2020年11月03日 ”八幡浜街道笠置峠越”


GPSトラックログ (カシミールソフト使用)
この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得、同院発行の数値地図50000(地図画像)、及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用
 承認番号 平18総使 第582号る


9月19日に大島の龍王神社を尋ねて以来の八幡浜

今日は、八幡浜市釜倉と西予市宇和町岩木を繋ぐ古の峠道を歩きます



まず八幡浜「どーや市場」 新鮮な魚介がいっぱい

前回買えなかったので、今日はいろいろ買いました

もう少し近ければ毎週でも来たいところです

県道25を走り伊予岩城駅へ 後方の山を越えて、此処に帰って来ます

電車の時間待ちの間に駅周辺を少し散策



米どころ・伊予石城といえば、わらマンモスアート

れんげまつりを盛り上げようと、平成23年に制作されたのが始まりだとか

「わらら」、「まい」、「れん」、三世代の心和む晩秋の風景です

列車で一駅移動して双岩駅へ 「駅からウォーク」スタートします


双岩駅(9:55)〜(10:20)登山口〜(11:00)笠置峠〜笠置峠古墳〜
笠置峠(11:40)〜(12:15)登山口〜(12:55)伊予石城駅   (3時間)
                                                   


双岩駅前にある「国指定史跡八幡浜街道・笠置峠越」の案内板

この街道は、生活道、交易の道、遍路道、参勤交代の道として重要な交通路だったそうです



車道歩き25分で登山口 お地蔵さまや、新旧道標が建っている



笠置峠まで約2.3km 宇和側登山口まで約4kmです

いきなりの急坂に息が上がる



道は広くよく整備されています 雰囲気の良い石畳

シーボルトの娘イネや、二宮敬作、高野長英もこの石畳を踏んだそうです

籠立場跡 参勤交代の殿様の籠を休めた所でしょうか?



林道を横切る 真新しいベンチで一本立てましょう 

この後会った保存会の会長さんが言われるには、「先日設置したばかりなので、腰掛け一番乗りです」

何でも一番って嬉しいですね〜

「牛神さま」の案内板横の石室に、牛馬を守護する大日如来と馬頭観音が祀られている



登山口から40分で笠置峠(397m) 笠置地蔵や峠の茶屋が迎えてくれる

峠から林道を右(西)へ トイレや古墳順路→の道標があります



峠から5分ほど進み、古墳への登り口で軽トラの男性から街道のことなど色々話を伺う

なんと「笠置峠古道を守る会」の会長さんでした

笠置峠古墳は古墳時代前期の前方後円墳で、410mのピーク(墳頂部)に埋葬施設がある



古墳からは良い眺め〜♪

会長さんにいただいたミカンを食べながら、今日初めての展望を楽しむ

南は宇和町石城や鬼ヶ城山系 北には八幡浜、奥に佐田岬半島が横たわる 



峠まで引き返し、林道を下る

10分ほどで、右下から街道が合わさる どこかで下り口を見落としたのかな?

街道を少し登り返すと遍路墓(無縁仏)

説明板に拠ると、松山、九州、遠くは加州金沢と刻まれた墓標があるそうです



「古墳の窓」、笠置峠古墳の覗き窓かな?

「ものい嶽」の道標に従い寄り道 100mほど先に露岩が目立つ小さなコブがあるが展望は無い



「清水地蔵」 側の岩の割れ目から水が湧出している ここは旅人や牛馬のオアシスだったそうです

峠から25分でコンクリート道に出た



展望が開け、ビニールハウスの向こうでマンモスが待っている

古刹・安養寺の石段を下り、地中池畔に出る



地中池の北西角が宇和町側の登山口

四国とは思えない広大な大豆畑やキャベツ畑が広がる穀倉地帯を歩く



農業女子の可能性を世界に発信する「たいよう農園の農業女子プロジェクト」

女性がリーダーで、男性社員はサポートにまわるとか

マンモスに迎えられロマンに浸っていると、伊予石城駅に向け電車が走り去った





国道56号に出て、一度訪ねて見たかった四国八十八景「苔筵(こけむしろ)」へ

杉林に溶け込む「ギャラリー苔筵」でお茶し、手作りの園内を散策



棚田跡に緑の絨毯が敷き詰められ、癒しの空間が広がっています


歩いた道  ホーム