2018年06月24日  ”剣 山”


GPSトラックログ (カシミールソフト使用)
この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得、同院発行の数値地図50000(地図画像)、及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用
 承認番号 平18総使 第582号る



剣山のフガクスズムシソウも、そろそろかな?

日曜日の天気予報が良くなったので、見に行こうと思っていたら

ストーンリバーさん、トンちゃん、つるぎの乙女さんたちが

前日、剣山花散策で出合った花々を掲示板に貼って下さった

咲いてる〜♪

(7:57)〜(9:02西島〜(10:05)追分分岐・大カツラ(10:35)〜(11:13)一ノ森ヒユッテ(11:43)
(12:40)剣山(12:53)〜(13:34)西島〜(14:47)P                  (6時間50分)



「昼前から晴れる」という予報に期待し、ガスに包まれて出発です

リフト下のトンネルを抜けた分岐を右へ 距離はやや長いが、ゆっくりブナ林を楽しめます

祖谷川源流の谷 この細い流れが、秘境に降った雨を集めながら逞しく成長する



 乳白色の世界をのんびり楽しんでいると、パラパラ雨が降り出した

こんなんじゃ何も見えんわと思っていたら、何やら目に飛び込んで来た?

まぁ、フガクスズムシソウ!(こんな状況で、良く見つけられたもんです)

右写真は、下山時に写しました



雨も止み西島で休んでいると、丁度登って来られたてんきちさんとバッタリ

「お久し振りです」と話が弾んでいるところに、ご夫妻が・・・ 

一瞬でピピッと、「土佐のカッパさん!隊長さん!やっとお会い出来ました〜♪」

感激の握手、握手の後、みんなで尾根道を進む

刀掛ノ松で衣服調節して、行場(一ノ森へのトラバース道)へ向かいます



分岐を直進、左に下りても二本の道は両剣神社で合流する

先程までのファミリーな尾根道から一変、行者姿が似合う道になる

ガスがたち込め、深山幽谷の趣きを際立たせる行場に一点の彩り 滴が重そうなヒメフウロ



ガレ谷を急下降し両剣神社 トラバース道をゆっくり高度を上げ、一ノ森へ

西島からずーと、テンニンソウ(天人草)の群生が続いている

花言葉は「美麗」ですが、これだけあるのにテンニンソウを見に行くという話はあまり聞かない

花に可憐さが無いのか、たくさんあり過ぎるのか、(勝手な言い方ですが)損な花です



「日本一の清流」(美馬市HP)穴吹川の源流 雨後なので、流れに勢いがある

架け替えられた橋を渡る いつもながら、登山道の整備には頭が下がります

追分分岐でカッパさんたちと一旦お別れして、寄り道します



バイケイソウ、テンニンソウ、シコクブシ、カニコウモリが大群生する緑の道をゆるやかに下る

分岐から6分、そこはまるで太古の時代から時が止まったままのロストワールド

株立ちした大カツラ3株の周りで暫し撮影タイム 静寂の世界に溜息だけが流れます



倒れた大枝に着生する○○コケと、××タケ 名前は分かりません

日本にはコケ、キノコは何種あるか分からないくらい多いそうです

このキノコ、何だかシイノトモシビタケみたいですが、違いますよねぇ



分岐まで引き返し少し進むと、今日の目的の一つオオヤマレンゲ 蕾もあるし、まだ楽しめそうです

何度見ても不思議な植物、ギンリョウソウ ユウレイタケと呼ばれるのもなんとなく頷ける
 


予報通り青空が広がって来た 殉難碑の建つ鞍部に出て、まずは一ノ森ヒュッテへ

笹原で一ノ森のシンボル、白骨樹のオブジェが歓迎してくれる

 

青屋根が青空に溶け込むヒュッテ前で、多くの登山者が寛いでいる

先行して剣山へ向かわれるカッパさん、隊長さんを見送って、軽く食事

(スフレとトマトなので、食事と言えるほどのものでもありませんが)

一ノ森から東に延びる稜線の先に天神丸や高城山



一ノ森三角点(1879.6m)付近から、一ノ森頂上(右)と剣山

頂上を踏み、雄大な太郎次郎兄弟峰を眺めながら剣山へ向かう



木屋平方面を見る 鹿の食害で痛々しいダケカンバ林

平家の馬場に設置された木道を、爽やかな風に吹かれて頂上へ



頂上近くのベンチで休憩中、多くの登山者が入れ替わる やっぱりメジャーな山ですね

右写真は、カッパさんにいただきました



重い腰を上げ、カッパさんたちに続き二度見展望所に向け下る

足元のマイズルソウが可愛い



シコクシラベ林の奥で次郎笈が呼んでいる どこから見ても絵になる麗峰です

石灰岩の巨大なモニュメント、大剣神社の御塔石を見上げながら遊歩道を行く



谷筋で輝く、カナリア軍団ヒメレンゲ  サムライブルー、頑張れ!

大剱神社への分岐を分け直進すると、崩落個所はきれいに修復されていました



西島を過ぎ、再び祖谷川源流コースへ

苔生すブナの古木を見上げると、日差しを浴びたフガクスズムシソウ

あっ! ここにも!  時間が経つのも忘れて遊んでいるうちに

結局、カッパさんたちより40分余りも遅くなって、やっと見ノ越に下山

ご挨拶も出来ずに、済みませんでした


てんきちさん、カッパさん、隊長さん 今日は、ありがとうございました

またどこかでお会い出来るのを楽しみにしています

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