2021年04月18日  ”岩躑躅山”


GPSトラックログ (カシミールソフト使用)
この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得、同院発行の数値地図50000(地図画像)、及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用
 承認番号 平18総使 第582号る


読めても書けない身近な花の代表格は、おそらく躑躅と薔薇でしょう

さめうら湖面に姿を写す岩躑躅山は、「れいほくネイチャーハント」に拠れば

「切り立つ岩峰とトサノミツバツツジの群生する山」だそうです

なるほど、「イワツツジ山」ではイメージが優しすぎ、峻険な姿を想像できません

山行時間の割には「上級者向」とランクされる山

トサノミツバツツジ、もちろん今が旬のアケボノツツジも見たいと出かけたんですが・・・・



県道17号本川大杉線を走り、ダム湖に架かる上吉野川橋を渡る

橋から見る鋸刃のような岩躑躅山 稜線に迫る雲が、ちょっと気になります

大川橋を渡り、県道265号を瀬戸川沿いに遡る

南川で「中村→・岩躑躅山→」の道標に従い、七尾橋を渡る(右写真)

中村集落を過ぎて舗装が切れ、狭い石ころ道をどんどん進んでいると

アララ、雨が降り出した 車止めチェーン手前100mほどの谷横に車を停め、暫く様子を見る


P(8:23)〜(8:34)下の登山口〜(8:56)林道@(9:03)登山道(9:08)林道A〜
(9:09)
上の登山口〜(9:19)岩躑躅山(9:30)〜(9:58)下の登山口〜(10:15)P (1時間52分)



雨は止まないし、風は強いし・・・「そのうち止むよ」と言うけれど、寒くて、堪らん

で、軟弱者は車で待つことにして、グランパが躑躅の様子を見に行ってきました

傘を差し林道をゆく 1072mp直下の岩場にピンク色が見える



歩き始めて11分で、下の登山口(左写真 標識あり)

稲叢山方面に薄っすら虹がかかっている 青空が覗いたり隠れたりと気をもむ天気です



いきなり急斜面の植林帯を上る 道は薄いけど、なんとなく分かります

蕾は見当たりませんが、ヤマシャクヤクがぱらぱら

杉葉や伐採屑が厚いので、こんな環境では小さい花は無理ですねぇ



苔生す巨岩に張り付くミツバツツジ

転石や倒木の切断片などで、道がぐじゃぐじゃのところもあります



スズタケが目立ち始め、登山口から22分で急坂が終わる 道標あり(左写真)

右に進むと、すぐ低い草木が茂る林道@に出て、S字を描くように林道を進む



崩壊地点の小さな彩り・ミツバツツジを見ながら、林道名残部分を抜ける

7分で林道から分かれ右登山道に入る(右写真 ピンクテープ)

(林道からは分かり難いですが、道端のブッシュを分け下りたら道標があります)



すぐ、小さな沢左のしっかりした道を上る(左写真 ピンクテープ)

スズタケ道を5分で林道Aに出て(右写真)左へ 林道@とAは繋がっているのかな?



林道歩き1分で、上の登山口(左写真)

スズタケ道を緩やかに登ってると、何やら白いものがチラホラ 雪の欠片みたいです

右の林にアケボノツツジが咲いていますが、写真になりません



下の登山口から45分で、岩躑躅山頂上(二等三角点 岩躑躅 1102.86m)

「岩の天辺から四周大展望」のイメージだったんですが、岩も無いし展望は東側のみです

眼下に、龍の姿を思わせるさめうら湖 向かいで険しさを競うのは石鎚信仰の鎌滝山


 
一瞬、日が差しました! ダム湖を照らすアケボノ〜♫

大きな木でも無いですが、目立つアケボノツツジが無い中、貴重な一本です

頂上すぐ北の藪の中で、数本健気に咲いています

山名の由来となったイワツツジ(トサノミツバツツジ)は、登山道沿いではあまり見られませんでした

さぁ、グランマが待ってるから急いで下りよう



車で待つこと1時間余り、相変わらず風は冷たいけど、日が差してきた

ちょっと歩いてみようかと、ツルカノコソウやジロボウエンゴサク、たくさんのスミレを楽しみながら

下の登山口まで行くと、グランパが下りて来たところでした

イタドリを採りながら、のんびり林道を歩き、駐車地点に帰って来た



土佐町の有形民俗文化財に指定されている舞堂

約300年の伝統を持つ「南川百万遍祭(土佐町の無形民俗文化財)」が、毎年7月に行われ

長さ30m以上の大数珠を担いだ男衆が、太鼓の音に合わせて舞堂を回るそうです

大川村「むらのえき 結の里」の「おかあさん食堂」でお腹を満たしお土産も買って、定福寺へ


定福寺の山野草



新緑に包まれた本堂にお参りして、花散策〜♫           フタリシズカ」



タツナミソウ



オドリコソウ

 

色褪せたシラネアオイ             エビネラン

 

紅白のカッコソウ
 


ジュウニヒトエ

 

クリンソウ                イカリソウ
 
 

ホウチャクソウ              ウスバサイシン



ニリンソウ               シュンラン

 

ユキモチソウ              クマガイソウ



若葉を着飾った薄墨桜                       ヒメフウロ



レンゲがいっぱい            アヤメ越しに梶ヶ森方面を見る


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