2021年02月13日 ”瀬居島散策”


GPSトラックログ (カシミールソフト使用)
この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得、同院発行の数値地図50000(地図画像)、及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用
 承認番号 平18総使 第582号る


坂出沖に浮かぶ瀬居島は、古くは鯛網漁で栄えた塩飽諸島の島で

明治維新後様々な変遷を経て、1953年坂出市となりました

1968年、番の州臨海工業団地の造成で埋立され離島ではなくなりましたが

陸続きとなった今も、風光明媚な島の景観が残っています



島の北端、竹浦漁港に車を停め、戎神社と竜神宮にお参りしてから

八十八ヵ所の石仏が祀られている道に入ってゆく

毎年4月29日には大師市が開かれ、「島四国(瀬居八十八ヵ所)」を巡る人々で賑わうそうです



ひと登りした所から、竹浦港を見下ろす

第六十六番札所雲辺寺の千手観音



島四国の道から逸れ、海岸へ下りてみる

間近に瀬戸大橋、五色台の乃生岬、その左奥に薄っすら大槌島が浮かぶ

折角のビュースポットなのに、黄砂なのか、春霞なのか、ぼんやりとしか見えません  



島四国の道に復帰して、直ぐの分岐を右へ

勢いよく茂る竹藪も綺麗に刈り込まれ、歩き良い

巨岩に囲まれて鎮座するのは、第五十六番札所泰山寺の地蔵菩薩



島の北側を巡り、北浦集落(西側)に下りて来た

防波堤に描かれた瀬戸芸アート「しましまの海」



蛭子神社と、坂出市保存樹木「神社建設記念の松」

さて、島の最高峰の登山口は? 路地を抜け、適当に山に入る



落ち葉の積もった石段を上がってゆくと、第四十八番西林寺の十一面観音



道は十一面観音の石仏まで、後は適当に登ってゆく



藪を抜けると、梅の花咲く果樹園?に出たが、またまた大藪に突入

あれ?赤テープがあるけど・・・(何ヶ所かありました)



掘割状の道らしきも倒木や茨で塞がり、右に振ったり、左に振ったり藪を避けながら難儀します

大きなウバメガシの並木を横切り進むと、フェンスで囲まれた建物に当たる

少量危険物取扱所(第二石油類)と書かれていました



建物を過ぎ、笹竹を掻き分け岩石帯に出る

三角点は何処だろうと、ウロウロ 笹藪に隠れていました

三等三角点瀬居島112.04m、展望は有りません

 

来た道を引き返し、途中から北尾根を進めば少し開けた場所に出た

前方に電柱が見え、その奥に64mpへの道が続いている ヤレヤレ



竹浦と北浦を結ぶ峠道に下り立ち、振り返る(左写真)

64mp方面(左写真手前右の道)へ、少し先で右折し七五三御崎神へ寄り道

少し木が煩いが、竹浦地区が見える



64mpに建つ建物は何でしょう(立入禁止でした)

直ぐ下に岩山観音像が祀られている

説明に拠ると、「この岩山には弥生時代の石器が数多く出土し

また大阪城築城の石を切り出した残石が残る等、歴史ある山であり、

山城の国・宇治群明星山三室戸寺西国十番の観音様を迎えて祀っている」



岩山観音前の見晴台で小休止後、直ぐ下の分岐を右にとり竹浦集落へ

よく整備された道を進む 目の前に無人の小瀬居島が浮かぶ



恐竜が眠っている間に、静かに通り抜けます おー、恐っ!

下に、オレンジ色の鳥居と竹浦港が見え出した



邦楽稲荷大明神の神額がかかる「天空の鳥居」 

以前は赤色だったと思うけど、令和2年5月に新しく建立されていました



下りてゆく途中にも社があります どなたが祀られているのかな?

狭い路地を通って、港へ下りてゆく



竹浦港から、△瀬居島方面を見上げる

春靄に包まれた島々を眺めながら、2時間10分の瀬居島散策でした


歩いた道  ホーム