2021年07月10日  ”金毘羅街道(伊予土佐街道)”


GPSトラックログ (カシミールソフト使用)
この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得、同院発行の数値地図50000(地図画像)、及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用
 承認番号 平18総使 第582号る



今日も金毘羅街道、伊予見峠から大門まで歩きます

コミュニティーバスで移動しているうちに雨は止みましたが、蒸し蒸しと暑い


伊予見峠(10:10)〜(11:00)牛屋口〜(11:30)大門〜(12:15)鞘橋〜(12:25)P
                         (2時間15分)



道々、金毘羅道標や燈籠を見ながらこんぴらさんへ向かう

「直 こんぴらみち 左 まるがめみち 右うんぺんじみち(安政四年)」

(観音寺市粟井町「天満宮金刀比羅宮」東)

「直 こんぴら道 👉小松尾寺道」 (観音寺市新田町金安神社東)



三豊市山本町辻 「左 いよミち 右 こんぴら・はしくら道 右 かんおんじ道」の道標と燈籠



「辻」という地名からも、ここが交通の要所であったことが伺えます



三豊市山本町支所の植え込みに建つ「こんぴら大門より三里」道標

説明に拠ると、財田西の河内橋の西に建てられていたものを道路拡幅工事のため移設したそうです



金毘羅燈籠 (三豊市山本町財田西 ローソン三豊山本店前交差点)

山本町砂川公民館前の「こんぴら大門より弐里」道標

此処からスタートの予定でしたが、突然のこむらがえりで足の調子が悪く、伊予見峠から歩くことにする



鞘橋近くの駐車場に車を停め、JR琴平駅へ

駅前から三豊コミュニティーバス(山本線 9:42発)に乗車し、伊予見峠(北立石バス停)へ移動



北立石バス停より東へ少し進むと、「こんぴら大門より一里(弘化四年)」道標(平成5年に再建)

以前には、この辺りに「伊予見峠」の道標が在ったと思うんだけど・・・

薄っすら見える豊受山や赤星山を振り返り見て、国道377を進む



モダンな原下工業団地付近の国道沿いに、不動明王

佐文集落手前の道標(大正六年)

「綾歌郡界迄 伊豫國界」 「三豊群 財田 観音寺 大野原」 「仲多度郡 琴平 善通寺町」

それぞれの距離が刻まれているけど、読み取れません

国道から分かれ象頭山を目指す



静かな佇まいの鶴林山法照寺 春はツツジが綺麗だったと思います

振り返り見る竜王山(左の尖がり)と、竹ノ尾越を挟んで立石山



県道23に出会ったところに、小さな道標「右 いよみち 左 こんぴらみち」

「四国のみち(タケノコ山の道)」に重なり、県道と分かれ牛屋口方面へ入る



小さな池の彩り 足音を聞きつけ寄って来たのでしょうが

ザックの中にあるのは水だけで、食べる物は何も持ってません ゴメンネ

博物館 四国お祭り村 むか〜し行った事あると思うんですが・・・



「左いよ道 右にを道」の舟形地蔵尊の道標

坂道を登りきると牛屋口 立派な狛犬に迎えられ鳥居を潜ります

(狛犬は、弘化二年 川之江の人の寄進だそうです)



今は人の気配が無いけど、往時は賑わったんですね



「御本宮拾八」道標や寄進燈籠が並ぶ

龍馬さん、お久し振り〜 参拝ですか?それとも脱藩?



金毘羅参詣だけじゃなく、歴史ロマン溢れる街道です



鬱蒼とした森の中で、苔生す「四国のみち」の標柱

森を抜けると、大門や鼓楼が見えてきた 参詣者の感激も一入だったでしょう



城郭のような石垣を縫う石段を上ると、時太鼓を備えた鼓楼

大門前の青銅大燈籠から、綾歌三山を見る



ここが伊予土佐街道里程終点、金刀比羅宮境内入り口 大門です

本宮はパスし石段を下る 参拝客は少なめです

うどんでお腹を満たし、参道を後にする



「浮橋」とも呼ばれる「鞘橋」 明治38年に一之橋の所から移設

刀の反りのようなアーチに、雅を兼ね備えた風格ある橋です



今では、年三回の祭典にのみ使われるそうです

多くの参拝者が、神域を目前に身を引き締め、この橋を渡ったんでしょうねぇ

今日は、伊予土佐街道のほんの一部、伊予見峠から大門まで(一里)でしたが

これからも金毘羅道標と燈籠を探しながら、少しずつ繋いでいきましょう


折角ですので、まんのう町のひまわりを見て帰ります



特急南風とひまわり

まんのう町七箇 県道4号と197号交差点に佇む、阿波街道の金毘羅燈籠

自然石を積み重ねただけですが、趣きがあります



「ひまわりの里まんのう」帆山ひまわり団地 たくさんの車が停まっています

仲南小学校の生徒と、

JR「四国まんなか千年ものがたり」の客室乗務員が一緒に種まきした圃地もあるとか



中山ひまわり団地 広い畑いっぱいに黄色い笑顔が溢れている

2018年7月に売り出した「まんのうひまわりオイル」は、パンにつけて食べても美味しい

非常に品質が高く、今やトップメジャーブランドだそうです


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