2020年08月29日  ”宇和島龍巡り”

「暑い!暑い!」と言いながら過ごした8月も、そろそろ終わり

9月になれば、少しは秋の気配が感じられるかと期待が膨らみますが

予報では厳しい残暑が続くとか、まだ暫くは辛抱が必要です

今日は、潮風に吹かれ、三浦半島、九島界隈を散策して来ました




竜王碆



潮が引いてて良かったと思いながら、磯伝いに歩き石波止に乗る

波止の先の岩礁に祀られた石仏と石祠(龍神さんかどうか分かりません)



鏡面のように穏やかな青い海の向こうは、竜王鼻

歩いてきた石波止の付け根を見れば、右の磯場を引き返すより、左へ出た方が早そうです

作業小屋に居た方にお断りし、犬に吠えられつつ車道に出て、トンネルを抜け駐車地点に戻って来た


七乃頭龍王社

 

下波(したば)地域の安寧を願って龍王神が祀られている、七乃頭(しちのとう)龍王社

目の前の竜王碆、その先に日振島も良く見える


遊子、竜王島の竜王宮



「民宿 段畑さの屋」さんの遊覧船(漁船)に乗って、遊子水ヶ浦の漁港を出港

およそ5分で魚泊沖に浮かぶ竜王島に上陸です

石祠を護るように、祠の傍らで龍が大きく口を開けている

さの屋さんが言われるには、地区の高齢化で龍を毎年は新調出来なくなったけど

9月18日に、遊子地区の伝統行事「竜王祭」が行われ伊予神楽が舞われるそうです

此処の龍神様は、 今年2月に尋ねた梼原の海津見神社(龍王宮)の龍神様と関係があるとか



龍の長いしっぽの先に、牛鬼祭りで使われた剣が刺さっている

耕して天に至る「段畑」 美味しいジャガイモがとれるのは、4月〜6月



今は何も植わってなくて殺風景だけど、折角なので段畑を散策しよう

石垣を縫い一番上まで上がると、北に風車が並ぶ佐田岬が見える


 
吹き上がってくる潮風を受け、 真珠筏が浮かぶ魚泊沖や鬼ヶ城山、権現山(953m)を眺める

2009年、宇和津彦神社から鬼ヶ城山へ登り、権現山を尋ねて宇和島城まで歩いたのが懐かしい

それにしても、石垣からの照り返しがきつい  こんな日に歩いている人は一人もいません


九島の龍王神社



九島大橋(468m)を渡ったところの駐車場に

「花と歴史と笑顔が香るいやしの楽園 九島」の観光案内があり

おすすめのハイキングコースが紹介されているが、今日は車で箱崎まで

大海に棲み、雲を呼び、雨を降らすという龍王神が祀られた龍王神社



案内に「道幅が狭いよ」と書かれていたけど、本当に狭い!

車は生け垣をこすりながらギリギリ(左写真 帰りです) 私は歩きました

行く時は見逃してましたが、こんな規制がありました(右写真)


大浦の龍王神社



駐車場から十数メートル歩くと料亭跡があり、建物に廻らされた立入禁止のロープに沿って進み、藤棚を潜る

竜宮城のような建物は海の玄関口、船着き場のようです

元は「赤松遊園地」として遊具も置かれ、海水浴などで賑わった場所だったのでしょう

突き当りに龍王神社が鎮座し、不思議な形の大岩が目に飛び込んで来た

宇和島新24景I「赤松覗き岩」です

「覗き岩」というより、「招き岩」のような感じがします


今日は宇和島の龍さんに招かれて、青い海を満喫〜♪

それにしても、三浦半島はクネクネクネクネ入り組んでいて、龍に見えてきました


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