2018年07月21日 ”三鈷峰”


GPSトラックログ (カシミールソフト使用)
この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得、同院発行の数値地図50000(地図画像)、及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用
 承認番号 平18総使 第582号る
主稜線、砂スベリは手書きです


連日、「命を守ってください」と注意喚起されるほどの危険な暑さが続いている

そんな中、山友のギッチャンに気になるユートピア情報をいただいた

瑠璃色とピンク色のコラボが見たい!


南光河原駐車場(6:20)〜(6:40)大神山神社奥宮〜(7:15)下宝珠越(7:25)〜(8:30)上宝珠越(8:40)〜(9:15)三鈷峰(9:40)
(10:10)象ヶ鼻(10:40)〜(11:20)上宝珠越〜(12:15)大堰堤(12:30)〜(13:10)南光河原駐車場     (6時間50分)



大山橋から見上げる伯耆大山には雲一つ無く、暑くなりそう

せめて日差しが強くならないうちに下山したい

  一日花、夏椿が迎えてくれる大神山神社奥宮に参拝

奥宮右奥から登山口に入り、直ぐの分岐を左折 朝の空気が爽やかです



木の根が這う急坂を 汗びっしょりになって頑張り、下宝珠越に飛び出す

此処から暫くは、ブナが林立する宝珠尾根  風も有り、快適、快適〜

中宝珠越手前、1242mp付近で剣ヶ峰への主稜線を見る



ミヤマクワガタの仲良し夫婦 夫唱婦随かな?

剣谷側をトラバースし、再び尾根に乗れば、北壁全貌が現れる

尾根を進み、ロープ場を頑張り、ガレ尾根を過ぎると、上宝珠越



上宝珠越で小休止後、剣谷源頭部をトラバース

谷から吹き上がって来る涼しい風が心地良い

ダイセンオトギリの黄色い声援に励まされ、標柱の立つ稜線へ出る

先ずは、三鈷峰へ向かう



シシウド(エゾノヨロイグサかも?)越しに弓ヶ浜がクッキリ

手前の小ピークから、崩壊が進む三鈷峰を見る

中間どころの草付きが崩れたら、山頂を踏むのは難しくなりそうです



何時の間にか夏雲が湧き、北壁を隠し始めた

大きなケルンが積まれた三鈷峰山頂(1516m)

「避難小屋を入れてください」と、若い方にシャッターを頼まれた うまく撮れたかな?

(ヤマップを見ていたら、グランパが撮った写真が・・・後姿が格好良く決まってました!)



のんびり寛いだ後、頂上直下のガレ場を慎重に下りる

グランパ そんな所で何を撮ってるの?


 
シモツケソウと振子山

ユートピアを彩る花々の代表格はシモツケソウだと思う 華やかなピンク色に暫し暑さを忘れます

赤トンボが舞う登山道で、存在をアピールするコオニユリ 



ギボウシは終わりかけ、ちょっと元気が無い

背伸びするシモツケソウ越しに、緑濃い親指ピークを見下ろす



ピンク色と瑠璃色のコラボが斜面を埋め尽くし、圧巻です

象ヶ鼻への途中、フェミニンなピンク色が呼び止める 伯耆大山で咲いても、名前はシコクフウロ



象ヶ鼻(1550m)から見下ろす、振子山、振子沢

野田ヶ山から大休峠を経て連なる矢筈ヶ山、甲山は雲に隠れてしまいそう

少し先の1636m独標あたりまで行ってみようと、主稜線を進む



振子沢を埋め尽くすオオバギボウシも、見頃は過ぎたかな?

夏雲が元谷側から湧いてきて、象ヶ鼻の上で消えてゆく



烏ヶ山を眺めながらカラマツソウと遊んでいたら、日差しが突き刺さる

ジリジリと暑くなって来て、身体に熱が籠って来た

グランパはもう少し先へ行きたそうだけど、こんなところで熱中症にでもなったら大変!

「引き返そうや」



 避難小屋の周囲は、日陰を求める人でいっぱい

急いで標柱の立つ分岐まで下り、トラバース道に逃げ込みました



夏姿の北壁を背に、シシウドが勇ましい

上宝珠越から上宝珠沢(砂スベリ)へ ロープを頼り、滑り口に立つ



荒々しい上宝珠沢を見下ろすシモツケソウ 「気をつけて」と桃色の声援が飛ぶ

砂スベリならぬ砂利スベリですが、まぁまぁ気持ちよく流れます



何処が道やら?適当に下りて行く 大屏風岩に見送られて、やっと安全地帯へ

「暑い、しんどい」と、途中で何度も水分補給しながら砂礫の道を下って行く

今日は、大堰堤に着くのが何時もより長く感じました


9日より2週間、休み無しに続く猛暑で暑さが蓄積されている

大暑の23日は、全国4地点で40℃超を記録し、熊谷では41.1℃と5年振りに国内最高気温を更新

暑さもこれからが本番ですが、こんな状態が一月も続いたらどうしましょう

お天道様もそんなに頑張らないで、夏休みを取ってください

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