2021年05月09日  ”野鹿池山”


渓谷と花に癒された赤星山に続き、今日は、シャクナゲと竜神さんの山を尋ねます



県道271沿いの看板に、野鹿池山の「蛇王大権現」の言い伝えが紹介されている

最後の行が切れてますが、「野鹿の池山は、雨乞いの神様として知られるようになった。」と終わってます



上の写真と前後しますが、R32沿いの妖怪屋敷前に、木彫りの「竜神と乙姫」が置かれている

「野鹿池山→」に従い橋を渡り林道を上がってゆくと、新緑の森に大きなカツラの木



道沿いにニリンソウが咲いています

林道終点に車を停め、野鹿池神社の扁額がかかる鳥居を潜る



遊歩道沿いのシャクナゲ園は、丁度見頃♪



咲き誇るシャクナゲを上から見られないかと、高台を探して山際へ行ったり、ウロウロ



傍らの木に登り、撮ってみました〜♪

昨日ほどではないですが、天狗岳や塩塚峰は黄砂でぼんやりです



湿地手前で左の登山道に入ると、10分で、野鹿池山東峰(1294.9m)

芽吹いたばかりのブナが目立つ縦走路を東へ少し下ってみる

林床には、ツクバネソウ



遊歩道まで戻り、シャクナゲが満開かと期待して木道を進む

ミツバツツジがパラパラと色を添えるだけで、シャクナゲは蕾も殆ど付いていません



苔生す森の奥に、蛇王大権現が祀られた野鹿池神社

左の小さな石祠が、300余年の雨乞い信仰の歴史を語っています



湿地は少し乾き気味だけど、ビロードのような緑のオオミズゴケが一面を覆う

引き返し、シャクナゲの傍らでコーヒータイム


「山爺の里」看板のところで県道271から逸れ、水無地区へ



高龗神社の鳥居を潜り、石段を上がってゆくと社が鎮座している

「水無」という集落名からも、水不足に悩まされてきたことが想像できますが

この急峻な地形では、雨が多過ぎても心配です

雨を司る龍神様をお祀りして、降雨、止雨を祈ったんだと思います



真下に吉野川が流れ、川を挟んで土讃線とR32が走る

緑色の空気に包まれた峡谷、いつまでも眺めていたい景色です


1時間も歩いて無いのですが、龍神さん絡みということで記録に残しました

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