2020年12月26日  ”大高見峰”


GPSトラックログ (カシミールソフト使用)
この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得、同院発行の数値地図50000(地図画像)、及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用
 承認番号 平18総使 第582号る


先週に続き、綾歌の龍神さんを捜しに行きました

 
(9:10)〜龍王神社〜(9:45)登山口〜(10:20)縦走路小高見峰〜(10:50)大高見峰・高見峰神社(11:20)
(11:50)
登山口〜(12:10)△丸河・祠〜栗隈城跡入口(12:45)〜(13:25)最奥?〜(14:05)P (4時間55分)



冬耕された田圃の向こうから、「たかんぽさん(大高見峰)」が手招いている

まだ雲が多いけど、その内スッキリ晴れるでしょう

綾歌町栗熊東の勝福寺から東へ進み、「栗隈城跡→」標識に従い 県道278号線(さぬき新道)を右折し

薬池傍の路肩に車を停め、歩き出す

直ぐの四差路に「栗隈城跡案内図」と「林道高見峰線起点」の標柱がある

林道高見峰線を行く前に、龍王山にちょっと寄り道



標高143mの山頂に、龍王神社の石祠と石碑が祀られている



四差路まで戻り、林道をゆく 20分弱で高見峰神社の鳥居がある登山口に着く



 

谷右岸の広い参道を15分程進むと沢に当たる

左の急斜面は上がれそうにないしと、辺りをキョロキョロ

左岸に道らしきを見つけ、 斜面を駆け上がる

 

分県ガイドに参道って書かれてたけど・・・ロープ場が出てきました

苔生した石段も残ってるが、道の大半は薄くズリズリの急坂です

 

縦走路鞍部に出て、振り返る (左写真 右下から上がって来た)

まず縦走路を西に進み、小高見峰へ 木の間に讃岐富士

 

急坂を登り切りテープに従い、縦走路から左(南)に50m程逸れると

小高見峰頂上467m 展望はありません

 

鞍部まで引き返し大高見峰へ 鉄塔を潜り、緩やかに登ってゆけば

大高見峰頂上(二等三角点・鷹見坊山504.05m)

 

三角点から2分で、高見峰神社が鎮座する大高見峰頂上広場

神社の背後に、ひっそりと佇む石祠



神社前からは大展望〜♪ 讃岐のおにぎり山が勢揃いしています 

目の前に並んでいるのは、鷲ノ山、十瓶山 左奥が五色台、黒っぽいのが勝賀山、そして袋山

可愛いおにぎりが伽藍山、端正な六ツ目山等々



瀬戸大橋も良く見えています

 

拝殿には、厳ついお顔の天狗さん 「大高見坊天狗さん、8年振りですね〜」

神社前のベンチでおにぎり休憩しながら、のんびりと寛いでいたらソロの方が来られた 

趣のある鳥居を潜り、中央登山道を下りてゆく

 

山頂から、擬木の階段が延々と続く

岩を刳り抜いた中に祀られている役行者さん

 

行者さんのところですれ違った方が600段余りあると教えてくださったけど

よく整備された階段を下りながら、設置するのも維持していくのも大変な労力だと思い

有り難く歩かせていただきました

 

石燈を見て鳥居を潜れば、程なく登山口

先週、丸河の龍神さん捜しで、偶然この登山口を確認出来ました



綾歌三山の「たかんぽさん」、人気のお山なのでもう少し賑わっているかと思ったけど

今日山中でお会いした方は、お二人だけでした



丸河集落へ向かい、丸河神社に寄り道



先週見当を付けていた所から尾根に駆け上がり、7分進むと石祠が佇んでいました

地元の方に聞けなかったので、はっきりした事は分かりませんが

龍神様だったら嬉しいな〜



石祠の奥に、三等三角点 丸河(210.8m)

下山は、適当に山腹を西へ振りながら下ってゆく 紅葉越しに大高見峰が見えている



ちょっとした藪を抜け獣除けの柵を越えて、畦に下り立つ

車道から振り返り見る三角点丸河の山、良い姿です



大高見峰に見送られながら、林道入り口の四差路に帰って来た


折角だから、栗隈城跡を散策しましょう



丸亀市教育委員会設置の「栗隈城跡(湯舟城跡)」案内板に拠れば(要約)

中世期に築かれた栗隈城は、台地状の湯舟山に築かれた山城で湯舟城ともよばれていたそうです

城山(きやま)の西長尾城主長尾大隅守元高の一族が支配していたが

天正10年(1582)の長宗我部元親の中讃攻略に伴い、廃城になったと思れる



「栗隈城見学通路」の指標から緩やかに登ってゆく

獣除けの柵を開けて(柵内はイノシシが居るらしい)、落ち葉が敷き詰められた平坦道を進む



元高の四男、田村上総介の居館跡と伝えられる「田村城跡」

見学通路と書かれているけど、主郭部への道は登山道です

「西の郭列」 段々になった成地に主郭と山裾の居館との連絡用の郭が幾つか在ったのでしょう



「北の切岸」 主郭部への敵の侵入を防ぐため、尾根を崖状に切り取っている

「主郭部」 東側は急斜面、南北は切岸で守られているが土塁などは無い



見学通路入口にあった案内板の地図を見れば、主郭部より南に「龍王」とある

ヤグラ跡を越え一旦下って支尾根を進んでみたが、心密かに期待した祠も無い

「龍王」って、この辺りの地名なのかもしれんと、右写真(ログの?)のところから引き返す


龍王山の龍神さん、三角点丸河にも行けたので、先週の宿題は完了

何より、大高見峰の初めての道、面白かったです

歩いた道  ホーム