豪華絢爛の新居浜太鼓寄せが行われる10月17日、例年なら朝から喧騒としているのでしょうが
人も見えない閑散とした山根公園を通り過ぎ、東平へ向かう
里の錦繍が見られないのは、寂しいものです
P
(8:35)〜(9:07)一の森
〜(9:58)二の森
〜(10:28)三の森
〜(12:15)西山
(12:50)銅山越
〜(13:15)ヒユッテ
(13:35)〜(14:45)P (6時間10分)
対向車も無くすんなり着いた登山者用の駐車場、予想に反して一台も停まってない
海の方は少し明るくなってきたが、お山は雲が垂れ込め、どんよりと暗い
今日は一の森をピストンして、二の森、三の森を経て西山、銅山峰と周回する予定ですが
よりによって、こんな日に登らんでも・・・登る前から足が重いです
車道を引き返し、一の森登山口へ向かう 歴史資料館前の広い駐車場には、一台のみ
車道沿いに付けられた「一の森→」に従い、広場右奥から登山道に取り付く
広い道をジグザグと登って行けば、7分でススキが生い茂る頂上台地に出る
一の森頂上には、かつて大山祇神社が祀られ、一の森運動場が在ったそうです
さて、三角点標石は何処でしょう?
手分けしてススキをかき分け、電波塔の右にやっと見つけました 四等三角点 東平 832.59m
登山口まで引き返し、これから登る二の森を見上げる
車道を横切り石段を上って、登山口を探す
標識は無いけれど、木が疎らになっている所から杉林に入ってゆく
いきなりの急登です 薄い道があるようにも見えますが、とにかく直登します
登るに連れ、段々ガスが濃くなって来る
尾根の通過点で頂上らしくないけど、指標を見ると此処が二の森のようです
暫くは快適な尾根道が続きますが
ひっくりかえりそうな急斜面、歩き易いところを探しながら喘ぐ
尾根の突端が三の森(1156m)で、すぐ後ろは絶壁
周りの景色が見えないので、進む方向が分かりません
地図を確認しつつ右へ行ってみるが、どうも違うみたい
三の森へ引き返し、木々の間を擦り抜け左へ下ると赤テープがありました
が、木々を掴みながらの激下りで手袋はびしょ濡れです (右写真ピークを振り返る)
次々と現れる急坂 「あ〜、しんど」
二重山稜のような地形 左を進みます
木の枝に付いた滴が落ちてるのかと思ってたら、何時の間にか雨になっていてフードを被る
風も益々強くなってきて、寒い
右写真を過ぎたところで、ちょっとしたハプニング
急尾根を登り切ったグランパが、振り返るとグランマが見えない
寒い寒いと言ってたから、一枚着ているのかなと思い暫く待ったけどなかなか追いついて来ない
心配になって引き返すと、トラバースに向かう小さな足跡を見つけ、また登り返す
一方、直ぐに尾根に復帰できると思いトラバースを進んだグランマですが
ピークを回り込んで、やっと尾根に復帰したところ、 何処にもグランパの姿が見当たりません
「オ〜イ、オ〜イ」と呼んでも、聞こえてくるのは風の音だけ
10分ほどの事でしたが、「オ〜イ」と呼ぶグランパの声が聞こえた時はホッとしました
西山が近付き、自然林が少し色付いて来ました
右側が切れ落ち、ガスが無ければ向かいに黒森山やチチ山が見えるのでしょうが、
ただ黙々と急坂を頑張ります
やっと西山頂上 (三等三角点 西山1428.65m)
頂上から南に少し進みツナクリ山西面の紅葉を楽しみにしていましたが・・・これでは
灌木帯を抜けると西赤石山ビューポイントですが、よろけそうになるほどの強風とガス
色とりどりのコメツツジの紅葉を見ながら、足早に下ってゆく
あっ、ちょっと待って! 赤ずきんちゃん
銅山越まで下りて来ると、やっと風が弱くなりました
ガスの中に佇む、銅山峰ヒユッテ 人の気配はありません
ベンチで休んでいると雲が切れ、新居浜市街、真っ青な燧灘が現れた 今日初めての展望です
空気が澄んでいるのでしょう、しまなみ街道、福山辺りまでスッキリと見えています!
薄っすら色付き始めた柳谷コースをのんびりと下る
メジャーな登山道の有難みを実感します
第三通洞前の橋を渡り広場に出る 雲が薄くなり、少し明るくなって来た
駐車場には、マイカーがポツンと停まっているだけ
今日の銅山峰界隈(東平ルート)は貸切だったのかもしれません
少しだけ気になっていた一の森から西山
いくら展望が無いルートとはいえ、もっと天気の良い日に歩きたかった
記憶に残るのは、寒さとガスだけです
10月24日、ツナクリ山、西山を歩き、一の森、二の森、三の森を見てきました
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