2017年12月02日 ”箸蔵山”

GPSトラックログ (カシミールソフト使用) ログ後半の太線(ほとんど車道歩き)は手書きです
この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得、同院発行の数値地図50000(地図画像)、及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用
 承認番号 平18総使 第582号る


今日は阿波の古刹・箸蔵寺を参拝し、奥にある箸蔵山に登ります

それから先は足の向くまま、グランパ単独行です

地域交流センタ−(8:20)〜(9:45)箸蔵寺本殿〜(10:50)一升水(11:20)〜(11:25)街道合流
(12:45)坪尻駅(13:03)〜(13:15)車道〜(14:55)駐車地点          (6時間35分)



登山口近くに駐車場所が無かったので、ちょっと遠いが、お断りして地域交流センターに停める

センター前の仮設橋から箸蔵山方面を見る 朝日に照る山紅葉です

住宅地を抜け、土讃線、国道を横切る ロープウェイ乗り場右横舗装路の奥が登山口



広い登山道(遍路道)に入る 箸蔵寺まで1.8km、雲辺寺まで約19km

路傍の丁石や石仏が、古道の雰囲気を醸しだす

車道に出会い右へ、すぐ池田高校三好校農場への道に入る



落葉が敷き詰められたもふもふの遍路道を、緩やかに登る 

前方が開けると、ロープウェイのロープに頭が届きそうな高灯籠が迎えてくれる

仁王門手前のモミジの古木を楽しみにしていたが、既に終わっていた



初冬の静かな境内、落葉たっぷりの石段を登る

そろそろ他人事でありません お参りしとこか



長い石段を登ると、こんぴら奥之院箸蔵寺の本殿

参拝し左へ 境内の寒桜が青空に映える



御影堂横のミニ八十八ヶ所奥が箸蔵街道入口 「遍路道→」の道標がある

広い道を10分ほど歩く 車止めチェーンを抜け、街道と分れ右尾根道へ



倒木や藪っぽい所もあるが、道は分かる

標高650m位で、左に横道があったので入って行く



稜線鞍部で(廃)林道に出て、そのまま進む 赤テープの先に薄い登山道が続いている

手前にある筈の三角点に気付かずに、「一升水」まで来てしまった

引き換えして、コブを幾つか登ってみたが見つけられなかった

三角点は特徴あるピークではないんだと諦めて、再び一升水へ

(後からログを見れば、左の写真が箸蔵山「点名箸蔵719.8m」辺りだったようです)



「一升水」は、弘法大師がひらいた泉

阿讃を行き交う商人、旅人、お遍路さんや出稼ぎ牛が喉を潤したそうです

一升水から、5分で街道に出会う(右写真 振り返ってます)



街道を戻ると7分で雰囲気の良い道標 地図では、ここから2本の道が中尾集落に下りている 

破線はあてにならない時もあるが 中尾に下りて秘境駅でも見てみよう

尾根道と横道 どっちにするか 尾根道はちょっと登り返しがあるようなので横道へ

所々倒木があり歩き難いが、まずまずです



ですが、民家手間で道が消えた 右の畑に上がり、畑沿いを登り返す

古木の側に集落の氏神様(?)を祀る、石碑と祠

「さと道→」と書かれた小さな道標に従い、少し進むと広い道に出た これが尾根道か?



前方にドーンと視界が広がってきた 小春日和のなかで大展望を楽しむ 

右に中津山と国見山 左に烏帽子山や矢筈山



南天の実が赤くなると正月が近いです

西には木屋床集落 坪尻駅からあっちに登り返してみよう 

天気が良いし、のんびり一人旅の特権です 

一度目の車道ショートカットはすんなり 二度目(右写真 右に下りる)は、しんどかった



なんとか、車道に下り立つ

落集落の車道脇に「秘境駅と滝が見える展望台」が作られており、マニアの学生らしき3人が展望中

渓谷をズームすると、滝は分かり難かったが坪尻駅はしっかり見える



国道を少し登り返し、坪尻駅への下山口 10分下ると、峡谷の底に作られたこれぞ秘境駅

人家や道路はおろか自販機や公衆電話も無い あるのは「マムシ注意」の看板だけ

それより何より灯りはあるの? 真っ暗闇を走り抜ける銀河鉄道はロマンチックですが・・・・

列車通過にはまだ時間がある 20分ほど寛ぎ、国道の向かい側へ登り始める



駅前通ですが、急斜面の薄い道に落葉が乗りズリズリです

鉄板が朽ちているので、ストックで強く突き確かめながら慎重に鉄橋を渡る



分岐に道標 歩く人がいるんだろうか? 1日平均乗降客2人(2015年)だとか 

12分で車道に出た 下り口に右写真の道標がある 木屋床集落はもう少し上です



列車なら一駅、5分なんだけどと思いつつ、箸蔵山や吉野川を見ながら車道を歩く

車道歩き1時間40分 足裏が熱くなったころ駐車地点に帰って来た

今日は、お目当ての頂上は踏めなかったが、

バリエーションに富んだ、言い換えれば脈絡のない歩きでした

さぁ、「ウエノ」で土産に肉を買うて、今夜はステーキだ
 

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