倉敷市の大平山下山後、総社市に向かう
山友のトオルさんに教えて頂いた福山(福山城跡・幸山城跡)の
「幸福の小径」を歩いてきました
清音ふるさとふれあい広場
(12:55)〜(13:20)幸山城跡
〜(13:35)八畳岩
〜(14:05)福山城跡
〜猿田彦神社往復〜福山城跡
(14:25)〜(14:45)歴史広場登山口
〜(15:30)P (2時間35分)
歩き始める前に、JR伯備線清音駅横のパン工房une(アン)へ
以前、横溝正史ゆかりの地を巡った時に立ち寄った懐かしいお店 今日も賑わってました
桃太郎伝説の地を歩くのに、キビ団子じゃなく焼き立てパンがお供です
福山の登山口は何ヵ所かありますが、北側の清音ふるさとふれあい広場から登ります
丁度、復興支援チャリティマラソン「2019そうじゃ吉備路マラソン」が開催中で
参加者や応援者の為に開放されている運動場も、車がいっぱい(現地まで、シャトルバス運行)
何でも、エントリーされた方々は、フル、ハープ合わせて21,228人だったとか
黄色い声援と、菜の花の黄色いそよ風をうけて、心地良く走れたことと思います
広場から妙蓮寺古墳群がある峠に登り、少し下って行くと「幸山 福山→」の指標と案内板
指標に従って掘割状の道や階段道を進む 途中、
薬師御堂、満州事変戦死者供養塔が有る
幸山と福山の鞍部に出て、左 幸山城跡(こうざんじょうせき)へ
鎌倉時代末期の山城は、堀切や土塁のある台地に築かれており、思ったより広い
標高162mの本丸跡から眺める吉備路 三方が断崖で展望が良い
北に、昨春訪ねた鬼ノ城が見えてます
鞍部まで引き返し、「上の横道→」への分岐を右に見て「←福山」へ
鶯の囀りを聴きながら階段道を行くと、右に「八畳岩→」分岐 直ぐに東屋がある
十一面観音が刻まれた巨岩の足元に、西国三十三観音石仏(石仏は、猿田彦神社まで続く)
右端の毘沙門天が刻まれた巨岩横を上がって行くと、大展望の八畳岩
引き返すつもりだったけど、八畳岩の上の巨岩が呼んでいる
セリワリを潜ると、上れそうもない巨岩の上に三重塔が!
どうやって祀ったのかしら?
ロープや木の根を掴んで登っていけば、一番上の巨岩の前に出る
案内板には無かったが、巨岩から上にも細い道が続いている
急坂、ロープ場を過ぎ、東屋の建つ妙見展望台に飛び出した
妙見展望台で、お供のパンを食べながらお茶休憩
備中国分寺五重塔をズーム 菜の花畑も満開みたいだし、帰りに寄ってみよう
「福山合戦660年記念碑」に迎えられ、福山城 門跡を通り、国指定史跡である福山城跡にお邪魔する
南北朝の時代、後醍醐天皇(南朝)の建武政権に叛旗を翻し挙兵した足利尊氏(北朝)が
九州に逃れた後、勢力を盛り返しながら京を目指す
足利軍の東上を阻むため、新田義貞軍の武将・大井田氏経が福山城に立て籠もる
延元元年(1336)5月、足利直義率いる30万の軍勢に大井田勢1500の兵が応戦
太平記に、三日三晩続いた福山合戦は、打首数、1353を数えたと記されている
「息霊殿駒 献上大井田満」と刻まれた石柱前に佇む一対の狛犬に、合戦の悲惨さを想う
福山城土塁跡傍に、福山三角点(302.3m)
東に、岡山市街地が薄っすら見える
八畳岩から直登し、猿田彦神社をパスしてしまったので
「猿田彦神社80m→」の指標に従い急な階段道を下りて行くと、梵天神社と帝釈神社の祠があり
その下の段に猿田彦神社が祀られていた
鳥居前の石柱にかきつくお猿さんの表情があどけなく、何とも言えない
西の展望を楽しみながら、三角点下の東屋で小休止した後
「三因古墳群→」の道標から、延々と続く1234段の階段を下りて行く
先程、この階段を7分で上がって来たと話してた若い方が、息を弾ませながらまた登って来られた
孫と息子さんとご一緒のお祖父さん 「若いもんに急かされて、しんどい」と笑みを湛えて登って行かれた
そのほか、ソロの方、若いグループの方、ご夫婦の方、たくさんの方々とすれ違いました
「ふれあい公園」へは右折し、下の横道北コースを歩きますが、直登コースの登山口まで下りて行く
県道を挟んだ反対側に三因古墳群最南端の4基を移設、復元している歴史広場
太古の雰囲気や満開の梅も楽しんで右上写真の分岐まで登り返し、横道北コースを進む
三因古墳群67基の他に、堂屋古墳群29基、天神古墳群73基等々、福山の麓は古墳の宝庫です
途中、秘法砂曼荼羅護摩供の幟が靡く「神宮山 金剛寶座寺」へ
ちょっと変わった梵鐘を鳴らし、お参りする
それにしても、境内のあちらこちらで猫が仲良く寛いでいたけど・・・飼い猫なのかな?
3時半、広々とした「清音ふるさとふれあい広場」に帰って来た
広々として気持ちの良い、備中国分寺
ランナーの皆さんは、菜の花に彩られた五重塔を楽しめたかしら?
西を見れば、傾き始めたお日様のスポットライトを浴びた福山が眩しい
歩いた道 ホーム