立秋(昨日)を境に少しづつ気温が下がり始め、秋に向かうというものの
まだしばらくは酷暑が続きます
厳しい残暑に、新型コロナウィルスの脅威も加わり、今年の夏は大変です
桂浜の龍王宮を尋ねる前に、まず南国市十市の石土神社へ
地理院地図を見ていたら、西側の山の三角点点名が水分(みくまり・・だと思います)
ちょっと気になって登って来ました(山名は分かりません)
路側帯の広くなっている所に車を停め歩き出す
最初はそこそこ広いコンクリート道だったけど、次第に狭くなって来た
おまけに藪蚊がブンブン 顔の周りで鬱陶しい
「30分程で下りてくるけん 車で待ちよれ」と、グランパ単独で登ってゆく
10分ほどで作業道が下り始め、右がピークだろうと(左写真)適当に竹林に入る
雑木の尾根に出て、5分ほど登ると、草薮の中に・・・
何やら祠が・・・よく見ると、軒飾りに「石」の字が!
内陣には、いわく有りそうな石板と石鎚神の木札が祀られている
祠の左後ろに、四等三角点(水分 105.87m)
素直に引き返せば良かったのに、直下降で作業道に出ようと竹林を下る
右に振るべきなんですが、突破出来そうな藪でない
何処かで(他の)作業道に出合うだろうと
左に振りつつ強引に進むと尾根に出て、西側が開ける 正面に、大平山
竹林と伐採地の境界尾根を下り、適当に右の竹林に入る
左下に道が見えたので飛び降りたら泥沼でした もう靴はドロドロ
小さな溜池傍を抜け、作業道を少し下ると前面が開け県道が見えた やれやれです
往路20分、復路50分 三角点水分や石鎚の祠以上に、竹藪が記憶に残る山になりました
30分を過ぎ、1時間近く経っても下りて来ない
何度か登山口まで見に行き、あわや遭難かと心配していたら
汗びっしょりになり、くたびれ果てて帰って来た
この暑い時に、単純にピストンすれば良いものを物好きにもほどがあります
車で、石土(いわつち)神社に移動する
延喜式石土神社社記に拠れば、御祭神は石土毘古命で
三百有余年前、此の神社より瓶ヶ森に勧請、その後石鎚山に遷座されたとある
文久3年生まれの狛犬に迎えられ鳥居を二つ潜ると、手水舎、社務所があり
その奥が拝殿 後ろに、2本のご神木に護られた本殿がある(写真には写っていない)
境内右手の「不動尊参拝→」に導かれ鳥居を潜ると、蔵王権現堂
お山開き大祭(7月1日〜10日)、大柴燈護摩祈願祭(7月6日)の案内ポスターに
「山岳信仰の霊地、1100余年の古社、巨樹、奇怪な伝承の鍾乳洞。
昔、遣唐使船が漂着し唐来したという三体の御神像。」と載る
由緒ありそうな石仏、もしかして唐来したとされる御神像かも?
権現堂に祀られた、石鎚大神と石鎚蔵王大権現
権現堂後ろの不気味な洞窟は、伊予方面に繋がっているとか?
垂直の岩壁に垂らされたオクサリには、「落石注意 さわるな!」と
この洞窟の上が石土山と呼ばれているそうですが、上に続く鉄階段は立入禁止でした
岩壁に護られるように、狛犬、役行者、石鎚大神、石鎚蔵王大権現の石像が鎮座する
石土神社前に広がる石土池のホテイアオイ
石土神社を後にして禅師峰寺へ向かってたら、四つ角に立派な石灯籠が在り
よく見ると「石」の軒飾り、思わず車を停めました
四差路の反対側に、石土神社の石柱が建つ
奥に見えるのは津波避難タワー
第三十二番札所 禅師峰寺
麓から遍路道を歩く予定でしたが、もう車で上がろうということで一気に門前へ
四国八十八ヶ所霊場第三十二番札所禅師峰寺(ぜんじぶじ)
本尊は十一面観音で、海上交通の安全に霊験があるとして船魂観音と敬愛されているそうです
境内から西の展望、浦戸大橋方面
大師堂裏KDDI電波塔傍に、三等三角点(峰山 82.85m)
種崎 貴船神社
浦戸大橋を望む種崎地区に佇む貴船神社
御祭神は、高龗神と闇龗神
文化八年建立の狛犬台座に海上安全とある
お宮で雨乞い踊りをすると、必ず雨が降ったと伝えられているそうです(土佐の伝説)
浦戸大橋を走り、
桂浜へ
坂本龍馬像の広場も、人は疎らです
「まっこと暑いちや」 龍馬さんに挨拶して、浜へ下りてゆく
残念ながら、上龍頭岬は立入禁止
浜辺を歩いて、下龍頭岬に鎮座する海津見神社(龍王宮)へ
監視員の方が居るが、波打ち際で遊ぶ人も見かけません
砂浜の照り返しが強くて、ちょっと歩いただけでも汗びっしょり 「あ〜、しんど」
石段を上がって、龍王宮に手を合わす
御祭神(大綿津見神) 御神徳(海上安全、漁業豊登、祈雨祈晴、商売繁盛、良縁成就)
灯台方面への遊歩道を登る途中、桂浜を見る 観光客は少ないです
西には雄大な海岸線が延びる これぞ太平洋!
光達距離約36kmの高知灯台(龍頭岬灯台)
「心をつなごう シェイクハンドぜよ!!」 と、
坂本龍馬記念館前の龍馬さん
マスク姿で「せっかく来てくれたけんど、握手が出来んで申し訳ないちや」と、元気がない
記念館向かいの、浦戸城天守跡へ
山祇神社の鳥居を潜り、石段を上ると林の中に、城八幡、大山祇神社が鎮座する
祠横に、三等三角点(浦戸 59.57m)
鎌倉時代末期に築かれた浦戸城は、中世の山城としては珍しい天守を備え
戦国期に本山氏の城、長宗我部氏の岡豊城支城と変遷し
天正19年から滅亡までの約10年間、長宗我部元親の本城となりました
関ヶ原後、一領具足の浦戸一揆が鎮定された慶長6年に山内一豊が入城するが
高知城築城が成った慶長8年、廃城となったそうです
車道沿いで涼感を誘うタカサゴユリ〜♪
車道を逸れ、松林につけられた遊歩道に入ると汗が引く
龍王宮の額がかかる鳥居を潜り駐車場に帰ったら、車外温度は38℃!
こんな中に立っていて、熱中症にならない方が不思議です
例年ならこの時期、高知市中心部はよさこい祭りで熱く燃えるんですが
今年は、新型コロナウイルス感染拡大防止の為、中止だとか
真夏にマスクを着け、行く先々でアルコール消毒をし、買物のレジもビニール越し
お盆に帰省するのも気を遣わなければならないなんて、やっぱり変!
withoutコロナの普通の日常が早く戻って来ることを願いつつ
産直で新米と小夏を買って、早々に帰宅しました
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