2017年09月30日 ”石鎚山”


先週、山友のトンちゃんから日本一早い紅葉だよりを戴いた

大雪山を彩る色とりどりの紅葉競演にウットリ♬

西日本一のお山もそろそろ始まっているかな〜?と、石鎚へ


土小屋(6:10)〜(7:45)二ノ鎖元〜(8:10)弥山〜天狗岳・南尖峰〜弥山(9:55)〜(11:55)土小屋
                                     (5時間45分)



6時前、土小屋駐車場はまだ静かです

風がちょっと冷たいけど、気温は思ったほどは低くなく快適に歩けます

いい季節になりました

登山道沿いでたくさんのリンドウが日差しを待っている 帰りが楽しみ〜

東稜分岐(ベンチ 3)から5分進んだところで、登山道を塞ぐブナの倒木を潜る

最奥の赤石山系も、くっきり 視界は良いですが、東の空は高曇り



いい日差しが来たので大カエデをズーム やっぱり、紅葉にはお日様です

ブナの葉っぱも、緑が薄くなり始めている



北壁直下は、まだら模様  まだ緑が優勢です

天狗岳稜線で生まれた紅葉前線は、これから1日40m位(だそうです))の速度で下降する

ということは来週は、夜明峠や東稜分岐あたりかな?



久し振りにオクサリをかける 先日もかけたが、今日は本場のオクサリです

三ノ鎖から北壁を見る 鎖場は前後に人が見えない時は、よけい高度感があります



鎖場には紅葉が似合います 鎖の先には成就社へと続く表参道が見える

鎖を登りきると、一気に弥山頂上に飛び出す


弥山から、火照リ始めた岩尾根を辿って天狗岳へ 最初の下りが、ちょっと難関

掴みにくい鎖(私的にはもう少し輪っかが大きいか、小さければいいんですが)

を伝って慎重に下りる 登山者が多ければ渋滞する所です



「ドサッ」という物音が聞こえて振り返ると、グランパが何かに躓いて転び南側に身を乗り出している

ヤレヤレ、北側でなくて良かったわ

足を上げた積りでも、思ったほど上がってなくて躓いたりするんですよね

横顔が厳つい天狗さん 北に睨みを利かしているんですか?

あまり眉間にしわを寄せると亀裂が入り崩落しますよ



天狗岳から南尖峰目指し天空の稜線散歩 

コメツツジやドウダンツツジが良い色になり始め、白っぽい安山岩と絶妙のコントラストです



崖っぷちに立つ あんなところを歩いたんですねぇ

ところで石鎚山は、今も1年間に2mmのスピードで隆起しているんだって

あと1万年もすれば2000m峰の仲間入りです

余談でしたが、たまにはスケールのでっかい話をしなくっちゃ



南尖峰付近から東の山並み 瓶ヶ森の雄大さが目を引きます

岩だらけの細尾根に根を下ろしたツツジ、カエデやサクラの生命力に大感動!



東稜を見下す 尾根の先が出発点の土小屋 

そろそろカニのヨコバイあたりに登山者が見えても良い時間なんですが・・・

今日はここまで さぁ、引き返そうか

 

天狗岳が雲海に浮かぶのはもう少し先でしょう

成就道を上がってくる人や、直下のルンゼを渡る人が見える



弥山に向けて ナイフリッジを渡る

最初は怖かったんですが、何度も歩いている内に慣れました

でも油断は禁物、慎重にです



西から二ノ森、鞍瀬ノ頭、堂ヶ森が呼んでいる

近々、行ってみよう



ドウダンツツジが、「どうだ」と言わんばかりに秋波を送ってくるので、思わずパチリ



天狗岳錦繍は、来週末くらいでしょう 、いい予感がします(個人の感想です)

「ライバルは 涸沢カールか 天狗岳」 (すみません 紫雲出山の俳句をパクリました)

頂上山荘で談笑しながらあめ湯をいただき、下山します



重量感がある南尖峰と天狗岳 空が高く秋本番です

ツアーを始め家族連れやグループの方々等、たくさんの登山者とすれ違う

30kgはあろうかという荷物を背負った歩荷の方のスピードには、ただただ唖然

西日本一早い紅葉を求める登山者で、頂上山荘も大忙しです



お気に入りポイントの矢筈岩を見上げる

第2ベンチでのんびりし、リンドウの青いハーモニーを聴き、車が溢れる駐車場に帰って来た

石鎚の天突く岩塔に見惚れながら、スカイラインを走り久万高原町へ

今日は、「愛顔(えがお)つなぐえひめ国体」の開会式  

砥部まで下りてくると

開会式に御臨席されている天皇皇后両陛下を見送る大勢の人が、日の丸の小旗を持って並んでいる

大会スローガンは、「君は風  いしづちを駆け  瀬戸に舞え」

爽やかな秋空の下、会場には素敵な愛顏が集っていることでしょう


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