読めても書けない身近な花の代表格は、おそらく躑躅と薔薇でしょう
さめうら湖面に姿を写す岩躑躅山は、「れいほくネイチャーハント」に拠れば
「切り立つ岩峰とトサノミツバツツジの群生する山」だそうです
なるほど、「イワツツジ山」ではイメージが優しすぎ、峻険な姿を想像できません
山行時間の割には「上級者向」とランクされる山
トサノミツバツツジ、もちろん今が旬のアケボノツツジも見たいと出かけたんですが・・・・
県道17号本川大杉線を走り、ダム湖に架かる上吉野川橋を渡る
橋から見る鋸刃のような岩躑躅山 稜線に迫る雲が、ちょっと気になります
大川橋を渡り、県道265号を瀬戸川沿いに遡る
南川で「中村→・岩躑躅山→」の道標に従い、七尾橋を渡る(右写真)
中村集落を過ぎて舗装が切れ、狭い石ころ道をどんどん進んでいると
アララ、雨が降り出した 車止めチェーン手前100mほどの谷横に車を停め、暫く様子を見る
P
(8:23)〜(8:34)下の登山口
〜(8:56)林道@
〜(9:03)登山道〜(9:08)林道A〜
(9:09)上の登山口
〜(9:19)岩躑躅山
(9:30)〜(9:58)下の登山口
〜(10:15)P (1時間52分)
雨は止まないし、風は強いし・・・「そのうち止むよ」と言うけれど、寒くて、堪らん
で、軟弱者は車で待つことにして、グランパが躑躅の様子を見に行ってきました
傘を差し林道をゆく 1072mp直下の岩場にピンク色が見える
歩き始めて11分で、下の登山口(左写真 標識あり)
稲叢山方面に薄っすら虹がかかっている 青空が覗いたり隠れたりと気をもむ天気です
いきなり急斜面の植林帯を上る 道は薄いけど、なんとなく分かります
蕾は見当たりませんが、ヤマシャクヤクがぱらぱら
杉葉や伐採屑が厚いので、こんな環境では小さい花は無理ですねぇ
苔生す巨岩に張り付くミツバツツジ
転石や倒木の切断片などで、道がぐじゃぐじゃのところもあります
スズタケが目立ち始め、登山口から22分で急坂が終わる 道標あり(左写真)
右に進むと、すぐ低い草木が茂る林道@に出て、S字を描くように林道を進む
崩壊地点の小さな彩り・ミツバツツジを見ながら、林道名残部分を抜ける
7分で林道から分かれ右登山道に入る(右写真 ピンクテープ)
(林道からは分かり難いですが、道端のブッシュを分け下りたら道標があります)
すぐ、小さな沢左のしっかりした道を上る(左写真 ピンクテープ)
スズタケ道を5分で林道Aに出て(右写真)左へ 林道@とAは繋がっているのかな?
林道歩き1分で、上の登山口(左写真)
スズタケ道を緩やかに登ってると、何やら白いものがチラホラ 雪の欠片みたいです
右の林にアケボノツツジが咲いていますが、写真になりません
下の登山口から45分で、岩躑躅山頂上(二等三角点 岩躑躅 1102.86m)
「岩の天辺から四周大展望」のイメージだったんですが、岩も無いし展望は東側のみです
眼下に、龍の姿を思わせるさめうら湖 向かいで険しさを競うのは石鎚信仰の鎌滝山
一瞬、日が差しました! ダム湖を照らすアケボノ〜♫
大きな木でも無いですが、目立つアケボノツツジが無い中、貴重な一本です
頂上すぐ北の藪の中で、数本健気に咲いています
山名の由来となったイワツツジ(トサノミツバツツジ)は、登山道沿いではあまり見られませんでした
さぁ、グランマが待ってるから急いで下りよう
車で待つこと1時間余り、相変わらず風は冷たいけど、日が差してきた
ちょっと歩いてみようかと、ツルカノコソウやジロボウエンゴサク、たくさんのスミレを楽しみながら
下の登山口まで行くと、グランパが下りて来たところでした
イタドリを採りながら、のんびり林道を歩き、駐車地点に帰って来た
土佐町の有形民俗文化財に指定されている舞堂
約300年の伝統を持つ「南川百万遍祭(土佐町の無形民俗文化財)」が、毎年7月に行われ
長さ30m以上の大数珠を担いだ男衆が、太鼓の音に合わせて舞堂を回るそうです
大川村「むらのえき 結の里」の「おかあさん食堂」でお腹を満たしお土産も買って、定福寺へ
定福寺の山野草
新緑に包まれた本堂にお参りして、花散策〜♫ フタリシズカ」
タツナミソウ
オドリコソウ
色褪せたシラネアオイ エビネラン
紅白のカッコソウ
ジュウニヒトエ
クリンソウ イカリソウ
ホウチャクソウ ウスバサイシン
ニリンソウ シュンラン
ユキモチソウ クマガイソウ
若葉を着飾った薄墨桜 ヒメフウロ
レンゲがいっぱい アヤメ越しに梶ヶ森方面を見る
歩いた道 ホーム