2020年03月20日 ”竜王山・嶽山”


GPSトラックログ (カシミールソフト使用)
この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得、同院発行の数値地図50000(地図画像)、及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用
 承認番号 平18総使 第582号る


 
龍を巡る山旅 香川や徳島の旅が続いていますが

今日は、久し振りの南予、肱川流域の龍神さんと石鎚を尋ねます


竜王山

まずは鹿野川湖に姿を落とす竜王山へ



国道197から県道343,32と走り、松之越隧道手前に車を停め林道を歩く

朝日が当たり始めた予子林集落を見る



20分で分岐 左のやや狭く急勾配の林道に入る

歩き始めて30分で頂上(460m 三角点は無い) 龍王神社が祀られている

清められた広い境内に、地域の龍神信仰の深さが窺えます

参拝し、来た道を下る



途中、東の三角点峰(三等、豫子林445.05m)もと思っていたが道は無い

林道分岐から右の作業道に入る

シイタケ栽培地を抜け、やや藪化した道を下る



大きなヌタ場もあります

林道に出合い、治山工事中の方と言葉を交わし、駐車地点着

山中約1時間の山旅でした



次の目的地、嶽山(地理院地図は岳山)へ

県道32と分かれ、客神社手前から竜王山(中央右のピーク)を見る

風の博物館手前で右へ(角に右写真の案内あり)


嶽山



車道約10分で嶽山登山口 車道脇に休憩舎があります 

最高点は608mですが、ここはすでに600m近い

中央の鳥居を潜り、鎖に取り付き稜線を散策し、右か左の遊歩道を下りてきます



石鎚神社の神額がかかる鳥居を潜り、転げ落ちそうな石段を上る

早速オクサリが現れる このあたりはまだ余裕です



が、オクサリ中間点は、思ったより厳しい 腕力が足りません

此処から引き返し(登るより恐かったです)、右の遊歩道で山頂へ

中間点を熟すと傾斜が緩み、稜線が見える(グランパ目線)



岩に置いただけ状態の鎖の頂部

稜線から南の展望  中央右の双耳峰が竜王山 他は、同定が出来ません

この山は「石鎚神社嶽山遥拝所」ですが、周りを見渡しても・・・石鎚山は、何処?


 
石鎚蔵王大権現が祀られた祠で、グランパと合流

遠く、昨春尋ねた宇和町の大判山や赤ハゲ山が見える

それにしても、郵便局の貯金箱が置かれているのが不思議だったんですが

賽銭箱だと(思います)、今気付きました!



登って来た遊歩道は細く、切れ落ちた急坂に落ち葉が積り足元が覚束なかったので

引き返さずに周回したら、岩角や木々をつかんでハラハラしながら下りる羽目に

道も薄く「遊歩道」だなんて、とんでもない  あ〜、しんどかった


丸山公園(しゃくなげ谷)



次は、県内有数の花の楽園 丸山公園(しゃくなげ谷)へ

4月中旬頃には、約3000本のシャクナゲが咲き乱れるそうです



日当たりの良いところは、ぼつぼつ咲き始めていました

一際色鮮やかな陽光桜?が、園内を彩っています



公園横の丘で、満開間近のエドヒガンの古木

シャクナゲもいいけど、日本の春はやっぱり 桜〜♪



次は小藪渓谷へ 鹿野川ダム堰堤より見る竜王山

国道197分かれの大鳥居(八大龍王神社 〇に石 龍雲山肱川教会)を潜る


小藪渓谷(八大龍王神社)



小藪川沿いを500mほど進むと小藪渓谷の入口

鳥居奥に車を停め、南無八大龍王の幟がはためく遊歩道を歩く



鮎でも登れそうな「鮎返りの滝」

入口から7分で、石鎚山の総鎮守・八大龍王神社



豪雨の爪痕が残る遊歩道を少し奥へ 竜王橋の袂で豪快に流れ落ちる竜王滝

車に戻り、渓谷沿いの車道を遡る



小藪温泉に車を停め、温泉裏の 石鎚本教龍雲山肱川教会へ

 玉を幾つも抱えた龍神さん、八大龍王大神、毘沙門天王が祀られている


龍王公園

最後は、内子町の龍王公園へ

「道の駅内子フレッシュパークからり」で買物して、近くで食事

小田川の河原では多くのテントが張られ、家族連れで賑わっている



松山自動車道内子五十崎ICを見下ろす小高い丘が、龍王公園

公園の最奥に、史跡龍王城址(左写真)と、龍王神社(右写真)がある

五十崎町教育委員会の説明に拠れば

「平安時代初期に越智氏が居城していたと伝わる砦は、天正の初め頃より何度か戦禍に遭い

天正13年(1585)の秀吉四国征伐の折、小早川隆景に降伏し廃城となる」



広場の南隅に三角点、(C△竜王城跡 114.0m)

内子の街並みを眺め、上天気に恵まれた今日の「龍巡り」を締め括りました


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