2018年06月16日 ”東赤石山”


GPSトラックログ (カシミールソフト使用)
この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得、同院発行の数値地図50000(地図画像)、及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用
 承認番号 平18総使 第582号る




梅雨時の花といえば、タカネバラとオオヤマレンゲですが、

盛夏に岩稜を彩る花々も、そろそろ準備中かなと、久し振りの東赤石山へ


瀬場登山口(5:20)〜(6:05)一本橋〜(8:00)縦走路分岐〜(8:35)東赤石山・三角点(9:15)
(10:05)
八巻山〜(10:50)赤石山荘(11:10)〜(12:30)一本橋〜(13:15)登山口 (7時間55分)



瀬場登山口に他の車はいない 暑くなりそうなので、早めの出発です

八間滝右岸の絶壁の頭に出ると、ヤマツツジが咲き残っている

チェーン、ロープを頼って、木橋を慎重に渡る



何かが刻まれていそうな石 掘り起こしてみたいが道を傷めてはいけません

電力保線路分れすぐ先の崩落地 背の高い木が上滑りし見晴らしが良くなっている



一本燻らしてから一本橋を渡り、瀬場谷右俣直登コースへ

植林帯をジグザグ高度を上げ、小さな滝の上で渡渉 左岸を緩やかに登る

薄いガスの中に入り、幻想的だなぁと思いながら歩いていると、後ろから「とっ、とっ、とっ」と音が聞こえる

誰か追いついてきたのかなと振り返るが誰も居ない 気のせいかなと歩き始めると、また同じ歩調で聞こえてくる

振り返るがやっぱり誰も居ない 幻聴か? いや違う 

そういえば、石鎚山・女人返王子社付近でも霧の中で人の声を聞いたことがある

ここは落ち着け・・・時間をおいて・・・ザックのペットボトルの水が揺れていたんだ (バカみたい)



最後の渡渉点を過ぎると、登山道の雰囲気が一変する

急傾斜の赤い露岩帯をひたすら登る 直登コースの踏ん張りどころです

バラはバラでもモリイバラ 白色に生まれたばっかりに・・・



お待たせしました 今日のお目当てタカネバラ 周りの緑がピンクを引き立てる

露岩帯を頑張ること約1時間、やっと縦走路に出た

シライトソウ咲く縦走路を進むと、すぐ赤石越の分岐点



歩き始めて2時間半、今日初めての展望 登りが厳しかった分感動も大きい

分岐点のタカネバラ 此処は、まだたくさん蕾を付けている

足元にはキバナノコマノツメ 横ですらっと伸びているのは、ランみたいですが・・・?

多分、咲いていても名前は分かりません



爽やかな風が吹き抜ける赤石越 北側を覗いてみたが登山道は薄い

緑に包まれた八巻山方面を振り返る 左奥の吊り尾根から石鎚山がこちらを覗いている



静かな東赤石山頂上 北側は雲海と真っ青な空 梅雨時としては珍しい天気です

薄暗い林床でひっそりと咲くゴゼンタチバナ 花名は白山の最高峰「御前峰」に由来する

 

三角点から峨蔵山系を眺める 赤星山は雲の中 仙ちゃんが唯黙々と歩いていたそうです

コケモモ〜♪  葉っぱは見てたけど、花が咲いているのは初めてです

グランマーからの極秘ミッション、ゴゼンタチバナとコケモモ、カメラにバッチリ収めました

 

赤い岩稜に桃色の天使が舞い降りる 高嶺に咲いてこそのタカネバラです

岩陰、岩の割れ目、いたるところで、シコクギボウシが夏を待っている

 

コメツツジが咲き出すのは、7月の声を聞いてからかな?(気の早いのもあったかも)

出会いの場・八巻山ですが、まだ時間も早いので(10時)登山者の姿は見えません

 

東赤石山を振り返る 北側のスロープが綺麗です 左肩奥に剣山系が雲間に見え隠れする

八巻山で小休止し、雲上の稜線を西に進むと岩峰群が迫ってくる

 

赤石山荘を見下ろすシコクギボウシ 開花カウントダウン態勢です

赤い庇の下に慎ましく咲く、仲良しユキワリソウとキバナノコマノツメ

 

オカメさんが待つ鞍部に下りてきて、北側を見ると雲海ショーも最終章

八巻山を振り返り見ながら、ルートを外さないよう赤石山荘向け下る

 

窮屈な場所に根を張るタカネバラ こんな環境で咲く花々の生きる力に感動

山荘すぐ手前の合流点でバッタリ出会ったのは、なんとオカシンさん!

約束してても、こんなにぴったり会うのは難しい

暫し遠征の話など訊き、二人でオオヤマレンゲ鑑賞

蕾あり、ドライフラワーのようなのもあり、いろいろです

オカシンさんは八巻山へ「行ってみよう」、こちらはもう下るだけ またどこかで会いましょう

 

ロックガーデンを抜け、瀬場谷コースへ 何組かの登山者にすれ違う

樹林帯に入り、赤茶けたスズタケに囲まれた岩屑の道を下る



補強された橋(二本橋)を渡る 両コースとも危なっかしい橋がたくさんありました

せせらぎを聞きながらひたすら下り、一本橋で休憩 イトトンボが撮ってくれとアピールする

久し振りにいい汗かき、心地良い疲れと共に、登山口に下りて来た

東赤石山・八巻山登山は体力度のバロメーター

花々に先導されながら、雲上の稜線を元気に散歩する体力は維持したい


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