天狗ノ森から東に進むと、先週と同じ山名の黒滝山、そしてその先に
国の天然記念物になるほどの巨大な地層の亀裂(大引割・小引割)が見られるとか
ワクワクしながらやって来た天狗高原は、霧雨 風もあって寒い
登山口
(8:00)〜(8:30)天狗ノ森
〜(8:55)姫百合平〜(9:25)黒滝山
〜(10:10)大引割・小引割
(10:40)〜(12:20)登山口
(4時間20分)
生憎の空模様に、天狗荘でコーヒーをいただきながら思案しましたが
殆どが林の中だから多少の雨なら気にならないでしょうと、垂れ込める霧を見上げ出発
下山は、右のセラピーロードを帰ってきます
「瀬戸見の森」もこの通り、展望台も通過です
初めてオオヤマレンゲを見たのは、天狗ノ森(2005年6月18日)
緑の森に咲く清らかな白い花、「天女花」の美しさに感動したものです
確かこの辺りに咲いていたと思うけどと、林の中を覗きこんではみましたが
山行記録も無いし、おまけに記憶力が頼りないときては、よう見つけませんでした
ギンラン〜♪ 花々を楽しんでたら、あっと言う間に天狗ノ森(1485.0m)
展望は有りません でも、少し霧が薄くなってきたようです
雨に濡れて滑りそうな道を、どんどん下ってゆく
「ゆっくり写真撮れよ」と言うけど、さっさと行ってしまうので落ち着かない
まぁ、ポイントでは一服しながら待っていますが・・・
しっとりとした森の中に輝きを放つ、ヒメレンゲ
今日、一番よく出合ったのはフタリシズカ 森のいたる所で咲いていました
ベンチのある姫百合平(1308m)
指標に「天狗ノ森0.9k 黒滝山0.3k」と書かれています
地図を見ると1km位は有りそうですが・・・(黒滝山まで、30分近くかかりました)
多少のアップダウンを熟しながら、雰囲気の良い道をゆく
登山道を少し逸れた所の絶壁から見る、黒滝山、奥は鳥形山
コケイランもあちらこちらで呼んでくれます
黒滝山(1367.3m)でバナナ休憩していたら、突然頭上で「ホッ、ホッ、ホッ」
この低音の囀りは、フクロウ?それとも、キジバトorアオバズク?
苔生したブナの倒木を潜り抜け
黒滝山から15分で、広いセラピーロードと出合いました
「ヒメシャラ並木」 素敵なヒメシャラが眼を楽しませてくれる
幹が赤いからか、「あかだ」と呼ばれていて飾柱にも使われているそうです
大引割・小引割(1110m) 秋葉口(11km)へと、「四国のみち」が続いている
大引割の巨大亀裂は想像以上 覗き込んでも底が見えません
余りの深さに足が竦みます
大引割を回り込み、少し下ると小引割の亀裂が口を開けています
地球の不思議を目の当たりにして、ちょっとドキドキ
引き返そうとしていたら、お二人やって来られた 今日初めて会う登山者さんです
ヒメシャラ並木を緩やかに登り返す
水分をたっぷり含んだミズタビラコは、元気が良い
尾根(1265m)に出て地図を見ると、此処からも距離はそこそこ有りそう
ベンチも有ることだし、休憩がてら簡単ランチ
フトンチッドを胸いっぱい吸い込みながら、よく整備された水平道をのんびり歩く
見事な大ブナ! 根元周りは、4mほどありそうです
此処は、姫百合平(0.4k)分岐
セラピーロードの何ヵ所かに、分岐の道標がある
「ロード入口まで1.2km」付近から暫く、ヤマアジサイの道
未だ蕾でしたが、全部咲いたら綺麗でしょうねぇ
ブナ林帯の林床や湿った石灰岩帯に咲くキレンゲショウマ
カルスト学習館前の株から取った種子を2014年春に蒔き、2015年7月に此処に移植したそうです
よく見ると、花芽の準備が出来ている株もある 咲くのが楽しみ〜
「お疲れ様〜」と、フタリシズカが見送ってくれる
ウッドチップが敷き詰められた快適な道
天狗高原セラピーロードのルートマップや植物図鑑、「天空の爽回廊」のガイド板を過ぎると
前方に駐車場が見えて来た
出口に、遊歩道整備協力の呼びかけ板とウッドチップが置かれている
すっきりとした天気では無いが、霧も晴れ不入山が見え出していた
この日は、山友のアカリプタさんもオオヤマレンゲやシコクハンショウヅルを見に来られていたとか
少しの時間差でお会い出来なくて残念!
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