2019年03月09日  ”寒 峰”


GPSトラックログ (カシミールソフト使用)
この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得、同院発行の数値地図50000(地図画像)、及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用
 承認番号 平18総使 第582号る


一昨日の雪が残っていれば、真っ白なキャンバスに黄金色が輝いているかも〜

大判小判がザック、ザク、ザク、ザク♪(先週の山行を未だ引きずっている)を楽しみに、栗枝渡を目指します


住吉神社(8:05)〜(8:55)上の登山口〜(9:20)フクジュソウ群生地(9:40)〜(10:20)△栗枝渡
(11:25)
寒峰(12:00)〜(13:20)標高1000mの廃屋(13:30)〜(14:10)住吉神社 (6時間5分)



住吉神社すぐ奥が通行止め(看板には、3月31日までとなっています)

車道横の(仮)駐車場(10台くらい駐車可 500円)に車を停め

久し振りに、住吉神社にお参りしてから登ります

ところが、林道に出る手前で道を見失い、強引に直登

(道が無くなっているように見えたけど、そのまま進めばすんなり出られたようです)



20分ほどロスして、やっと上の登山口 疲れました

樹間から、落合集落方面を見る



ウァー、輝いてます!!!

フクジュソウの輝きを愛でていると、登り始めの疲れも吹き飛びます



思ったより雪が残っていて、綺麗〜♪

日当たりの好い所は、ザック、ザク、ザク、ザク〜♪



たっぷり遊んだ後は、黙々と急坂を頑張る

△栗枝渡(1415.1m)



ミズナラに挨拶しながら、 西寒峰をトラバース 

上のフクジュソウ群生地は、未だ雪の中です

寒峰峠も一面の雪



登山道を逸れて、大ブナの森へ

「元気してた〜?」 二重山稜の高みから見下ろすペアブナに声をかける

 何だか旧友に会った懐かしい気持ちになります



青空に向かって背伸びする義経ブナ(平家になぞらえ、勝手に呼んでるだけです)

霧氷があれば言うこと無しですが、贅沢、贅沢



登山道沿いの大ブナ 

そのどっしりとした佇まいは、寒峰の主といった存在感があります



急坂を頑張り寒峰の肩に出れば、山頂まで後ひと登りです

振り返れば、西寒峰  遠く、土佐矢筈山、小檜曽山までクッキリ見える



西には、国見山、中津山が仲良く並ぶ
 
寒峰(△1604.6m) 大展望が広がる空間を二人占め、何て贅沢なことでしょう

でも、ちょっと風が強くて寒い 縦走路を少し進み岩陰で食事にする

先行されてたお二人も、風除けしながら食事中



前方には、大迫力の矢筈山系  大自然に包まれ、稜線を進んでいると

「千日回峰行」を2度満行された比叡山の酒井雄哉(ゆうさい)大阿闍梨の言葉が浮かんでくる

「人間の自然な姿は歩くことだから、歩くことは人間を振り出しに戻してくれる

なにかを振り返らせてくれるような気がする。原点かもしれない

地べたに自分の足がつくことで、土地とふれあい、大地の力をいただくことができる」

( 「一日一生」 朝日新書より )



右手に、剣山・次郎笈から牛ノ背の嫋やかな稜線



左奥の寒峰頂上に見える数人は、山頂でお会いしたグループのようです

丁度お昼時ですから、次々と登って来て山頂がいっぱいになると思ったんですが、案外少ない

落合峠分岐(右写真振り返る) ここから道標に従い奥ノ井方向へ下ります



雪が緩み始めた 急坂は、ズルズル滑って歩き難い

分岐から30分、モノレールが出てきたところでやっとなだらかな尾根道になる



小さな鞍部で尾根から分かれ左へ (木に「寒峰→」のプレート)

暫くは緩やかですが、窪地を抜けると斜度が増す



水平道に下り立ち(分岐点に「寒峰→」のプレート)、作業小屋を振り返る

北面は、そこそこ雪が残っている  慎重に、急斜面を歩く



たまにはグランパも 

朽ちた桟橋には、軽量でも乗れません



標高1000m付近から、大展望を楽しみながらお茶休憩

三嶺や天狗塚を眺めながら、縁側で一日中読書なんて憧れます

直ぐ下に林道が見え、下りられそうです

が、この先の登山道がどうなっているのか気になるので、そのまま進む



5分くらい行ったところで、登山道は行き止まり 林道に下りる 

寒峰や道端のミツマタ等見ながら林道を歩き、駐車地点に帰って来た

駐車場では、グループの方々が楽しそうに食事中 いいなぁ〜


フクジュソウが咲きもっと賑わってるのかと思ったけど、周回だったので殆ど貸切状態 

静かな寒峰の春でした

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