2021年02月07日 ”愛南町西海の石鎚”


GPSトラックログ (カシミールソフト使用)
この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得、同院発行の数値地図50000(地図画像)、及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用
 承認番号 平18総使 第582号る




昔、釣りによく訪れた西海

あの碧い海を眺めながら権現山を歩くのも良いなぁと、いろいろ検索していたら

一枚の写真が目に留まった もしかして、蔵王権現かも?

船越手前の県道34から、船越半島の最高峰・権現山に続く尾根を眺める

三角点久家(366.61m)の右奥に見えるのが、権現山

でも、今日の目的地は、手前の久家の石鎚です


西海観光船P(8:50)〜(9:20)△船越〜(9:55)石鎚(10:10)〜(10:55)P (1時間55分)



西海観光船待合所の駐車場に車を停めて、出発します

先ず目指すは、目の前のこんもりとした三角点船越

とにかく上へ進めば良いのでしょうが、すんなり辿り着けるかしらん

墓地を抜け、藪の薄いところから適当に取り付く



段畑跡の石垣が幾重にも続く

攻め易いところを探しながら、石垣を上がってゆく

道は無いが、心配したほど藪いてもなく、まずまず歩き良い



成地に出たところが、四等三角点船越(185.86m) ヤレヤレです

尾根伝いに石積みの境界が延々と続き、万里の長城みたい

石垣の左側を歩いたり、右側を歩いたりしながら(主には右側)緩やかに登ってゆく



大岩が現れる度、辺りに祠が無いかと確認したけど、何度か空振り

目の前に一際大きい岩がそそり立つ!

今度こそ、間違いないでしょうと思いながら巨岩上に出ると

比較的新しい、ブロック造りの祠が祀られていました



石鎚大神(剣持) 石鎚蔵王大権現 役行者が鎮座しています



ずっと尾根歩きでしたが、雑木が茂り展望はありません

祠横の木に登り、船越漁港や西海ふれあい公園をパチリ

祠前に石段跡らしき段差がある

東から(外家集落)参道があるのかもしれないと

少し下ってみたが、右写真の通りゴチャゴチャでした



ヤマザクラやウバメガシなどの木々を縫い、石垣を飛び降りながら尾根を一直線に下る

かなり下ったところで、イノシシの罠を見に来ていた地元の方お二人に出会い、暫し話をする

「あの石鎚山は久家の人が守りしよる あんたら何処から来たんな?」

まさかのところから現れた夫婦に、驚くやら呆れるやらだったんでしょう



お二人と話しながら、入山口よりやや東の路地に出た

車道から振り返る(右写真の左隅から出て来ました)


さぁ、これから半島を一周します



内泊の龍王神社

中泊の集落 此処は、グランパの磯釣りホームグランドだったところ

お世話になった「ひので渡船」さんも、今は代替わりしているそうです



外泊 「石垣の里」

高々と積み巡らされた石垣は、強風や塩害から家屋を守っている



七蔵さんが17歳の時に築いた七蔵垣(一番手前)は、ひときわ見事です

「だんだん館」で、碧い海を眺めながらコーヒーを頂き、まったり



外泊、中泊を見る 右奥が権現山かな?

県道34をさらに奥へ進み高茂岬へ 途中、中泊の名磯を懐かしそうに見る

「鹿島の地磯で猿に弁当を盗られた」とか、「磯に渡るとき釣友が海に落ちたとか」

海を眺めながら、何時もより話が弾みます



四国随一の夕陽の名所、高茂岬

戦時中海軍の高茂衛所があり、豊後水道に侵入する敵艦船に備えていたそうです



遊歩道から鼻面岬を見る 四国南西部の海食崖はどこも雄大ですね

渡船が白い航跡を残し、せわしなく走る



弁当デリバリーの時間か、あるいは磯替えか?

ウバメガシに囲まれた遊歩道を進むと、1950年に点灯された高茂岬灯台

周りの景色に配慮したのか、やや小振りな灯台です

奥に、岬先端に下りる遊歩道があるが、登り返しがしんどそうなのでパス



伊予の辺境、武者泊 何か謂れが有りそうな地名です

福浦漁港から権現山を見る あの麓から正規の登山道があるそうです



半島を一周し、船越に戻って来た

帰路、龍王神社を尋ねる 中浦貝尻の龍王神社(左)と柏崎の鼻の龍王神社


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