2019年07月07日 ”剣 山・一ノ森”


例年に無く遅い梅雨入りが発表され(四国地方6月26日ごろ)、山潤う季節の到来です

梅雨入りを一番待ち焦がれていたのはブナ林かな?

今日は、剣山のブナの森を逍遥し、緑色の歌声を楽しんできます

(グランパ単独です)

見ノ越駐車場(6:50)〜(8:15)西島〜(8:50)二度見展望所〜(9:20)剣山
(10:05)
一ノ森(10:50)〜(12:00)刀掛〜(13:00)P     (6時間10分)



見ノ越からR439を下り、大塚製薬つるぎ山荘手前から入山の予定が

登山口に「崩壊のため通行禁止」 アララ! 引き返し見ノ越へ

梅雨時でも、そこは日本百名山 既に20台ほど停まっている

剱神社から一歩入るともうブナの森 リフト下のトンネルを潜って、祖谷川源流の谷遊歩道へ

薄っすらと霧に包まれたブナの森に朝日が差し込み神秘的で清々しい



西島手前から、緑が眩しい兄弟峰を望む

北から雲が押し寄せ、塔ノ丸から丸笹山の稜線を乗り越える



西島から大剱神社、御神水、二度見展望所へ  

今日は三山を踏もうと思ってたが、足が重い ブナ林逍遥が堪えたのか?

次郎笈はパス、雄姿を眺めただけで剣山へ向かう



あれっ、二度見展望所ベンチ後ろに小さな石が祀られている

鏡石のようにも見えるが・・・今まで、気が付かなかったのかな?

御塔石(大剣石)を見ながら、剣山頂上へ



剣山より次郎笈へ向かう登山者 あの姿を見れば行ってみたくなりますよねぇ

剣山を後に、植生豊かな一ノ森方面へ一本のトレイルを辿る



笹原に延びるトレイルを振り返る 次郎笈は頭を出したり隠れたり

一ノ森が近付いてきた 殉難碑のコルから左の緩やかな方の道を歩いて一ノ森ヒュッテへ

前も後もよく似た景色が続くが、自然が創り出す二つとない曲線美です



ヒユッテ前のベンチで美味しいコーヒーを飲みながら、管理人さんと30分ほど談笑

三角点少し南の岩場から槍戸山方面 登山仲間で一時ブレイクした山域ですが、今はどうなんでしょう?  

東側から雲が湧き上がり、もう夏山の雰囲気です



ハイカラな青屋根が森にマッチするヒユッテの裏を通り、標識がある一ノ森頂上へ

殉難碑のコルまで下り、行場を経て刀掛ノ松に至るコースに入る

鬱蒼としたツガやモミ林を抜け、等高線が緩み始めると、登山道の両側にオオヤマレンゲ



カニコウモリ、シコクブシ、テンニンソウが林床を飾る追分分岐付近まで下りて来ると

カツラやミズナラの並ぶ異次元の空間が現れる

穴吹川源流の谷を渡り、崩壊谷で行場巡りの道に当たると両剱神社



行場道を直進し、登り返す 途中、蕾をいっぱい付けたキレンゲショウマが谷を埋める  

後、一月もしない内に辺り一帯がクリームイエローに染まるでしょう

刀掛ノ松、西島を過ぎ、ブナの古木を見上げながら登山道を下る

この時期の楽しみは何と言っても生命感溢れるブナの森

そして、その森に高貴な雰囲気を添える富嶽鈴虫草(フガクスズムシソウ)

「日本一」を冠し、苔を纏った古木から見下ろすその姿には、威厳さえ感じられる

ズーム倍率が足りないのでこの程度ですが

グランマのミッション、フガクスズムシソウにも出会えたし、そろそろ帰ろうか


帰路、一宇久藪「あじさいの里」へ寄り道



「石鉄山」の扁額がかかる赤い大鳥居前に「石鉄山大権現」の石碑

石碑横の社殿の中に5体の石像 中央に鎮座するのは、なんと蔵王大権現!

鳥居を潜りどんどん高度を上げ、国道から10分弱で七色に染まる「久藪あじさいの里」〜♪

6月16日に開催された「あじさい祭り」は賑わったと思いますが、今日は貸切

まだまだ素晴らしい景色を一人占めとは、贅沢なことでした

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