2017年12月03日 ”島の峰”



GPSトラックログ (カシミールソフト使用)
この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得、同院発行の数値地図50000(地図画像)、及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用
 承認番号 平18総使 第582号る


目が覚めると、思いのほか良いお天気〜♪

こんなお山日和に山へ行かんでは、勿体ない!

出発が遅いので、短時間で歩ける所は無いかな?

それじゃ、前々から気になっていた島の峰の剣山神社を尋ねよう

急いで準備して出発  初めてのお山はワクワクします


中熊最終民家(9:40)〜(10:10)〜(10:45)剣山神社(10:55)〜(11:10)△美合
(11:30)島の峰最高峰〜(11:55)剣山神社(12:05)〜(12:45)駐車地点 (3時間05分)



中熊集落の最終民家まで来ると、お爺さん、息子、孫とみられる3人が作業中

島の峰へ行く事を言うと、この先に広場は無いので此処に停めたらええ

セメント道を進むと自然に山道に入るけど、今は木が倒れて歩き難うなっとる

イノシシがよう出るから気を付けて行きなさいと見送ってくれた

正面に島の峰最高峰、鞍部右に三角点の山を見ながら進んで行く



山道に入って直ぐ分岐、直進と左へ折り返す道に分かれる

沢に沿って直進すると・・・あれ、水場?で行き止まり

上に登っていけば、途中で登山道に出合うだろうとガレ沢を登って行く



ガレ沢から、△中熊753mに続く尾根に移り、ひっくりかえりそうな急斜面を頑張ります

10分ほどで、何とか登山道に出られたけれど、疲れました

散策程度の軽い気持ちでやって来たのに、最初からこれでは先が思いやられます

快適な落葉道 でも、踏み外したら谷まで転げ落ちそうです



尾根に乗った所(鞍部)で、チェックポイントの祠

倒木で塞がれた道を避けたりしながら、多少藪っぽくなって来た尾根を進んで行くと

目の前に岩塊が立ちはだかります

よくよく見ればよかったのに、獣道に惑わされて右に振ったのが間違いの元

 

「この岩場を越えたら道があるよ」

 有るには有りましたが・・・所々に動物の糞がある立派?な獣道

それにしても、こんな危なげなところを走る動物って? お爺さんも言ってたけど、イノシシかな?

堪りかねて、尾根に這い上がる

 

尾根には確りした道が続いており、少し進むと明るい剣山神社に着く

可愛い狛犬の間を通り石段を上がって行くと、広い石積みの中に祠が祀られている

でも、かろうじて屋根が残っているだけの祠なので、雨風は防げそうには無いです

中にお大師さんのような像と、傍に三体の人物が刻まれた石像

安徳帝は真ん中の人? ちょっとお歳を召している気がしますが・・・

権現さんが居ないかと辺りをウロウロしてみたら、少し離れた所にも石像がありましたが

かなり磨滅していて、何が刻まれているか判別しかねる状態でした

立派な狛犬や石灯籠(笠は落ちていました)から、昔は沢山の方がお参りに来ていた事が想像出来ます

 

剣山神社を後にし、足が流れそうな狭いトラバース道を進み、三角点へ向かう

鞍部から急斜面を頑張れば、三角点(939.5m 点名 美合)



鞍部まで引き返し、島の峰最高峰へ(950mくらい)

最高峰は標識も何も無く、背後は絶壁  松の木の根元にザックを置き記念撮影



1時間ほどで、剣山神社まで引き返して来ました

それにしても、どうして此処に剣山神社が勧請され、安徳帝が祀られているんだろう

食事をしながら、登山口で出会ったお爺さんに聞いてみれば良かったと思いました

下山は、尾根を真っ直ぐ進んで行くとそこそこ確りした道が有り、展望も良いです

大岩の手前で左に振ってれば、なんなくこの道に乗れてたのに・・・ゴメン

「まぁ、あの道も面白かったよ」

西に、大川山の雄大な姿 真下に中熊集落が見えてます

此方の道もズルズル滑るけど、登りで歩いた獣道に比べたら楽勝です



尾根の祠に手を合わせ、紅葉の中を下って行く

駆け上がって来た急斜面を左に見ながら、登山道を進むと

植林帯は木々が散乱して歩き難い

グランパが尖った枝先で弁慶の泣き所を打ち、痛そうです

ハプニングだらけの散策でしたが、目的を果たし無事に車まで帰り着きました


中熊集落、山熊神社の大カツラ(香川の保存木指定)



扁額に「山熊神社」、鳥居に「嘉永七寅九月吉日」と刻まれた立派な鳥居が建つ

余談ですが、嘉永七年((1854年)と言えば、京都の大火で御所が焼けたり

また伊賀、東海、南海、豊予海峡の各地で大地震が起こる等、災難が続き安政と改元された年

石段を登り切った所で、大ケヤキが気を放っている

説明板に、樹高23m、幹周4.6mと記されていたが、途中から折れているようです

それでも、堂々と天を突く姿に圧倒されました

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