2021年06月05日  ”法皇神社(法皇権現)・東赤石山”


GPSトラックログ (カシミールソフト使用)
この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得、同院発行の数値地図50000(地図画像)、及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用
 承認番号 平18総使 第582号る



ほぼ1年振りの東赤石山 タカネバラやオオヤマレンゲにはまだ早いですが

今日は、権現越の龍神さんを尋ねます


P(4:35)〜(4:43)登山口〜(6:45)権現越〜法皇神社〜権現越(7:25)〜(9:00)三角点・山頂(9:17)
(9:38)赤石越〜(9:54)分岐〜(11:27)一本橋〜(12:10)瀬場登山口〜(12:20)P (7時間45分)



県道沿いに車を停め、薄暗い中歩き始める 10分弱で床鍋登山口

登山道は四電さんの保線路でもあり、整備され歩き易い



登山口から1時間で保線路から分かれ、唯一の難所(左写真、振り返る)を慎重に下りる

シャクナゲが沢山出て来ましたが、花芽をつけた様子はありません



床鍋谷源流部を渡渉し谷を詰めてゆく 頭上に権現岩が見えてきた

樹林帯を抜け、振り返る 東光森山や大座礼山などがくっきりです



登山口から約2時間で、ユートピアの雰囲気が漂う権現越(1461m)

爽やかな風に吹かれ権現岩へ 赤い岩に映えるシライトソウ



権現岩と、岩に護られるように鎮座する法皇神社(法皇権現)

主祭神は、白河法皇、大山祇大神、高龗神  龗は、水を司る神・龍神です 

旱魃になると人々は、法皇神社に参拝祈願し雨乞い踊りを奉納したそうです

祠前に小刀が供えられている

「白河法皇から感状と宝剣(短刀)一振りを賜ったということであるが、鳥羽上皇からとする本もある
この感状と宝剣は法皇神社に奉納されたという」(安森 滋著「四国赤石山系物語」363p)

「伊予路の歴史と伝説(昭和39年8月発行 合田正良編)」に詳しく載る

「白河法皇が三十三間堂を建立の際、棟木にする柳の大木を和歌の浦から運ばせたが
あまりの大木なので、国中から集まった杣師の誰も手がつけられない中
その仕事を立派にやり遂げたのが関川栗の下の住人、杣の平四郎でした。
『わしが指図する通りにせよ』と、平四郎が信仰する五良津山の大天狗のささやきが聞こえてきて
大天狗の言うまま削り続け、仕上げることが出来たのでした。
平四郎の働きを喜ばれた白河法皇に宝刀と感状を賜り、新しく建てた祠に大切に納めていたところ
ある日、盗人が祠の扉に手をかけたら、手がしびれ腹痛を起こして逃げて行ったそうです。
これは勿体ない。高山(霊山)にお祀りせねばと、赤石山の巌の頂上に祠を遷宮し、それ以来法皇権現さまとして祀り
百姓の守り神として、毎年6月1日には盛大なお祭りが行われていたそうです」




石祠が祀られた権現岩から、赤石山系主稜線を見る 朝日が当たり神々しい

直下の権現越は、龍神さんの遊び場だったのかもしれません

北には、八大龍王権現が祀られている下兜山(右写真の尖がりピーク)

河又谷を渡る二頭の龍神さんの会話が聞こえてきそうです



樹林帯に入る手前で、権現越、権現岩を振り返る

終わりかけているシャクナゲと、若葉を着飾ったブナ



分岐を右へ 踏み跡を辿り、露岩が多い尾根をゆく

斜度が緩み、本峰が近付いてきた 最奥で頭を出すのは石鎚山



見頃のシャクナゲがいっぱい 海を背景に咲いている株が無いかと探すが、全て林の中

もう三角点は目の前です 岩稜歩きが東赤石山の醍醐味なんですが、ちょっとしんどい

(道を逸れてウロウロするからよ! グランマの声)



岩場で、ユキワリソウやキバナノコマノツメが風に揺れている



三等三角点、赤石(1706.03m) 大展望です

辿って来た稜線を振り返る 権現越の向こうには峨蔵の山々や赤星山



高曇りですが、遠望は良い 伯耆大山(おそらく)も見える

稜線を西へ進むと、山頂標識が増えた東赤石山頂上 周りには、紅葉かと見紛うドウダンツツジ



八巻山が呼んでいますが、今日は行きません

赤石越手前の林はシャクナゲの楽園 「咲いて知る 石楠花の木の 多さかな」

こんなにあったの? 普段あまり気に留めていない木なんですねぇ

今年のシャクナゲは、どこも見事な咲きっぷりを披露してくれました

赤石越で今日初めての登山者(ソロの方)に会う



トラバース道出合付近のタカネバラ まだまだです

直登(右俣)コースを下る タカネバラはこんな感じ



渡渉点で、のんびり一服 ここまでに擦れ違ったのは、9人です

朽ち始めた桟橋と、渡渉点下の滝を振り返る



一本橋から瀬場谷を見る 水辺を流れる風が心地良い

八間滝付近の桟橋(右写真振り返る)は、朽ちかけていてちょっと緊張です

権現越の龍神さん、期待以上のシャクナゲに出会え足取りは軽い

瀬場登山口に下り立ち、県道を歩いて駐車地点に帰る

花の東赤石山本番前に、8時間弱のミニ周回でした


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