2018年04月01日  ”伊吹島”


GPSトラックログ (カシミールソフト使用)
この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得、同院発行の数値地図50000(地図画像)、及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用
 承認番号 平18総使 第582号る


桜満開の伊吹島散策〜♪

7時50分発「ニューいぶき」に乗って、観音寺港を出港 僅か25分の船旅です

今日は生憎の春霞 

法皇山脈は勿論、四国中央市のシンボル煙突も見えません

(8:15)伊吹島港鉄砲岩波切不動尊〜北浦〜石鎚神社・民俗資料館〜(12:55)伊吹島港
                                (4時間40分)


帰りは13時30分 滞在5時間15分 時間はたっぷりあります のんびり散策しましょう

先ずは西に向け広い車道を上がってゆく 公園から真浦港を見る



鉄砲石 伊吹島は海底火山の島で、吹き出した大きな溶岩が一番高い所に鎮座したそうです

鉄砲石の奥に、島最高点二等三角点伊吹島(121.5m) 矢竹に囲まれ展望は無い



須佐之男命を祭神とする瀧宮神社 雨乞い神事の伝承が残る

川之江から飛んできた天狗が羽を休めた所といわれている「天狗岩」

「草を刈ったばっかりで滑るけど、気を付けて」と、清掃中の皆さんに見送られて下って行く

(帰りは、落葉一つなく綺麗に掃かれてました)



伊吹島屈指の桜の名所「波切不動尊」 満開です

来週4月8日(日曜日)に桜まつりが開催され、和太鼓ライブやお接待があるそうです

気温が高い日が続いているけど、もちこたえて!

参道脇の「西国三十三観音」の石仏を見ながら、波切不動尊へ下りてゆく



参道の突き当りですが、波切不動明王はいずこ?

参道から逸れ、ツワブキの間の踏み跡を下り波打ち際へ



桜と海  今日は島内一斉清掃で漁船は出ていない

 船が浮かべば絵になるんだけどなぁと、眺めていたら

 運よくプレジャーボートが忖度してくれました

向かいには、「日本が誇る桜の絶景15」に選ばれた紫雲出山が春霞に浮かんでいる

今日は相当混雑したそうです 「ライバルは、紫雲出の桜か、伊吹島」



周りの景色を楽しみながら、台地に付けられた車道を緩やかに下り、集落の中心部へ

迷路のような露地と坂道歩きが、島探索の醍醐味です



昭和45年まで使われていた「出部屋(伊吹産院)跡」 家屋は取り壊され、門構えだけが残る

 この共同産室で産後一ヶ月を過ごし、子どもは島全体で大切に育てられていた

島民の氏神様、伊吹八幡神社 秋には3台の太鼓台が奉納される



恵比寿神社越しに見る北浦港

イリコ漁最盛期の7月15日、「恵比寿祭り」が行われる

「ヨベッサン」と呼ばれる木造の恵比寿様を大漁旗で飾った魚船に乗せ周辺の島々を巡る勇壮な祭りです

波止には数人の釣り人が見える 何が釣れているんだろう、花見チヌかな?

日がな一日、の〜んびりと釣りをするのも良いなぁ

海を眺めながらおにぎり休憩し、また稜線まで登り返す



伊吹小・中学校 (平成22年に小学校が移って来て、中学校と併設)

校庭の桜が咲き誇り、新年度の始まりを待っている

全校生徒は15名だと、後から立ち寄った民俗資料館管理人の方が言われていた

チューリップも満開〜♪



学校から引き返し、民俗資料館直ぐ東の路地を入って行くと、石鎚神社

熱心に石鎚講に参加されている個人の方が建てられたそうです



引戸を開けて、中の様子を撮らせて貰いました

真ん中に石鎚蔵王大権現、両脇に石鎚大神、不動明王が祀られている



伊吹島民俗資料館(旧伊吹幼稚園)

入った所に掲示されている、1872〜1990の伊吹島世帯数・人口の推移を見ると

1950年がピークで、世帯数728、人口4325人(一世帯当たり、6.0人)だったのが

1990年には、世帯数が498、人口が1366人(一世帯当たり、2.7人)に減少

今はどのくらいかなと観音寺市のHPを見ると、平成30年4月現在、271世帯507人でした

資料館には様々な漁具や民具が展示される中、島民の信仰生活のコーナーがあり

正月の注連縄飾りに「晴れもの」として使われた「懸の魚」「懸鯛」の紹介

そして、文政三年の四国順(巡?)拝の往来手形之事(申請書)、大峯山信仰を示す寛政元年の書付

石鎚講の任先達の書付、金毘羅詣、金光山仙龍寺、世田山栴檀寺を示す書付や護摩木が展示されている



船の時間まで、まだ一時間ほどあるが、急坂を下って真浦港へ

島の名物といえばバイクと猫 バイクはたくさん走っていたけど猫は見なかったなぁ

1時30分発の船で、伊吹島を後にする

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