2019年02月02日 ”伯耆大山”

今年も暖冬、四国の山は雪が少ない

でも、雪の故郷、伯耆大山ならばたっぷり有るでしょう

新雪いっぱいのお山を楽しみ、弥山から霊峰、剣ヶ峰を眺めて来よう

登山口(9:10)〜(11:15)六合目〜(12:30)頂上避難小屋(12:55)〜(13:30)六合目〜(14:55)登山口
                                       (5時間45分)



南光河原駐車場を過ぎたところで、凍った車道から登山道に入る

結構踏み固められていて滑るので、阿弥陀堂のベンチで早々とアイゼン装着



標高1200mで、前をゆく団体さんに追いつく

山の神様が祀られる五合目は混雑中なので、少し上の行者コース分岐で休むことにする



行者コース分岐で、お一人の方が休まれており、「今日の頂上は此処です」と

お話を伺うと、モフモフの新雪の中を元谷から上がって来られたそうで

何度も何度も踏み抜きながらで疲れたけど、面白かったと話されていました

三鈷峰の上空は、青空が出ている 頂上に着く頃は、剣ヶ峰も晴れてるでしょう(甘かった〜)

六合目手前ですれ違った方が「朝の5時から粘ったけど、全然見えんかった」と言いながら下りて行かれた

「あまりに風が強いので、撤退しました」と下山中の方も数人いらしたけど、大丈夫かな?



賑わう六合目 この時期、避難小屋が雪に埋もれてないのも珍しい

六合目から上は真っ白な世界 段々ガスが濃くなる中、黙々と高度を稼ぎます



ようやく八合目 ガスが無ければ大展望の特等席・・・でも、ご覧の通り

一瞬、薄っすら太陽が見えたけど、あれは幻覚だったの?

もう急斜面は無く、緩やかに頂上台地を進めば良いのですが、強風が雪煙を巻き上げる

 少し離れるとグランパも見えないくらい、ガスの写真を撮ってもつまりません

雪の塊の周りがカラフルになったと思ったら、山頂避難小屋

何人かの方が中に居ますが、アイゼンを外すのも億劫なので、外で待つことにします



その内、ガスが薄れ剣ヶ峰が現れるかもしれないと微かな期待を持っていたけど

そうそう思い通りにはいきません

楽しみにしていた霊峰・剣ヶ峰は見えんけど、取り敢えず山頂へ

多少ガスが出るだろうとは思っていたものの、これほどのホワイトアウトとは!

展望零峰の伯耆大山は、初めてです

登山道を示すポールも見えず、吹き荒れる風で踏み跡も直ぐに埋まり薄くなっている

「ここは何処?」状態の中、ダイセンキャラボク純林帯を下山します



六合目避難小屋手前まで下りて来ると、展望が出てきた

風が無ければ、そんなに寒くは無い 

避難小屋でのんびりした後、フカフカ雪と霧氷を楽しみながら下山します



ブナの霧氷は、氷の芸術  無彩色の世界に華やかさを添えてくれる

樹間から眺める三鈷峰 凍てつく姿は、まさに人を寄せ付けない孤高の霊峰です



阿弥陀堂でアイゼンを外し、サンドウィッチを食べながら暫し休憩

お山で何も食べてないなぁと時計を見れば、2時半 お腹も空く筈です

大山橋から見上げる弥山〜剣ヶ峰は、未だ雲の中

白く輝く三鈷峰とは、あまりに対照的です

佐陀川には、雪遊びに興じる人の声が響いていた


さぁさぁ、気を取り直して「 ひるぜん雪恋まつり」へ行きましょう



白樺の丘から見る、上蒜山、中蒜山

折角のハート入口「恋かまくら」、一人ではちょっと寂しいねぇ


 
水神様が祀られた大きな「横手かまくら」 メルヘンですね〜

来場者が作ったミニかまくらに、キャンドルが灯ります

暗くなれば、幻想的な空間になるのでしょう



雪恋まつりを楽しんでいる内に、剣ヶ峰付近にかかっていた雲がすっかり消えていた

夕陽に輝く霊峰を見ながら、蒜山高原を後にする

夕闇迫る中蒜山、下蒜山を眺めながら蒜山高原温泉「快湯館」まで走り、温まって帰路に着きました

今回も、「伯耆大山」&「ひるぜん雪恋まつり」、5年前と同じパターンでした


立春の今日(4日)、例年より10日早く北陸地方で春一番が吹いたそうです

千葉館山では21度、高知でも18度だとか! 冬は、もう終わったのかしら?

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