愛媛県美術館が所蔵する「四國霊場豫州太山寺全?」(明治三十年四月十日発行)
神社仏閣を護るように聳える三山、左から岩ヶ森(岩子山)、経ノ森(経ヶ森)、護摩ヶ森が描かれている
今日は、瀬戸の海を眺めながら、のんびり三山を散歩
太山寺
(14:05)〜(14:33)岩子山
(14:46)〜(15:00)護摩ヶ森
〜(15:10)経ヶ森
(15:22)鞍部〜(15:28)△太山寺山
〜(15:45)太山寺 (1時間40分)
四国霊場第五十二番札所 瀧雲山護持院太山寺は
天平十一年(739)、聖武天皇の勅願により僧行基が開いたとされ
平安時代には歴代天皇が十一面観音像を奉納している
鎌倉時代特有の曲線が美しい国宝・太山寺本堂は、嘉元三年(1305)に建立
本堂、大師堂にお参りしてから遊歩道に入る
道沿いに祀られた西国三十三所観音霊場に導かれ、10分ほどでコルに着く
此処は、五差路 (太山寺、高浜、経ヶ森、△太山寺、トラバース道)
経ヶ森と三角点は後から登ることにして、トラバース道を進む
五差路から10分余で、高浜から登山道が合わさる
経ヶ森、護摩ヶ森への分岐を左に見て直ぐ、トラバースから分かれ岩子山へ向かう
登っていくと大岩が出てきて、ちょっと修験のお山の雰囲気〜
岩子山山頂(181m)に祀られた岩子山蔵王堂
祠の中で、凛々しい蔵王大権現が睨みをきかしている
山頂南端は展望が開け、真下に梅津寺公園や三津の街が見える
舫っていなければ、松山市街地の奥に石鎚が見えるんだけど・・・生憎の春霞
山頂から西回りでトラバース道に下りて行く途中、展望岩から眺める伊予小富士
高浜への下山路を左に分け分岐まで引き返し、トラバース道と分かれて経ヶ森、護摩ヶ森へ向かう
経ヶ森(直進)と、護摩ヶ森の分岐道標 先ずは、右折して護摩ヶ森へ
弘法大師が護摩供を修せられたと謂われる護摩ヶ森(170m)には、お不動さんが祀られていた
道標が立つ分岐まで引き返し、ひと登りで経ヶ森(203m)
聖武天皇が金光明経と法華経の写経を埋めたと伝わる経ヶ森は、太山寺発祥霊地
大きな観音様が微笑んでいる
山頂から港が見下ろせる
経ヶ森を「松山の二〇三高地」、と見立てて訪れたのは、6年前
今日も、旅順港(松山観光港)が見えてま〜す
北条方面、高輪山系もぼんやりです
コルまで下り、三角点へ寄り道
コルから5分強で、△太山寺山(172.0m) 木々が生い茂り展望は有りません
日が傾き始めると、風が少し冷たく感じられ出した
第二十三番勝尾寺の十一面千手観音に見送られて、太山寺に戻ります
本家西国三十三所観音霊場は、今年草創1300年を迎えるそうです
道々出会った観音様たちは、心なしか誇らしげなお顔をされてたように見えました
今日は、午前中に用事が有ったので、出発が午後2時と遅かったけど
気持ちの良い日差しの中、観音様や蔵王大権現さんに会えて楽しい三山散策でした
帰路、梅津寺公園に立ち寄り、満開の梅越しに岩子山を見上げる
芳しい香りが漂い、春満開で〜す♪
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