2020年02月15日  ”青龍山・三頭越”


GPSトラックログ (カシミールソフト使用)
この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得、同院発行の数値地図50000(地図画像)、及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用
 承認番号 平18総使 第582号る


三頭越の南、阿讃縦走路から少し離れた山に青い龍が棲むという

中国の伝説上の神獣の一つ・青龍(せいりゅう)は春のイメージ

春風も吹き始めたこの時期訪れるのに、相応しい

2017年3月に阿讃縦走路を歩いたときは、久保谷を駆け足で下りたけど

今日は、谷の流れや妖精たちの歌声を聴きながらのんびり歩きます


エピアみかど第2駐車場(7:45)〜(8:45)△柾木〜(9:15)868mP〜(9:25)青龍山
(9:45)青龍の祠入口(9:50)〜(10:05)三頭越(10:25)〜(11:50)P (4時間5分)



エピアみかど第2駐車場に車を停め、「三角のカツラ」標柱から下りていく

川を渡って少し進んだところが、影三角の登山口です 道標「柾木1800m→」  



登り始めて直ぐ、国道438方面を振り返る 

水路を越え植林帯に入り、ジグザグと高度を稼いでゆく



「柾木 800m→」 200m毎に導いてくれる道標が励みになる

二双越から延びている林道を横切り、尾根に乗れば阿讃縦走路です



「三頭越 2150m→」の道標      数分で、C△柾木 852.9m



ベンチが置かれた868mP 此処から2〜300m下ったところが三頭越

ですが、今日の目的地は龍のお山 休憩後、縦走路を逸れ右の尾根を進む

藪いても無く、思ったより歩き易い



10分ほどで、祠が鎮座する青龍山

祠の中には、龍の背中みたいに波打った石が祀られている

傍らの標柱に「龍」の文字が薄っすら読めるけど、多分「青龍の祠」と墨書きされていたのでしょう

下りていくと荒れ果てた林道に出て、其処に青い車が投棄されていた

1970年代に売り出され人気を博した3代目サニークーペのようです

廃林道を左に進めば三頭越へは近いが、右(東)へ



一ヶ所茨が蔓延っていたものの、後はまずまずの道を歩いて林道に出た

三頭山方面へ進むと、林道傍らに西国二十四番中山寺の十一面観世音菩薩

夕方から雨予報なので展望は期待してなかったけど

尖がりピーク奥に鉄塔が見える 竜王山まで遠いなぁ



百笑一起の会が設置した「青龍の祠入口、三頭峠入口」の標柱まで引き返し、三頭越へ向かう

左から下りてくる道が合わさると直ぐ、十八番頂法寺の如意輪観世音菩薩



入口から15分ほど、猿田彦大神、天鈿女命に迎えられ三頭越(800m)

安政四年建立の立派な鳥居は、「両参りの鳥居」です

阿波側には「金毘羅大権現」、讃岐側には「三頭山大権現」の石額がかかる

県道までは、後1850m 軽くお腹を満たし、のんびりと寛ぐ



荒れた谷に佇む 十一番上醍醐寺の准胝観世音菩薩

まだ眠たげなユキワリイチゲですが、日が差せば一気に花開きそうです

 

「おつかれさん」と、微笑むイチゲさん

七番岡寺(龍蓋寺)の如意輪観世音菩薩に見送られ下ってゆく



明神川を渡り、国道438を歩いて駐車地点に帰りながら

影三角登山口、そして阿讃の県境尾根を見上げる

今日は初めての道を歩いて尋ねた青い龍、下山時には、目覚めたばかりの妖精にも会えました

充実山行の締めくくりは、香川県森林センター近くのセリバオウレンでした


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