2018年12月08日  ”大堂海岸・柏島”


GPSトラックログ (カシミールソフト使用)
この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得、同院発行の数値地図50000(地図画像)、及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用
 承認番号 平18総使 第582号る


山友、ギッチャンが紹介されていた大堂海岸・柏島の景色に感動したのは夏の事

 やっと、観音岩を訪ねることが出来ました〜

予定では、大堂山展望台に車を停め「四国のみち」を歩いて柏島へ

島内散策後、新鮮な漁師料理をいただいてと、ワクワクしながら出かけたのですが・・・



旧道入口の案内板



国道321から県道43に入る 旧道を走って展望を楽しみたいと、大堂トンネル手前で右に入る

狭い道を500mほど走ると、あらら、土砂で道が塞がれている!

 入口に通行止めの看板は無かったけど・・・バックするのに気を遣いました



県道43に戻り大堂トンネルを抜けて、柏島トンネル手前を右へ、

再びあらら! 大堂山展望台への道も通行止です

仕方が有りません 観音岩登り口から大堂山展望台ピストンに予定変更

車を走らす途中、一切峠休憩所から暗い海に浮かぶ柏島を眺める 



9時20分 観音岩登り口に車を停め歩き出すが、気温が低く、風も強くて寒い

断崖に屹立する観音岩 観音菩薩のお姿に、思わず手を合わせたくなりました



ウバメガシの遊歩道を上がって行く

「お万の滝」 島守に恋した盲目の美女・お万が、この岩から120m下の海に身を投げたという悲話が伝わる



宿毛湾に突き出た大月半島 ダイナミックな海蝕崖が続き、絶景です

お万の滝の頭付近から絶壁を覗き込めば、人気磯モトバエに釣り人発見 寒グレ狙いかな?



帽子を吹き飛ばす強風に、軟弱夫婦は戦意喪失

大堂山展望台ピストンを取り止め、観音さんに菊を手向けて西の展望所へ向かいます

遥か昔、中泊へよく通ったグランパが懐かしそうに地磯を眺めている



西の展望所から、先ほど歩いた遊歩道を眺める

手摺は有るけど、結構危なげなところに遊歩道が付けられています

ウバメガシから頭を出しているのは観音さん 大海原を見つめ海人たちの安全を祈っている



正面の高山(△126.72m  点名 大堂山)も予定にいれていたんですが、もう気持ちは失せています

西に延びる尾根を見る 鞍部から奥に薄い道がありました(すぐ消えるかも)

10時30分 観音岩登り口に戻り、柏島まで車で移動



 野中兼山が、集落を風波から護るため南、東、北の三面(長さ654m)に築いた「石堤」
 
兼山が八丈島から移植したという、樹齢300年稲荷神社の「アコウの木」



ここは風の通り道 大月半島と柏島の間の狭い水道めがけて北西風が集まってくる

まぁ、この寒いのにウィンドサーフィン!

強い風を受けて、あっと言う間に対岸近くへ行ってしまいました

赤灯台でカメラを構えていたら、波飛沫が「バシャーン」



柏島漁協から、大堂山展望台を眺める 結構遠いなぁ

「魚ごころ」がある漁港へ戻り、食事の前に海岸を散策します

外海はサファイヤブルー  向こうに聳える山が、この後登る予定の大黒山



内海は、透き通ったエメラルドグリーン 波が無ければ、船が宙に浮いているように見えるとか

楽しみにしていた漁師料理「魚ごころ」 の食事は絶品!

プリプリのお刺身、鯛カマの塩焼き、鯛の煮つけ、鯛のすり身とキャベツを揚げたサクふわキャベ天

目の前の海で獲れた新鮮な鯛を、美味しくいただきました

朝ドラの大事な局面は見られなかったけど、「まんぷく」「 まんぷく」でした



さぁ、ちょっと重たいお腹を抱えてお山に登ります

防災活動センターとなっている、柏島小学校跡が大黒山登山口

ヘリポートのある広場の隅に車を停め、白波打ち寄せる北海岸を見下ろす

よさこい節に唄われた、お馬さんに簪を買った僧・慶禅和尚の墓がある護念寺が見える



しばらくは、石畳の道 女竹や樹木に囲まれ展望はありません

道の傍らに、17年間柏島の守護を勤めた山内隼人・采女の説明板と墓碑

説明板に拠ると、山内隼人は初代宿毛領主だった氏可(うじよし 一豊の甥)の二男で柏島1000石の守護

父隼人の跡を継いだ采女は、水主伊平の妻たつと今で言う不倫が発覚、たつを殺め自身も浜辺で自害する

寛文7年(1667)、采女18歳の悲恋です 

死後も罪は解かれず、墓にかけられた縄が除かれたのは嘉永2年(1849)という



鞍部に出て右へ 頂上に灯台が有るからか、道は思ったよりよく整備されています

運輸省と書かれた標石の後に白い灯台が立ち、初点昭和21年11月22日との銘板がある



灯台から右へ10mほど入った所が、 大黒山頂上(△144.66m 点名 柏島)

山頂は木々に囲まれ展望は無い、三角点にタッチし引き返す

登山とも言えない往復30分の山歩きでした

想像以上の強風に負けて予定は大幅変更、一筆書きのログとはならなかったけど

南国の雄大な景色に魅せられて柏島を後にしました

 

帰路の楽しみは道の駅巡りですが、その前に気になっていた所へ

時季にはよくマスコミに登場する大月町長沢の白い山桜「幻のアシズリヤマザクラ」

「ふれあいパーク大月」でいただいた地図を頼りに車を走らすと

「月光桜」は、抜群のロケーションに立っていました 咲いたら見事でしょうねぇ

「それじゃ、咲かせてみせましょう」 俄か花咲婆さんが灰をひと振りすると、満開〜♬

見所いっぱい、美味しいものいっぱいの幡多路、また訪れたいです

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