晴れるかもしれんねぇ」と、花園で暫しのんびり

何気なく南尖峰を見上げると、直下で岩に張り付いている人が見える

ズームし帰って画像を見ると、何とオカシンさんじゃありませんか!

今日はこの後、西ノ冠岳まで足を延ばされたそうです いつもながら、お元気ですねぇ



ここから先はしんどいのは勿論ですが、転げ落ちないよう気が抜けません

「カニのヨコバイ」左端に出て、南尖峰、墓場尾根を見上げる 空がぐんと近くなりました



石斧の刃の隙間に根を下ろしたイワカガミ 蕾をたくさん付けたシャクナゲ

それにしても、シャクナゲといえば歩き難い岩場がお好みみたい それで「石楠花」なのかな?

ヨコバイを渡り、灌木や岩角を掴んで荒れた岩場を上がると、東稜コース難関「カニのタテバイ」



タテバイ足下の狭いテラスで東稜を見下ろすイシヅチザクラ

「左から登る方が楽じゃ」というので、高度感をちょっぴり楽しみながらついて行くと・・・

踏み台用にと置かれた石に上がっても身長が足りんし、両腕の力が無いと無理です



やっぱり何時ものタテバイの方が登り易い、とは言うものの明日は腕が痛いだろうなぁ

天狗尾根に出てほっと一息 西には二ノ森始めダイナミックな山並みが続いている

墓場のアケボノを見てくるというグランパより先に、のんびりと尾根を西へ

案外、南尖峰あたりまで足を延ばす登山者が多い



墓場のアケボノツツジ 見頃は過ぎています 咲き始めが遅れていたといっても、終わりは平年並みです 

あらっ? こんな高い所にウグイスが・・・ 「ハカバちゃん」と名付けましょう

 

墓場からの登り返しに、息が上がる こんなにしんどかったのかなぁ

南尖峰から見る天狗岳 視界はすっきり 遠く周桑平野を望めば、今まさに「麦の秋」

下を覗くと、緑の中に登山者が列をなしている

 

満開のイシヅチザクラ 今年も方々で「桜」を楽しみましたが、これで見納めです

賑わう天狗岳ピークを踏み、弥山に向け岩稜を進む



岩稜を彩るアケボノツツジ  弥山から見る天狗岳、西日本の王者の風格が漂う 

アケボノツツジやイシヅチサクラはやがて、コメツツジやドウダンツツジにバトンを渡す

下山途中、三角点のシャクナゲも気になったが、遠目に花の雰囲気は無い 未だでしょう



ミヤマダイコンソウの葉っぱ   三ノ鎖巻道の衣替えは近い 楽しみ〜

二ノ鎖小屋下で、食事休憩  成就、土小屋両コースから多くの登山者でやって来て、賑わう

あら、何時の間にか瓶ヶ森が姿を見せている  風が収まり、気温も上がって来た



緑色に包まれたルンゼに、僅かですが残雪が光っている

東稜分岐手前で、十分役目を果たしたヤマシャクヤクをズーム お疲れさん



マイヅルソウも咲き出しています♪

第2ベンチ手前の尾根で、初夏を装う石鎚の雄姿を眺めて、満足、満足

心地良い足の疲れを感じながら駐車場に帰って来ると、東隣のコースからも登山者が下りてくる

筒上、手箱のシロヤシオやヒカゲツツジの咲きっぷりは?

この時期、土小屋界隈から目が離せません

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