2018年05月12日 ”西赤石山”


GPSトラックログ (カシミールソフト使用) (ログの電源は、角石原でいれました)
この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得、同院発行の数値地図50000(地図画像)、及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用
 承認番号 平18総使 第582号る


今年はアケボノ大爆発と期待していたら、タイミングを窺ってたように寒気が下りて来た

咲き始めていた花芽が傷んでしまい、全山ピンク色とはいかないようだけど

この時期、やっぱり足は西赤石山に向かいます

今日はグランパ単独です

東平登山者P(6:15)〜(7:40)銅山越〜(9:30)西赤石山〜(10:15)兜岩(11:15)〜(12:55)
                                         (6時間40分)



登山者駐車場には7,8台 思ったより少ない 第三通洞広場を抜け橋を渡り登山道に入る

ジグザグ高度を上げ、馬の背コースを右に分け、銅山峰ヒュッテを目指す

朝の谷沿いの空気は気持ちよく、10歳くらい若返りそう 

(一人だけ若返るなんてズルイ!  グランマ)

赤茶けた岩を見ると、「銅の山」を納得



「おはようさん」 シコクカッコソウに朝の挨拶

上部鉄道発着駅(角石原)跡に建つ銅山峰ヒュッテ 赤銅色の屋根が印象的です

ヒュッテ周りのヒカゲツツジは完全に終わり、出番待ちのアカモノは蕾がいっぱい



峰地蔵が鎮座する銅山越 日浦側からの登山者と出会う場所ですが、未だ誰もいません

稜線を左へ、西赤石山を目指す 足下のツガザクラが可愛い



頂上手前まで、鮮やかなミツバツツジが目を楽しませてくれる

カラマツ林の緑が爽やかです 銅山川を挟んで平家平から大座礼山の稜線がくっきり 



林の中で、登山道沿いで、緑の中に強力なアクセントを添える

ミツバは寒気の影響が少なかったのか、元気がいい

この時期、アケボノに隠れて脇役のイメージが強いが、今日は主役を張れそうです

 

ひときわ鮮やかな桃色天使が、林の中から誘惑する 愛でる野暮な言葉は要らない

兜岩方向を覗く 斜面を一面ピンク色に変身させるマジックは迫力不足です

 

頂上が近付いて来た 緑とピンクのコラボが何とも言えません

山頂標識ポイントから西の大展望 吊り尾根越しに頭を出すのは瓶と石
 


兜岩を見下ろすと、10人ほどが寛いでいる

三角点(1625.8m)をタッチし、縦走路から東を見る 山系屈指の岩峰・前赤石山が手招く

山頂周りにはまだミツバの蕾が多い



兜岩向け急坂を下る アケボノ林の中でピンク色の万華鏡アートを楽しむ

枯れたスズタケ林の薄い道を辿り、蜜洞岩で道草

 「魔戸の滝→」の古い道標を見て、兜岩へ



兜岩のアケボノ 小柄な一本ですが、良く目立ちます

定番のビューポイント、兜岩から西面の群生を見る 今日あたりがピークかな?



串ヶ峰から物住頭稜線付近に、肉眼ではポツポツピンク色が見える

岩場北の方に足を延ばすが、ヒカゲツツジは殆ど終わり



木々が萌え出した岩場を楽しむ方々 目に青葉、一番爽やかな季節です

若葉の色も様々 浅緑、黄緑、青緑、深緑、茶緑 兜岩は緑のパラダイス

まだ時間が早いのでのんびりしていたら、仙ちゃんとばったり 今日は時計回りだそうだ

  今日の空は格別澄んでいるなぁと二人で見上げていたら、環水平アーク

何かいい事ありそうな予感がします



仙ちゃんと別れ、2,3組とすれ違いながら東平向け下る 往路に比べ距離が短い分斜度はきつい

上部鉄道跡に出て、30分弱の廃線ウォーク 裏谷と七釜谷(左写真)は谷に下りる

一本松停車場跡で小休止し、上部鉄道跡から分かれ左へ



今朝歩いた稜線を見る 仙ちゃんは、今頃あの辺りかな?

第三通洞広場に出て、車がいっぱいの駐車場に帰って来た 

西赤石山のアケボノはそれなりに楽しめた さて、ファイナル2000m稜線はどうだろう?


「綺麗な空だったぞ〜」と、満足げな顔で話すグランパに、

「ところで、ハンカチの木は?」と聞くと、すっかり忘れていたそう

まぁ、無事に帰って来ただけで良しとしましょうか

歩いた道 ホーム