2018年12月29日 ”立石山”


GPSトラックログ (カシミールソフト使用)
この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得、同院発行の数値地図50000(地図画像)、及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用
 承認番号 平18総使 第582号る


先週、「タケノコ山のみち」を歩いた時、竹ノ尾越を挟んで竜王山と反対側の立石山は計画しなかったが

むらくもさんの山行記を見せて頂いたら、竜王社が祀られた展望の山だとか

今まで竜王山だと思い見上げていた山は、ひょっとしたら立石山だったのかもしれない

気になることは、今年の内に片付けましょう


立石山駐車場(9:35)〜(9:45)山道〜(9:55)竜王社(10:00)〜(10:20)展望所(10:25)
(10:30)
立石山(10:40)〜(10:45)展望所〜(11:05)別所登山口   (1時間30分)



立石山駐車場に設置されている案内図 時計回りに周回します



イメージ図をしっかり頭に入れ、立石側登山口向け車道を下る

右折しコンクリート道に入ると、「神田社会福祉協議会 南立石登山推進委員会」の案内板があり

 「立石山の登山にきてくれてありがとう 頂上まで登ると素晴らしい景色がみわたせます

展望所まで900m みなさん気を付けて、がんばってください」と、応援メッセージ

素敵な青空の下、暫くコンクリート道を進む



振り返れば三豊平野 七宝連山や菩提山、愛媛県境の山々

コンクリート道と分かれ右の広い地道へ 突き当りを折れ、山道に入る



入口に「展望所へ600m」の道標がある

ロープが設置された竹林の急坂 先週に続き「タケノコ山のみち」歩きです



あれっ? こんなところに厠所

露岩が目立ち、「竜王社あと50m」の道標を過ぎると、奥にご神体のような巨石が見える

落葉に埋もれそうな 鳥居の笠石、積まれた古い屋根瓦が境内の雰囲気を残す

 

滝山竜王社(跡)と、立石山の名前の由来となった巨石

「ここには建物や立派な鳥居がありましたが、明治末期に十二社神社に合祀され

さらに大正初期に三ノ宮神社の竜王社新築のおり分祀されたようです」との説明板がある

この場所で、雨乞い神事が行われていたのかもしれない

巨石の間を余裕ですり抜け、展望所を目指す

冬枯れの登山道にわずかな彩を添えるヤブツバキ (やらせ、見え見えです)

 

案内板に急坂と書かれていたけど、本当に見上げるような急坂が続く

転がったら、途中では止まれないでしょう お助けロープが有り難い

急坂途中で北の展望が開け、西讃五岳の三山(我拝師山、中山、火上山)、遠く讃岐富士や青山連山がクッキリ

大きな象頭山から流れ落ちる尾根の先に、小さな八景山、愛宕山が可愛い

 

立石山展望所(滝山420m) 西に大展望が広がる

観音寺市街地や四国中央市の煙突(頭だけ)、赤石山系や四国山地の山々

国道377号から見える尖がりピークはここだったんだと納得

のんびり景色を楽しみたいが、北西風がまともに当って寒い

 東にある立石山に向かう

 

「竜王山→」の指標に従い鞍部に下ってゆく

ちょっとした藪を過ぎ、防火帯のような広い道を登り返す



立石山山頂(433m) 木々が煩くて展望は無い

頂上から少し北側に石積(の様に見えます)が残っている 何があったんだろう?

竜王山への縦走路を覗いてみたが、木々に覆われうっと暗い

竹ノ尾越を挟んだ東の竜王山には三角点があるが、標高はこちらが10mほど高い

竜王社が祀られていた山だし、竜王山の名に相応しいと思いますが・・・ひとり言です



展望所まで引き返し、左別所側登山口向け急坂を下ってゆく

乾いたクヌギの落葉はよく滑る 低山なれど讃岐の里山は侮れません



姿の良い山は、登りも下りもしんどいです

登山口から展望所まで(600m)の半分はロープ場? そんな感じでした

「展望所へ400mの指標」を過ぎると竹林になり、間もなく車道が見えた



別所側登山口 登山道を整備されている方々に感謝です

3分ほど車道を歩くと竹林の奥に立石山展望所が見え、駐車場に帰って来た

僅か1時間半ですが、楽しさがコンパクトに詰まった山でした

ふと湧いて来た謎も解けたし、これですっきり新年を迎えられます


今年一年、山行記を見て下さり有難うございました

来る亥年も佳い年でありますように!


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