2021年11月06日 ”佐々連尾山・大森山”


GPSトラックログ (カシミールソフト使用)
この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得、同院発行の数値地図50000(地図画像)、及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用
 承認番号 平18総使 第582号る



11月3日、9年振りに尋ねた「黒岩山の大ブナ」

その姿は新鮮に映り、大きく開いた黄色いパラソルは感動ものでした

ブナの黄葉が終わらぬうちにと、今日も近場のブナの山を尋ねます


登山口(7:05)〜(7:30)中川峠地蔵〜(8:30)大ブナの駄場分岐(8:39)〜(9:00)佐々連尾山〜(9:46)大森山(10:12)
(10:35)
林道〜(11:50)あすなろ峠〜(11:55)中川峠登り口(12:07)〜(12:20)登山口     (5時間15分)



坂瀬林道入口に「路面洗掘、通行注意」の看板があります

始めのうち七谷川沿いはやや走り難いですが、その先はほぼ普通の林道です

紅葉を見ながら、10分ちょっとで4kmp(右写真) 登山口まであと600m



登山口に他の車はありません ゲート手前に停め、歩き始めます

雰囲気の良い登山道(かつての予土往還道)を進み、20分で林道を横切る



林道から一登りで、三界地蔵佇む中川峠 以前は笹に埋もれかけていました

縦走路(県境尾根)も綺麗に笹が刈り払われています

小さなコブ(1244mp)を越え、緩やかに下ると・・・



誰が名付けたロマン漂う「あすなろ峠」 林道を横切り尾根を進みます

ロープが垂らされた急斜面を登る



1392mp手前で、グランパは尾根を進み 私は「大ブナの駄場」へと別行動

鞍部の岩場で合流します

急尾根を進むと、次代を担うスリムな若木が多い



右奥に、二ツ岳と赤石山系 最奥に、チチ山や笹ヶ峰

日差しは無いですが、見晴らしはまずまずです



歩いてきた道を振り返る 三ツ足山(左)と奥工石山



グランマが歩いているかなと、大ブナの駄場付近を見下ろす



一方私は、広く緩やかな遊歩道をルンルンです



一本一本が真面目に仕事をしています



「大ブナの駄場」看板付近 見事に黄葉しています

明日(11月7日)は立冬 そろそろ冬支度ですねぇ



1392mpから下った鞍部の岩場から、雲辺寺山方面を見る 右の尖がりは塩塚峰

10分ほど待ったら、グランパが下りて来た



右手前から玉取山、兵庫山、大登岐山、そして先日登った黒岩山と野地峰

(この山域のランドマーク・大登岐山は自信ありますが、他はちょっと)

どこを切り取っても絵になる景色が続きます



佐々連尾山向け、弧を描きながら笹原を緩やかに登る



振り返れば、祖谷の矢筈山系や剣山系まで見渡せます



グランパは方々で足が止まっています

細身のブナや雑木に囲まれた佐々連尾山(三等三角点 大平 1404.27m)



赤星山や豊受山を右に見ながら、大森山向け赤い稜線を進む

今日の山行の核心部です



左に刈り払われた道がある 縦走路からちょっと逸れてみると・・・



展望場でした 真下を覗くとこんな感じです



ブナに囲まれた天空の散歩道が続きます



尾根が痩せて岩っぽくなると植生が変わり、ツツジやシャクナゲが出て来ました

ドウダンツツジ越しに、佐々連尾山を 振り返る



ロープが設置されたちょっとした岩場を下り

登り返すと、大森山が近付いてきた



目の覚めるような緋色の、ドウダンツツジ しばしば足が止まります



あの急斜面を越えれば、すぐ後ろが大森山です



北側にシャクナゲが群生するガレっぽい急坂を登ります



 新しい山頂標識が設置された、 大森山(1433m)

暫くしてソロの方が登って来られ、「こんにちは〜」と言葉を交わしたら

何と、何と、佐々連さん! 本当に超久し振りの嬉しい出会いでした♪

これから「天空のわさび田」に向かわれるという、佐々連さんと山の話に華を咲かせる

話は尽きませんが、「またお会いしましょう」と大ブナの森に向かいます



今日、逢いたかった大森山のブナ三姉妹(勝手に呼んでます)

大空に向かって手を広げ、黄金色に輝く姿を想像していたんですが

年かさの長姉は枯れて枝を落としていますし、妹たちも元気がありません

悲しいけど、ブナの世界にも世代交代が訪れていました



「林道から眺めるブナ林もええよ」とグランパの甘言に乗り、北側の林道に下りてゆく

真っ赤に燃える大ブナ この辺り次世代が見当たらないのが気になります



羊歯が蔓延ったら少し歩き難くなるかもしれませんが、どこでも道の草原

翠波峰目指し一直線 ブナ林から10分足らずで林道に下り立ちました



林道と言っても車が走れる状態ではありません

凄いところに道を造ったんですね



いたるところに大ブナ 絶景です♪



スケールの大きなブナ林が続きます



林道は、崩れたり草が茂ったりしているところもありましたが

 ブナの黄葉を愛でつつ、の〜んびり楽チン歩きです



春はアケボノピンクに染まる土佐峰も、今日は赤く染まっています



ブナや景色を楽しみながら、あすなろ峠まで帰ってきました

この辺りは日当たりが良いので、ススキが元気です

そのまま林道を進み、登山道とのクロス地点でお茶にします

重い腰を上げ、15分もかからずに登山口  車が2台増えていた



所々で車を停め、黄葉を楽しみながら林道を走ります

林道途中の淵や、林道入口の小さな滝も紅葉に彩られて綺麗です


佐々連尾山、大森山は、四国屈指のブナの名山(だと思っています)

黄葉に何とか間に合い、晩秋の森を歩くことが出来ました

そろそろ見頃を迎える里山の紅葉も楽しみです


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