2019年05月12日 ”兵庫山・大登岐山”


GPSトラックログ (カシミールソフト使用)
この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得、同院発行の数値地図50000(地図画像)、及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用
 承認番号 平18総使 第582号る


今日は 仙ちゃんと一緒に、昨年の玉取山・兵庫山の続きです

アケボノツツジには少し遅く、ゴヨウツツジ、シャクナゲにはちょっと早い気もしますが

新緑の森を彩る三点セット、揃っていれば嬉しいな


(7:30)〜(7:55)登山口〜(8:30)コル〜(9:10)兵庫山(9:35)〜(11:35)大登岐山(12:05)
(13:25)谷に降りる〜(13:50)登山口〜(14:20)P               (6時間50分)



白髪隧道を抜け、汗見川沿いに県道264を南下し、

桑ノ川林道(本線)へ(左写真、赤滝→の小さな木のプレート有り)

5分ほどで、岩肌が赤い苔で彩られている「土佐の名水 赤滝」 二ツ岳の敬天ノ滝みたい

秋には木々が紅葉して、赤の競演が繰り広げられるとか



林道分岐が2ヶ所 一つ目は左(桑ノ川6林道起点)へ 次は右へ(左写真)

路面状態が悪くなり、「切通し」を抜け進むと、路肩が崩れている

通れないことも無さそうだけど、Uターンして少し余裕のある路肩に駐車



この道も、林道なの? どんなに頑張っても車は走れん!

三つの谷の出合が林道終点 赤い「大登岐山」標識が登山口を示している



所々赤テープを頼り、左岸、右岸、左岸と、谷沿いに高度を上げてゆく

柔らかな緑の林の先に青空が覗き出し、コルに出る



ブナの緑が眩しい〜  足元には、ブナの赤ちゃん ツクバネソウ



暫く休み、新緑の稜線をまず兵庫山へ  淡い緑色の木漏れ日が眼や脳に優しい



コブを越え、登り返し途中に 「清楚」を絵に描いたようなゴヨウツツジ

アセビの若葉に迎えられ、兵庫山(1303.2m) 振り返ると鋭鋒・大登岐山



三角点周りのアケボノツツジやミツバツツジは、ほぼ終わっています

昨年訪ねたのは4月28日 今年は遅れているといっても2週間も後なのでしかたない

微かに期待していたシャクナゲは、残念ながら蕾  一輪、薄っすら紅を差していました

頂上北でなんとか頑張っていたアケボノツツジ ありがとう



コルまで引き返し、大登岐山を目指す 頂上まで標高差約250m、稜線直登道です

生まれたばかりのブナが、背伸びして母ブナを見上げている

どの世界も子どもは宝物です 元気に大きく育ってね



頂上への中間点辺りがシャクナゲの森、蕾をいっぱいつけてスタンバイ

大きな露岩だらけの痩せ尾根がシャクナゲ色に染まったら、目移りして進めそうにありません

殆どのアケボノツツジが終盤の中、綺麗な色の花弁が眼を楽しませてくれました♪



シャクナゲ林が途切れブナ林を進むと、次はゴヨウツツジが目立ち始める

ゴヨウツツジは不作かな? 蕾が付いて無い木も有ります

 

ゴヨウツツジの花芽の付き具合や、花弁を落し始めたアケボノツツジを見ながら進む

満開していた時は、さぞやと思わせる一本!



急登が終わり、大登岐山の肩に飛び出す 南面は切れ落ちています

北西には、峨蔵山系〜赤石山系



このまま岩尾根を進めそうですが、 アケボノを潜りシャクナゲが群生する北面を進む

 コルでお会いしたお二人が、早くも下山されている 「お気をつけて〜」

再び岩尾根に乗ると、西に黒岩山(中央の尖り)、野地峰と県境尾根が延びる



もう大登岐山は目の前です 右のピークは三角点のある登岐山(△1446.5m)

(笹が掻き分けられたような場所が、県境尾根の縦走路か登岐山への道か?)

尾根を進むと標識がある大登岐山山頂(1477m) シャクナゲはまだ2週間くらい先かも?

食事をしながら四方山話に華を咲かせます

「登岐山って、変な山名」 「トギってるからやろ」 何となく納得です 



さて折角だから、登岐山の三角点にタッチして来よう

(二人で盛り上がっているけど、私的には、この時期の笹藪は遠慮したい)

頂上から少し進み、東端の岩場(三脚の忘れ物有)から見下ろせば

北に延びる稜線に踏み跡が続いている

踏み跡を辿り、どこか右に振る道が無いかと捜してみるが南、東面は絶壁

のんびりミツバツツジなど鑑賞する場合じゃ無いんですが

どんどん登岐山が遠くなる



大登岐山頂上すぐ西の展望場が下り口だったのか?

引き返そうかとも思ったけど、登り返しもしんどいし、

笹が枯れ、斜面の先まで見通しも良いので、登岐山は諦めこのまま下ることにする

芽吹いたばかりのカラマツや、大きなブナを見ながら適当に下る

 

ブナ林を過ぎると段々傾斜がきつくなるが、藪いてないのが救いです

コミヤマカタバミが群生する苔のゴーロで小休止 

ヤマシャクでもあれば、しんどさも帳消しなんですが・・・

  地図やGPSを見て、軌道修正しながら登山口に流れる谷に降りる

幸い水が殆ど無く、靴を濡らす事も無い



左からの谷が合わさり水量が多くなった所で、右岸に渡る

右岸を10分ほど進めば、登山口が見えて来た ヤレヤレ

仙ちゃん お世話になりました


何処から見ても容姿端麗の大登岐山は、ブナと花が楽しめる大展望の名山

欲を言えば、三角点が大登岐山の方に有れば言う事無いんですが・・・


歩いた道  ホーム