’18 四国中央市のさくら

 今年の桜は気が早い

3月15日、全国に先駆けて高知城の桜が開花宣言したと思ったら

早々と19日には満開になったそうだ  

我が家の桜も、25日に開花宣言〜♪



3月28日 三島公園のソメイヨシノ

「花は桜木 人は武士」といわれるように、武士道と桜は古来日本の心の象徴でした

はかないものを美しいとする日本人の美意識が、桜を特別な花とする所以でしょう

「『凛と生きる』厳しくも暖かい祖母の言葉は、人生の滋味に溢れている」と帯に書かれた

  〜武士の娘だった祖母の言葉五十五〜「女子の武士道」(石川真理子著 致知出版)から

心に留った文を抜粋しながら、我が町の桜を楽しんでみたいと思います



3月30日  川之江城(通称 仏殿城)のソメイヨシノ

「祖母が私に教えた『人としての心得』『女性としてのありかた』が、まさに武士道であったこと

武家の娘の矜持そのものであったことを知ったのは、二十代も半ばになってからのことでした

祖母が逆境を生き抜くことができたのは、いかなる艱難辛苦にも平常心で臨むという

勇猛果敢な武士道が芯にあったからにほかなりません」



3月30日  戸川公園

『及ばずながらも進めるだけ進むことこそが大切なのです

無理だとあきらめてしまっては、一歩たりとも前に進むことなどできません

たとえ目指すゴールにたどり着けなかったとしても、力を尽くしたこと事態が大切なのです

一度きりの人生です。沸き上がる不安に打ち勝って、最善を尽くしたいものです』



4月2日 弥八山のヤマザクラ

克己の理想とは、常に心を平静に保つことである

ここぞという時に限って、なぜか肩に力が入ってしまう私に祖母は言う

『ほらほら肩の力を抜きなされ、そうしないと覚悟が据えられませんよ。丹田で息を吸って、吐いて、

ほら覚悟が降りてきて腹に座りましたでしょうに。そのような平気な心持でおるのですよ』



4月2日 弥八山のヤマザクラ

『雲に乗ったつもりでじたばた生きる自分を見てごらん。滑稽で可笑しくなるから』



4月3日 豊岡大池のソメイヨシノ

 「幼い頃、何かいたずらをしたくなったとき、たとえ両親が見ていなくてもお天道様が見ているのだと

私はすぐに思い出して懼れました。だから悪いことをしたら、必ずばちがあたるのだと。

昔の日本人はお天道様に申し訳が立たないようなことはしてはいけないと、ごく自然に思っていました」



4月3日 寒川町、石戸八幡神社のシダレザクラ

何が有ろうと自分の道をまっとうする

『命を長らえるのに食べ物や着る物、住む家は必要だけれども、人間が生きていくために

持たねばならないのは希望ですよ。必ず良くなると、ひたすら信じる心を失のうてはなりませぬ』



4月8日 翠波高原のヤマザクラ

『幼いころから強くならねばならぬといわれて育ちましたけど、本当に強い人間というのは

穏やかなものだと、だんだんわかっていきました。乗り越えねばならぬことはたくさんありましたが

それがかえって私を強うしたのです。そのうち何が起ころうとも心に波風がたたなくなりました。

強いということは、穏やかなことなのだと私にもようやっとわかりましたよ』

しき嶋のやまとごころを人とはば朝日ににほふ山ざくら花 本居宣長



4月10日 新宮市仲 馬場のエドヒガン

「真に美しいものは、強さを秘めているものです。そして女性の強さとは

何事も受け入れる柔軟さと、それでもなお自分を失わない信念と覚悟であろうかと思います

『本物の人生とは何か』、それは『魂が生き続ける人生』である

では、どうすれば魂が生き続ける本物の人生を生きることができるでしょうか

それは、志を持つことだと思います」



4月10日 塩塚峰のヤマザクラとエドヒガン

桜の潔さを見るにつけ、日本精神を支えた「恥の文化」を思う

今の国会はあまりにも「みっともない」

答弁のはぐらかし、ごまかし、虚偽データ、 公文書の隠蔽、改竄等々、数え上げれば切がない

その上、国会答弁中の官僚に「もっと強く否定せよ」と、PMから檄が飛ぶとか

PMとは、官僚の人事権を掌握しているPrime Minister(首相)

これは、明確な指示ではないか

数々の問題は、決して忖度などで起こったものでは無い

このままでは「天網恢恢疎にして漏らさず」「天知る 地知る 我知る」は死語になりそう

国民にビジョンを語り、リーダーとなれる政治家は、居ないのだろうか?

啓子の部屋  ホーム