岡山県にも、竜のお山がいっぱい!
地図を広げると、あちらこちらの龍が手招いている
今日は美しい沙美の浜を眺めながら、沙美アルプス(備南アルプス)を歩き
二つの竜王山を尋ねよう
小原水門バス停
(9:00)〜(9:15)黒崎公園
〜(9:45)弁慶岩
〜(10:05)沙美峠
〜(10:55)竜王宮
(11:20)
(11:30)佐方竜王山
〜(11:50)県道
471〜(12:30)百畳岩分岐
(12:40)〜(12:45)軽部山
〜(12:55)県道
284
(13:45)寄島竜王山
(14:00)〜(14:30)登山口
〜(15:30)寄島総合支所 (6時間30分)
山を歩く前に、小原の観光スポットへ寄り道
安永年間(1772〜1780)に移植された天台宗本性院の「雨傘の松」(倉敷市指定天然記念物)
盛り上がった幹を中心に周囲の枝が直径16mの円状に広がり、まさに大きな傘のようです
県道沿いの大岩展望台より、寄島漁港、三ツ山スポーツ公園方面を見る
姿の良い山は、青佐山(249.2m)
寄島総合支所バス停8時31分発の井笠バスに乗車し、小原水門バス停で下車
登山口の黒崎公園を目指し、水路沿いを歩く
黒崎公園手前で左折すると直ぐ、ブドウ畑の柵に「←備南アルプス」の指標がある
竹林の急坂を頑張り、鉄塔に出て靴紐を直していたら、ソロの方が追いついて来られた
(縦走路が送電線に沿って延びているので、この後何度も鉄塔に当たります)
公園から30分ほどで「弁慶岩→60m」 指標に従い、登山道から分かれ下っていくと岩が現れる
その先端の積み重なる巨岩が「弁慶岩」でしょう
「日本の渚100選」に選ばれている沙美の浜や、沙美漁港を、恐々見下ろす
でも、なんで弁慶なんだろう? 弁慶の仁王立ちに見えるのかな?
「昭和三十三年度治山事業施工地」の標柱前に、三角点(C△沙美 174.07mP )
あんまり下らんとって欲しいわと思いながら、ロープ場をどんどん下ってゆくと、沙美峠(標高68m)
此処は、海岸沿いの沙美集落から黒崎へ越える峠です
峠を横切る縦走路は、竹林の急登をゆく
登り切って少し進んだところから、△沙美を振り返る 奥は水島工業地帯
「このあたり191ピーク」 此処から、また嫌になるほど下ります
日に輝く海が美しい! 海沿いの山を歩く醍醐味です
剣山から矢筈山、中津山(一番右)など四国の山々が、雄大なスカイラインを引く
こちらが沙美アルプスなら、向こうは洋上アルプスって呼ぼうかな?
下りて行った所で、縦走路を整備されているお二人に会う
「ありがとうございます。歩かせていただきます」
湿地帯や谷を過ぎ、鉄塔に登り着くと、龍王宮と竜王山が見え出した
鉄塔から8分で、龍王宮分岐
龍王宮と刻まれた大きな石碑、その前の祠には八大龍王が祀られている
広々とした竜王山展望台でサンドウィッチ休憩しながら、暫しの〜んびり
佐方竜王山は指呼の距離だけど、寄島竜王山は遥か遠くに霞んでいる
縦走路を進んでいくと分岐、直進or右折で迷ってたら
丁度、竜王山から引き返して来られたソロの方が、縦走路は右だと教えてくれた
右折し下っていくと、直ぐに竜王山分岐
分岐から5分弱で、佐方竜王山(A△佐方 230.6m)
未だ遥かに遠い寄島竜王山を見ながら、縦走路を進む
この後、2度車道を横切ります ということは、また登り返しが待っている
鉄塔から、鴨方方面を見る この中にも、一つや二つ竜王山があるかも?
この後、かなりの急坂を下ってゆく
県道471に出る
指標に従い、北(右)へ30m下れば、急斜面に縦走路(鉄塔巡視路)が続く
登りきった所の鉄塔で、お茶休憩
尾根を暫く歩いて浦峠に下りてゆく
「←四条原 浦峠 南浦→」指標の傍らに佇む、お地蔵様
鴨方町のごみ収集のお知らせ板が転がっていたけど、なんで、こんな山の中に?
浦峠から登って来ると「百畳岩、だんご山→300m」指標
ちょっと、行ってみよう
少し下ったところから、アップダウンの先にあるだんご山を眺め
軟弱夫婦は迷わず「パ〜ス」
軽部山(C△ 奥ノ原 199.56m)
ロープ場 左奥の尖がりが、目指す寄島竜王山
県道284に出て、キョロキョロと縦走路を捜すと
ロープが張られた作業場の奥に「寄島竜王山 安倉峠登山口」の指標が見える
「お邪魔しま〜す」と、誰も居ない作業場を抜け、縦走路を進むと鉄塔
この辺り、スズタケが元気でしたが歩くのに支障は無い
二つ目の鉄塔を過ぎた辺りから、岩が目立ち出した縦走路をゆく
登山道に迫り出した大岩を回り込めば、見上げんばかりの巨岩が立ちはだかる
岩の隙間を駆け上がり、巨岩に立てば絶景〜♪
真下に寄島漁港、その沖に点在する島々
そして瀬戸内海を隔てて遥か遠く、赤星山〜笹ヶ峰、矢筈山系、剣山系まで
急坂を登ると今日二つ目の竜王山、寄島竜王山(B△西六條 289.24m)です
山頂に、「ここから西がおもしろい」「ここから東は楽しい」と書かれた表示板
楽しいというよりしんどかったけどと思いながら、歩いてきた稜線、
佐方竜王山を眺める
鎮座する石祠は二つとも竜王社かなと思ったら、何と奥の方は石鎚神社でした!
ロープ場が続き、山頂の表示板に書かれていた通り「おもしろい登山道」です
でも、折角急降下で下ったのに、行く手にコブが・・・小さいコブだったけど
気持ちが下山に切り替わってからの登り返しは、足が重たかったです
縦走路最後の鉄塔から、県道を挟んで対峙する天神山を見る
C△石槌 183.36mの在る山で、登山口付近には石鎚神社が在るらしい
歩き始めて5時間30分、桝池登山口に下り立った
余力が有れば、天神山の△石槌を踏みに行こうと思っていたけど
累積標高1000m超のアップダウンに疲れ、その気力が湧いてきません
此処から後5kmほど、のんびり県道64を歩いて帰ります
途中、県道沿いの風格ある寺院、承和5年(838)開基の天台宗龍城院へ立ち寄る
現在の本堂は宝暦9年(1759)に再興、平安時代から今日まで法燈を守り続けているそうです
車道歩き1時間、寄島総合支所に帰ってきた
竜王山が招く「沙美アルプス」
300mに満たない低山歩きだけど、歩き応えが有り面白かったです
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