2019年09月29日  ”鬼ヶ臼・竜王山”


GPSトラックログ (カシミールソフト使用)
この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得、同院発行の数値地図50000(地図画像)、及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用
 承認番号 平18総使 第582号る


予報は良くなかったのに、朝起きたら日が差している

雲の動きを見たら、午前中は雨の心配も無さそうだ

それじゃ、うどんで腹ごしらえをしてから、鬼と竜を尋ねてみようと高瀬町へ

駐車地点(8:05)〜(8:25)鞍部〜(8:42)鬼ヶ臼〜(9:17)車道〜(9:30)駐車地点  (1時間25分)



側道に車を停め歩き始める 法面に鬼ヶ臼伝説の説明板



ここまで車で上がれそうですが、歩いても2分ほどです

地道を少し進むと山奥登山口 案内板とたくさんの杖が置かれている



りゅうおんさん(竜王山)をピストンし、鬼ヶ臼山に登ります

登山口を入り左へ 落葉が積もった道で下草が無く歩き易い



なにやら祠 竜神さんでしょうか? 分かりません

ストックで竹を叩きながら進む この辺りの里山は竹林が多い



歩き始めて13分で分岐 左「鬼ヶ臼500m」へ進む

急坂を登ると鞍部 向こうに下りれば末登山口、右鬼ヶ臼、左竜王山です



右入口に山神大明神の鳥居

まず左の急坂を上がり、竜王山を目指します



目指しますといっても3分で、祠が鎮座する(高瀬)竜王山 木々に囲まれ展望は無い

木々が無かったら見晴らしが良さそうだから、此処で火を焚いて雨乞いしたのかも

でも、鬼ヶ臼山は直ぐ上  煙くて眼も開けれんと、鬼さんから苦情が出そうです

鞍部へ引き返す 往復6分でした



鳥居を潜ると急坂が待っている

蜘蛛の巣を払いながら鞍部から10分 岩の間を抜けると



「鬼ヶ臼伝統遺跡群」として市文化財に指定されている「鬼ヶ臼」

三豊市HPに拠れば、「その昔、この地に荒々しい男神がいて、人里に出ては人をさらい、

連れてきた人を臼に入れて杵でついたという (後略)」

みかねた女神が男神を諌めたそうですが、前にあるテーブル岩が臼でこの奇岩は杵か? 恐っ!

岩には梵字と注連縄、基部には祠 今は神聖な場所なんでしょう



裏面も見てみたいが、切れ落ちていてこの角度までです

背筋をピンと伸ばし、青空に向かって勇ましく立っている



岩の間に埋め込まれた三角点(C鬼臼山199.32m) 南に鬼ヶ臼山最高点(209m)

東に、昨日登ったこんぴらさんの山・大麻山



北に貴峰山や毘沙古山、それから詫間の竜王山 西に大きい図体の七宝連山 

目の前ではススキが穂を出し、そのうち黄金色に輝くでしょう



頂上から少し下り、時間もあるので最高点を目指すが、藪がうるさいので引き返す

分岐を左、「町道・鬼の釜石」方面へ

右下に竜でも潜んでいそうな溜め池を見、終始竹林の中の水平道を行く



車道に出て振り返る 登山口を入ると道が二本あり、左です

車道を下ってゆくと、道傍に「鬼の釜石」



側道入口に、「巨岩文化遺跡地 鬼ヶ臼登山口 180m先→」の案内板

高速道路を渡り、左から、竜王山、鬼ヶ臼山三角点、最高点を見る

1時間30分ほどのゆるゆる山歩き 竜より鬼が記憶に残ります


さて、天気も好いし、幽玄の森に鎮座する讃岐二宮「大水上神社」も尋ねてみよう



たわわに実った稲穂を守るように、ヒガンバナの赤い帯が続く

心休まる、秋の田園風景です

太古より水霊の神として崇められてきた大水上神社の随身門を潜る



拝殿前(奥が本殿)には、南北朝時代(康永4年 1346)の時雨燈籠

祈雨祈願報寶のために建立されたのか、竿にほどこされた龍の彫刻が素晴らしい

青葉大神(たばこの神)や草野姫命(野の神・草の神)等が祀られている豊葉神社

境内にはたくさんの神様が祀られていますが、グランパがたばこの神を見逃す筈はありません 



大水上渓流谷の「うなぎ淵(竜王淵)」

側にある滝の宮神社(古くは三嶋龍神と称されていた)は雨の神として信仰が篤く

祈雨神祭遺跡で白鰻、黒鰻の伝説が残る

讃岐には竜に纏わる山や神社は多いですが、

竜雲や龍(タツ)といううどん屋さんもあるとか(そこまで言う?)

天気がすっきりしない日は讃岐通いが続きそうです


歩いた道  ホーム