2019年09月07日  ”綾歌竜王山・飯野山”

13号、15号とWで台風が近付き、お山は休みかなと思ってたら

思いのほか、讃岐は良い天気〜♪

先々週、先週に続いて、竜神さまを尋ねます


綾歌竜王山 


(往復45分) ログは手書きです



国道32から分かれて山裾を10分ほど走ると、大原俳句会の石碑が立つ

広くなった路肩に車を停め、「竜王山遊歩道」を進む 遊歩道なので、広くて安心です

「竜王神」の神額がかかる鳥居前に、彼岸花〜♪ そろそろ暑さも収まって欲しいものですねぇ



鳥居から100mほどで、鉄塔下の説明板を見て左折

コンクリート道をジグザグ登って行くと



程なく展望場 讃岐らしい風景が広がっている

展望場直ぐ上に、水の神・竜神が祀られた竜王社



祠からひと登りで、竜王山(△255.0m)

今日は此処から引き返しますが、尾根を北へ進めば、横山(254m)、大原(246m)と続く

また冬にでも歩いてみよう



折角登ったのに、さっさと下りてしまうのは勿体ない

展望場のベンチに腰掛け、のんびり綾歌の絶景を楽しみましょう

猫山〜城山の麓にレオマワールドが見える この暑さなので、プールは大賑わいだろうな

眼を右に振ると、端正な姿の讃岐富士・飯野山

日差しは強いけど、吹く風は秋の風 すっかり汗も引き、ルンルンで下りていたら、「キャー」

古来より、竜神信仰は蛇神信仰よりもたらされたとされているが、竜に代わってわざわざ挨拶してくれなくても・・・



下山後、竜王山遊歩道から見えていた「陣の丸古墳」へ

「周辺には、古墳時代前期(4世紀中頃〜後半)に造られた古墳や経塚が多くあり、

弥生時代頃から大規模集落が開けていたと確認されるが、古墳の被葬者は判らない」そうです



前方後円墳2基、方墳1基が埋葬された丘の向こうに、竜王山が聳える

古墳とは関係無さそうな明治期建立の石碑が2基

さぁ、富士見団地を抜け讃岐富士を目指します


飯野山(讃岐富士)

登山口〜八合目〜天狗周遊道〜頂上〜直登道〜三合目〜登山口(約2時間)



駐車場上の道に車を停め、出発

讃岐富士登山口と書かれた標柱を見て、左の石段を上って行くと宝性寺跡の広場に出る

信貴山讃岐別院本殿跡の碑が建つ大岩は、何とセリワリ石でした 通れるかな?

  


三合目から丸亀・多度津方面 高見島が何時もより近くに見える

秋を代表する花・ハギ 万葉集に詠われている植物の中では、その数が141首と一番多い



六合目から、先ほど歩いた綾歌竜王山(ほぼ中央の尖がり)を見る

「暑いですねぇ」と、ツルリンドウ

 

日陰にひっそりと咲く、ミヤマウズラ ランの仲間だそうですが、面白い姿です

八合目で飯山からの登山道を合わせ、「山頂まで210m」の標識に従って左折

急坂途中、左へと分かれ、巨岩がゴロゴロの岩石帯へ



「お不動さん」 「石鎚さん」を見て、天狗周遊道に下りる



大岩テラスから高度感と大展望を楽しむ 今日は思いのほか空気が澄んでいるのでしょう

県境辺りは雲が多いけど、象頭山や五岳山、沖の島々はクッキリ

象頭山の右奥に法皇山脈、赤石山系、そして四国中央市のシンボル・煙突も見えている

という事は、我が家からも讃岐富士が見えてもいい筈!



急斜面を這い上がる途中の大岩に空っぽの祠が三つ

さきほど「石鎚さん」があったのでこの辺りは行場? 蔵王権現さんが鎮座していたのか?

かわらけの祠には龍神様も祀られていたのかもと、想像するのも楽しい

メジャーな里山の登山道を一歩逸れると、神秘的な空間が広がっています

登山道に飛び出し、右に進むと頂上広場

安養寺奥の院・薬師堂前で水分補給後、おじょもの足跡や広場周辺をウロウロ



役行者、不動明王が祀られた祠の傍らに、八大龍王の石碑がある

今まで、何度か登っているのに、此処に八大龍王が祀られていることを初めて知りました

讃岐平野の象徴的なこの山に竜神様がいないわけないですよねぇ

背後に小富士大権現の石碑、奥の林に三角点(421.9m)大きくて平たい岩は磐座か?

いろいろ?の多い山です 「ボーッと歩いてんじゃねーよ!」と叱られそう



展望の無い直登道を下り、右手に坂出方面が一瞬見えると間もなく三合目

裏表が無く、シンプルな容姿の割には奥深い山ですね


今日は台風の影響も無く、竜のお山を散策出来ましたが

照りつける日差しは夏のもの、風が無ければ熱中症になりそうでした

歩いた道  ホーム