こんぴらさんが近付くと、竹林が目立つが
かぐや姫に出会えるかもと、「タケノコ山のみち」が紹介されている
そういえば、昨日は満月 光り輝くタケノコを捜しに行ってみよう
「今は昔 竹取の翁というものありけり」 いざ!
讃岐財田駅
(9:00)〜(9:45)黒川バス停
〜(10:45)竹ノ尾越
〜(11:00)竜王展望休憩所
(11:05)〜(11:25)竜王山
(11:40)竹ノ尾越
〜(12:40)牛屋口
〜八景山
〜(13:05)愛宕山
〜(13:35)参道
〜(13:50)琴平駅 (4時間50分)
四国のみち「タケノコ山のみち」は、讃岐財田駅から金刀比羅宮石段まで9.9km
この道は、こんぴらさんと阿波の箸蔵寺とを結ぶ「はしくらみち・箸蔵街道」の北半分と重なります
「香川の保存木・タブノキ」に見送られ、スタート
車道を東へ3分歩き、踏切手前で「四国のみち」道標に従い左の歩道に入る
畦道のような所を通ったり、轟ノ滝案内板など見ながら下って来ると、木熊野神社の社叢が見えて来た
左ずっと奥で、竜王山が朝日に輝いている
木熊野神社 タブノキやクスノキが茂る鎮守の森は、県の自然記念物に指定
早速竹林が現れましたが、来年の干支、イノシシの遊んだ跡もいっぱいでした
これじゃ、かぐや姫には出会えそうにありません
「やまわきはし」から土讃線黒川駅方面を見る
橋を渡り坂道を登っていると、後から声が聞こえる 「四国のみち、だろ? こっちじゃ」
車道脇の標識を見落としていました 「有り難うございます」
山裾を通り車道に出ると、まもなく国道32号 チェックポイントの黒川バス停がある
黒川集落を抜け、長閑な田園風景を楽しみながら昼丹波地区へ
道端に鳥居があれば覗いて見たくなる 急な階段を上がれば、比留田神社
まだ冬になりきれない里山 紅葉を写す溜池では、鳥が優雅に遊ぶ
太陽を背中に受けながら、ゆっくり高度を上げる
上着を脱いでも全然寒くない これからは里山歩きの季節ですね
車道が終わり、両脇の山裾が合わさった所が遊歩道入口
竹林の中に天下(あまくだり)龍神 雨乞いの為、明治中期に祀られた龍神様だそうです
遊歩道に入って8分で竹ノ尾越 風がひんやりとして、気持ち良い
こんぴらさんへは峠を下りますが、寄り道し右竜王展望休憩所へ
竹ノ尾越から5分進んだコルにある道標 この後、緩やかに下ってゆく
(竜王山からここに下りて来て気付いたが、道標背後の木に赤テープが有る)
右から樅ノ木峠からの道を合わせ、左の展望休憩所への道に入る
東屋や樅ノ木峠説明板が立つ、竜王展望休憩所
「四国のみち」の案内図には、「讃岐平野や瀬戸内海を見下ろす芝生広場」と写真が載っていますが
周囲の木々が大きくなって、全然展望がありません
ガックリ (案内図の写真は、一体何年前に撮ったんだろう)
でも、桜の大木は見事です 花見の時期は賑わうのかもしれません
先程の合流点まで引き返し、頂上への尾根道に入る (手前の尾根にも薄っすら踏み跡がありました)
取付きはまずまずだったが、羊歯に覆われて歩き難くなる
頂上手前の急坂途中で、青山連山を一望 唯一の展望場でした
竜王山(△421.59m) 頂上に祠があったように思うけど・・・
なにせ登ったのは15年以上も前の事です どこかの山と混同しているかも?
(竹ノ尾越を挟んだ西の立石山(433m)に竜王社が祀られているそうです)
下山は、山頂から少し下った所で右へ
元気な羊歯を払い、道を探しながら下りてゆく
コルの道標に出て、竹ノ尾越まで戻り、佐文(さぶみ)へ
ミズナラの落葉に覆われたふかふかの道を下る
歩き始めて3時間、やっと象頭山が見えました〜♪ どっしりとした大きな山です
祭事でも行われていそうなモニュメント傍を下る 突き当りに見える森が加茂神社
2年に1度、国の重要無形民俗文化財「綾子踊」が奉納される
今年9月2日、「綾子踊」で賑わう佐文地区を訪ねた時の写真を見ていたら
今夏の厳しかった暑さを思い出します
迎春準備に忙しい境内を抜け、国道377号を横切り牛屋口へ
伊予、土佐、西阿波や西讃からの参拝者で賑わった牛屋口
「左 いよ道 右 にを道」と刻まれた舟形地蔵を見て、立派な鳥居を潜る
あれっ? こんな所に龍馬さん! まさか脱藩じゃないですよね?
車道から分かれ、原生林に覆われた八景山を目指す
ヤマモモの古木が目立つ尾根を進む 雑木が少ないので歩き易い
「八景山遺蹟」 遺構あるいは遺物、何なんでしょう?
愛宕山は直ぐ向かいなんですが、一旦大きく下る
こんぴらさんで、こんな山歩きをすることになろうとは!
鞍部からの登り返し 短いけど、今日一番のしんどい坂でした
頂上手前の岩場から、ずんぐり八景山と左奥に尖がりピークの竜王山
鳥居や石祠のある愛宕山(232m) 傍に「愛宕山遺蹟」の石碑が立つ
しっかりした道を、琴平公園方向へ下りてゆく
途中、道を少し逸れたところに「東風ア遺蹟(こちさきいせき)」
四国開発の先覚者・大久保ェ之丞銅像
明治期に瀬戸大橋構想を抱いていたという士大夫は、見上げんばかりの大きな人でした
琴平公園展望台にある、三角点(点名愛宕山152.76m)
展望台から象頭山、琴平町街と讃岐富士(飯野山) 穏やかです
今日は本宮までと思っていたが、もうこの景色見ただけでよかろうかい(もう古い)
四国のみち「タケノコ山のみち」起点の標柱を見て、参道に出る
楽しみにしていた中野うどんは、時間も無いのでパス
大宮橋を渡り、重要有形民俗文化財指定の高燈籠(1860年、高さ28m)を見ながら琴平駅へ
14:13発の列車で讃岐財田駅に帰って来た
チェックポイントを捜しながらスタンプラリー感覚で歩く「四国のみち」
こんぴらさんの山もアレンジして、とても楽しい「タケノコ山のみち」になりました
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