2018年02月03日 ”世田山・笠松山”


GPSトラックログ (カシミールソフト使用)
この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得、同院発行の数値地図50000(地図画像)、及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用
 承認番号 平18総使 第582号る


今日は節分 一年で一番寒い時期だけど、明ければ立春

ようよう春が始まると思えば、心が躍る


世田薬師(8:45)〜(9:40)世田山〜(10:10)笠松山(10:35)〜(11:05)水大師
(11:30)野々瀬上登山口〜(12:00)世田山(12:10)〜修行場〜(12:50)世田薬師
                                   (4時間5分)



先ずはお薬師さんにお参りしようと石段を上がって行く

1月28日〜2月3日は、世田薬師の開運、厄除け「星まつり」で、今日は節分祭

地元の方々にぜんざいのお接待をいただき、心もお腹もほかほかで出発する

「奥之院 世田山山頂」の案内に従い、境内を出て少し登ると、登山口

道沿いの石仏(ミニ八十八ヶ所かな?)に見送られながら登っていく



赤い前垂れを付けた十体の石仏に迎えられた所は、船曳地蔵尊の祠が祀られ

垣の奥に、新しく不動明王造立中です

5分ほど登っていくと分岐

左への道(下山時通る予定)を分け、奥之院の長い石段を上がって行く



100段余りの石段を登りきると、世田薬師奥之院

石段の真ん中に祀られている石は、「腹こわり石」と言って、触れるとお腹を壊すそうです

境内には、新田義貞の甥にあたる大舘氏明公の墓所がある

太平記「世田山の合戦」に拠れば、北朝方の細川頼春に攻められ善戦するも落城して果てたという



奥之院から10分弱で、世田山(339m)

石段を下り、多少のアップダウンを熟しながら笠松山に向かう



鞍部 水大師分岐 (笠松山から水大師へ下り、此処へ登り返してくる予定です)



三角点(327.8m) 山頂ではなく、世田山〜笠松山の稜線上に設置されています

笠松山山頂から眺める、旧朝倉村方面 

電波塔を回り込んだ所で、はるちゃんと嬉しい出会いです!

久し振りの出会いに、話が弾みます

この1月に93歳になられて、免許の更新もされ益々お元気です

元気の秘訣は、毎晩の晩酌かな?



丁度下りて来られたS山さんも加わり、観音堂前から広島方面の山座同定

しまなみ海道をズーム



水大師分岐から下りられるはるちゃんと別れて、石段を下って行くと

隠居城が築城されていたという広場に出る(笠松山の山頂標識と説明板が有る)



見晴らし最高の尾根をのんびり下って行く

野田登山口方面への道を左に分け、野々瀬下登山口へ向かう



野々瀬下登山口 車道を歩いて駐車場へ

帰り支度をされていたS山さんに教えて頂き、車道を下り川を渡ると、小さな祠に水大師が祀られていた

駐車場に帰り、下山されていたはるちゃんと四方山話に華を咲かせる

カタクリの頃にまた鋸山でお会いしましょうと、はるちゃんの車を見送る



下の登山口から車道歩き20分ほどで、野々瀬上登山口

ゲートを抜け、広くて歩き易い道を進む



植林帯の中をゆっくり高度を上げて行く

登山口から15分強で、鞍部



展望を楽しみながら、石段を上ったり下ったり 世田山に登り返して、小休止



東屋でコーヒータイム後、展望岩へ

中世の頃には、「伊予の嶮」と言われた世田山に国府を護る砦が築かれていたそうです



展望岩から、東方面を見る 赤石山系は雪雲に覆われている

お山は、雪が降ってるかもしれない

写真では分かりませんが、鈍色の燧灘の一番奥に見える煙突は四国中央市のシンボル

展望岩から引き返し、「歴史のこみち」を下ってゆく



大岩を過ぎた所で、先程立っていた展望岩を見上げる

暫く進むと、羊歯藪 (ほんの短い距離でした)



大岩の側に鎮座する石仏

アララ、危なっかしい橋! 床板が朽ち果てて心許ないが、引き返す訳にもいかず 

「橋桁の上を歩けば、大丈夫」と、無事通過



錆びついた道標から、ちょっと寄り道 

右の藪道を少し下ると、大岩の下に二体の石仏が祀られている

引き返し、奥之院への道を分け下って行くと



奥之院の長い石段の下に出る

道標から、かろうじて「修行」という字が読み取れるが・・・

道沿いに有った大岩は、修行場だったのかも?

後は、朝歩いた道をのんびり下って、賑わうお薬師さんに帰る


下山後、気になる講演会場へ



会場は満席で立ち見も出るほど(新聞報道によると1200人)

講師の方は、「聞かれたので、見たものは見たと事実を言っただけなんですが

今治で講演する事になろうとは思いもしませんでした」と

言動に誇張も無く、淡々と語る姿は誠実そのものでした

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