年の初め、ピオーネさんに教えていただいた龍王宮は五夜嶽から南東に見える小ピークに鎮座する
烏帽子山、五夜嶽は採石の山、何時かは思い出の山になってしまうのかもしれません
たくさんの巨大な設備や山と積まれた砂利を見ながら荒涼とした採石場を歩き、やっと尋ねることが出来ました
八幡宮P
(8:25)〜(10:25)龍王宮
〜(10:40)五夜嶽
(11:05)〜(1:55)龍宮神社
〜(12:10)P
(3時間45分)
烏帽子山西麓の八幡宮前に駐車
鳥居の後ろには、「風雨順時、五穀豊穣」と刻まれた石柱
季節が季節通りに巡り、穀物が豊かに実ることへの祈りが込められています
頭を垂れた稲穂の向こうに、烏帽子山や五夜嶽を見ながら車道を歩く
10分で、幸神社 屋根棟に、雄々しい龍の彫刻が飾られています
本殿裏の路地を進むと「史跡・馬ノ神宝塔」 何でしょう?
イノシシ避けの柵を開けて進むと、直ぐに石仏が迎えてくれる
展望を楽しみながらミカン畑を抜け、指標に従って左折すると
穴薬師古墳(古墳時代後期の横穴石室墳で、坂出市史跡に指定)
昔綾織姫が渡来したと伝わるこの地域一帯の古墳群を見下ろす高台に在り、綾織塚ともいわれる
採石場内の広い車道に出て、上ってゆく
巨大な建物の前を通り(右写真)車道を折り返すと、アララ行止り!
「おかしいなぁ、車道が途切れている筈ないんだけどなぁ」とグランパ
すぐ上には車道がありそうなので強引に行こうとはいうものの、
目の前に立ちはだかる藪いた急斜面を見ると、気が萎えます
こういう時は落ち着いてと、辺りを見回していたら錆びた手摺が眼に入りました
滑りそうな斜面を駆け上がり、柵を潜り抜けて、何とか通過です
広い車道に飛び出し、静かな場内を東へ向かう
途中、先ほどウロウロした場所を見下ろす 上がって来られて、良かった〜
大きく弧を描きながら車道を進むと、左下にクレーターが見える
そのうち烏帽子山の山名が地図から消えるかも
振り返れば蓮光寺山 見るからに、藪山のようです
支尾根を乗越すと構内専用車の駐車場(左写真)
龍王宮へは、駐車場のすぐ先で右の山道に入ればよかったのに、掘削跡の池まで来てしまった
龍王宮は、池の上のピークに鎮座する(筈です)
それにしても、頂上直下から豪快に流れ落ちる滝水(龍の涙か?) 不思議な滝です
取り付きを捜して北側に回り込むも、あるのは龍王宮を護る絶壁と荒涼とした採石場
ナバロンの要塞の弱点は何処だ?な〜んて、面白がっている場合じゃありません
地図を取り出し確認する(もっと早く確認すれば、20分のロスは無かったのに)
見落としたことに気が付いて引き返すと、ありました!
ジグザグと何度か折り返し進むと、「水」の神額がかかる立派な鳥居があります
鳥居を潜り、木漏れ日を受けながら参道を進むと
龍王宮(標高340m位) 2時間かけてようやく辿り着き、感激一入です
境内には、観音堂、稲荷神社、山神社、剣山神社、水神社も祀られている
背後は、山城跡のような雰囲気です
突端まで行って、木の間越しに採石が進む五夜嶽方面を見る
取り付きが草っぽかったけど、なんでこの道を見落としたんでしょう
あんなに立派な神社が在るのに参道が無い筈ないですよねぇ
再び滝前を過ぎ、五夜嶽へ向かいながら龍王宮が鎮座するピークを振り返る
山ではなく、砂漠を歩いているような気分
西から見たら、此処まで採石されているとは思えませんでした
どんどん北へ進むと尾根に出合い、カンカン石を鳴らしながら最高点向けガレ尾根を戻る
目の前に綾川を挟んで城山 光る府中湖の南に、綾歌三山や高鉢山
山頂標識も何もありませんが、この辺り(330m位)を頂上とし
大展望を楽しみながら、ちょっと早いお昼にします
心地良い風が吹き、周りの草木も微妙に色が変化し始めている 秋ですね〜♪
脆そうな採石縁に気をつけ、僅かに残された尾根を辿り南へ
正面が龍王宮のピーク、左奥に国分台の山
滝を過ぎて、分岐を右へ もう道迷いのしようもありません
西部警察に出てきそうな巨大な砕石設備や砂利の山を見ながら、急勾配の車道を下る
採石場の門を抜け、道沿いの所々に祀られた石仏に見送られ歩いてたら
神社らしい雰囲気の社叢が見えたので入ってゆくと、龍王と刻まれた大岩が祀られていた
龍宮神社です 上の龍王さんと何か縁があるのかな?
龍宮神社から下ってゆくと、東鴨神社(ご祭神は一事主命、玉依姫命)
双葉葵が神紋の立派な神社です
社伝に拠ると、弘仁4年(813)に大和国の高鴨神社から勧請されたとある
加茂町のお昼のチャイム「エーデルワイズ」を聞きながら駐車地点に向かう
帰路、飯山町東坂元の県道18号線脇に鎮座する九頭竜神を訪ねて今日の龍巡りを締め括りました
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