四国霊場六十五番札所三角寺から雲辺寺に向かう遍路道18.1kmのうち
三好市池田町佐野から県境までの2.16kmは、道標や丁石、
遍路の墓が残る昔ながらの景観が保たれ、国史跡に指定されている
今日は、先週の国史跡「三角寺奥之院道」に続き、「雲辺寺道」を歩いてみます
(注 公的なHPでは国史跡の区間がいまいち分かりませんので、私的HPより引用)
P
(7:50)〜(7:55)林・和田集会所
〜(9:00)車道
〜(9:55)雲辺寺
〜(10:15)山頂
(10:25)
(11:25)車道分レ
(11:35)〜(12:15)P (4時間25分)
佐野郵便局付近に車を停めようと探すが、適当な場所が無い
登山口となる林・和田集会所前を過ぎ、徳島道を潜り側道(?)の路肩に停めスタート
一旦、登山口まで下り、道標に従い、雲辺寺遍路道に入って行く (右写真は集会所から振り返る)
生活の匂いを感じながら急坂を登り、車道を2度横切る
手を合わせたくなるような四十七丁石
何かを語りかけてきそうな石仏が、雲の上の霊場に遍路を導く
徳島道を見下ろす そんなに急いでどこ行くの? たまには、のんびり歩きましょうや
100kmで、人・物を運ぶ道のすぐ傍に、100年以上時の流れが止まった祈りを運ぶ道がある
四十丁石 雰囲気のいい遍路道が続く (ほかにも丁石あります)
満開の山桜とお遍路さんを想像してみました 四国の原風景ですねぇ
道が緩やかになり、前方が開けると、県境尾根を走る車道に出る(右から上がって来た)
正面に見える雲辺寺山までは、ほとんど車道歩き(2.5km)です
石仏や山桜の古木を見ながら、涅槃の境地目指し、緩やかに車道を登ってゆく
井ノ久保からの車道に出会う 車遍路さんが数台上がってゆく
すぐ遍路道に入り、車道を2度カットして雲辺寺に向かう
七丁と八丁が仲良く並ぶ 車道が拓かれた時に移されたのか?
散り際の紅葉を見ながら進むと、参道の一角に石を配した庭園風の広場がある
何年か前までは、この場所に風格漂う山門が有り
一礼して潜れば、その荘厳な雰囲気に気が引き締まっていたんだけど・・・
傷んで危なくなったのかもしれませんが、ちょっと残念です
第六十六番札所 巨鼇山千手院雲辺寺 本堂(本尊千手観音坐像)と大師堂
四国内の僧侶たちの学問・修行の場として栄え、「四国坊」「四国高野」と呼ばれているそうです
山門前の紅い海 四国最高所の霊場は冬の気配が漂っている
大師乳銀杏や五百羅漢を見て、次の札所大興寺へと下りる遍路道と分かれ、山頂に向かう
仏法の守護神、巨大な毘沙門天像が立つ雲辺寺山山頂(927m)
スノーパーク雲辺寺はオープンに向け造雪中 北西風に乗って氷の粉が飛んできて寒い
稜線につけられた車道を南へ進み、一瞬ですが登山モードに切り替える
電波塔から少し右に入ると、雑木林の中に△蛇の谷(916.22m)
もう蛇の心配はないと思いますが、三角点にタッチして早う戻ろ
参拝者第一駐車場下に出て、車道を下る
車道分レ少し西にある△佐馬地(680.55m)を探したが、見つからず(ログを見れば、三角点を踏んでいます?)
南に、ずんぐり国見山と、とんがり中津山 祖谷の入り口に聳える対照的な名山です
下りは早い ドンドン下っていたら、外国人のお遍路さん一組とすれ違い
お互い道を譲り合って、ニッコリ 「プリーズ」 元気よく登って行かれました
青い目の人を見たら丁石地蔵は何を思うのか? そんなことを考えたりしてる間に駐車地点着
帰途、国道を歩く多くのお遍路さんとすれ違う 中には、白装束の外国人の姿も
「お四国さん」は、もうすでに世界の「OSIKOKUSAN」を実感します
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