2018年05月26日  ”チチ山・笹ヶ峰”


ログはイメージ図です (カシミールソフト使用)
この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得、同院発行の数値地図50000(地図画像)、及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用
 承認番号 平18総使 第582号る



初夏のお山を鮮やかに染めるツツジは、そろそろフィナーレを迎えます

感嘆符いっぱいで始まったアケボノですが

息が続かず尻すぼみ気味だったので、何となく印象が薄い

ならば、 元気の良いミツバに期待しようと、チチ山へ

あっ! コメツツジもありますね 此方は、後日ということで・・・


下津池登山口(5:45)〜(6:55)丸山荘〜モミジ谷〜(8:15)チチ山〜(9:55)笹ヶ峰(10:20)
(10:55)丸山荘〜(11:20)宿〜(11:55)登山口              (6時間10分)



道路状態が良くなった吉居林道を走り、登山口着 東北ナンバーが一台停まっている

歩き始めて1時間余りで、丸山荘  笹ヶ峰は見えてはいるが、依然として上層に雲が広がっている

山頂に着く頃には晴れるでしょうと、ベンチに腰掛けて一服

重たいほどに花を咲かせたシャクナゲ、その足元にはマイヅルソウが満開〜♪



丸山荘からモミジ谷コースへ ヒノキ林を抜けると、ぼつぼつミツバが彩りを放つ

石鉄神社跡を過ぎ、ふと谷側を覗くと、ヤマシャクヤクの大群生 ずーと下まで続いている

チチ山のコル手前で寛ぐオオイタヤメイゲツ、秋になると他に先駆けて装い目を楽しませてくれます

でもちょっとお歳かな? 足元が覚束ない状態です



コル手前で、鮮やかな紅色が迎えてくれた 周りが急に明るくなります

コルに出て、縦走路を左へ チチ山南斜面を見ながらミツバの並木道を進む

深い笹道も気になりません 気持ちはルンルン



コルを振り返る そろそろ日差しが欲しいな

チチ山南斜面は、頂上付近から谷近くまで紅色の沢が流れ落ちている



「ちち山道→」の指標に従い、縦走路と分れ尾根道へ まだたくさん蕾をつけたミツバ

笹ヶ峰を振り返り見つつ、快適な笹尾根を歩いてチチ山(1855m)



チチ山から東に延びる主稜線 南面は笹、北面は緑の森と対照的です

静かな頂上を後にし、薄い道をダイレクトに下りる 

紅色のシャワー(というよりスコール)を浴びながら縦走路を進む

こんな所を桃源郷というのでしょう 圧巻でした



周りはミツバだらけ 一人で歩くのは勿体ない

グランマーに悪いなぁ (本当にそう思とん?)

道中ずっと、大きな笹ヶ峰が、ミツバを引き立てる



蕾をつけた木、鮮やかな木、褪せ始めた木 色々ですが、今が見頃でしょう

横切った斜面を振り返る 笹や萌え出した木々の緑とミツバのコントラストが、何とも言えません



ミツバ焼けを気にしながら、ピンクのトンネルを抜け、カエデの森を通りコルに戻る

休んでいると、チチ山から単独行の方が下りて来られた 東北ナンバーの方でした

今日初めて出会う登山者です これからもみじ谷を下りて、沓掛山に登るそうだ

笹ヶ峰へ登り返し途中、頬紅で化粧したチチ山を見る



笹ヶ峰への尾根道にもミツバがあるが、チチ山に比べ小型の木が多い 環境がより厳しいのか?

歩いてきた天空の稜線を振り返る 左奥に個性派赤石山系 来年のアケボノ大爆発に期待しよう



笹ヶ峰頂上(1859.6m)で、お不動さんと蔵王権現さんに挨拶

ミツバ越に沓掛山を見る 奥に広がる西条の街や瀬戸内海は、黄砂か靄かすっきりしません



30分近く寛ぎ、石鎚を正面に見ながら、ミツバとコメツツジに囲まれた道を下り始める

丸山荘の赤屋根を真下に見ながら笹斜面を下りる 笹に元気が無いのが気になります



緑の中から鮮やかなミツバが呼び止める 寄らないわけにはいきません

ダケカンバの林で、単独登山者に会う

ブナやカエデ、シロモジなどのグリーンシャワーをたっぷり浴びながらのんびり下山

登山口に着くと、車が一台入れ替わっていた 今日、北側から登ったのは三人

ミツバがこんなに綺麗なのに、みなさんどこに行ってるの? 石鎚山?

いやいや、この静かさがチチ山、笹ヶ峰の魅力なんです

(新緑に映えるピンク色に癒されて、また、10歳くらい若返れたそうです)

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