西日本に強い寒気が入り、石鎚山系にはかなりの積雪があったようです
雪山が呼んでいますが、気持ちも車もまだ秋モード
今日は、ちょっとだけ気になっていた祖谷の竜の山・竜ヶ岳を尋ね
高原散歩と沿線の紅葉を楽しみます
P
(10:40)〜(11:09)竜ヶ岳
(11:23)〜(12:17)1292mp
〜(12:23)東屋
(12:32)〜(12:38)P (約2時間)
県道140号井川トンネル真上の金竜山農村公園 桜の時季は見事でしょう
井内谷川河原の巨岩に祀られた立石剣山大権現
固定具が無いのに風雨で飛ばされたことが無いので
何時しか「落ちない神様」として受験生に親しまれているとか
年明け早々、大学入試センター試験が待ち受けている孫のために、手を合わせました
地福寺前に建つ「祖谷古道、登山口まで445m、徒歩約7分」の道標 右写真がその登山口
地元有志が「旧祖谷街道」を復活させようと、水ノ口峠までの約4kmを整備したそうです
馬岡新田神社の御神木とされる二本の巨大杉
(左写真モミジ奥の杉は、三好市指定文化財・天然記念物)
境内設置の縁起に拠れば、延喜21年(921)「波尓移麻比弥(はにやまひめ)神社」として勧請され
その後、元暦年間に祖谷へ落ち延びて来られた安徳天皇を合祀
また、天正年間に新田義治を合祀してからは馬岡新田神社と呼ばれている
水ノ口峠向け、どんどん高度を上げる もう大川山(左写真の右奥)と同じくらいの標高です
北は青空が広がり始めましたが、上空はまだ厚い雲が流れています
僅かに葉を残しているカラマツも、色が冴えません
標高1120m、祖谷との峠に佇む「水口峠大師堂」
大師堂前の道標 ここまで登山口から標高差約860m、かなり厳しい道でしょう
県道から分かれ、腕山牧場方面へ
寄り道ばかりでしたが、やっと登山口の駐車場に着きました
建物(トイレ)前のススキに埋もれた柵を潜り牧場に入る 濡れてなくて良かったです
以前ここから腕山に登りましたが、今日は竜ヶ岳(右尾根の突先)向け下ります
北西から流れ来る雲が、中津山や国見山の頭を隠している
時折雲の切れ間から日差しが漏れ、雨の心配は無さそうです
背丈を越えるススキの株を避けながら、初冬の高原を下ってゆく
歩き始めて10分で牧場境界 ゲートは開けずに鉄条網を抜け、左に下り作業道に出る
右の尾根筋も歩けそうですが、作業道を進む 落ち葉の中から頭を出すのは、アサマリンドウ
紅葉やススキを見ながらどんどん奥へ 作業道歩き13分で尾根に出合い、左へ
自然林と植林の境界を緩やかに登る 今日初めての上りです
彼方こちらに群生しているマツカゼソウは、葉が薄っすらと紅葉して綺麗!
ススキの中に隠れる、四等三角点竜ヶ岳(1162.89m) 振り返れば、牧場方面が見える
松尾川から見上げる厳しい断崖「竜ヶ岳」の天辺に立っているという雰囲気はありません
作業道分かれ(左写真 往路は右から歩いてきた)まで戻り、尾根に入る
右には烏帽子山と寒峰 雲が退き、稜線が出て来ました
終盤を迎えた黄葉を見ながら尾根を進むと作業道に出合うが、そのまま尾根通しに登ってゆく
牧場との境界尾根を進むと、段々斜度がきつくなる
雑木や茨が茂ってきたので、左の作業道へ下りる
作業道を15分ほど進み、植林帯の急斜面を登ると
牧場境界に出た
鉄条網と柵を潜り、仕切られた遊歩道を進む
牧場に入り、1292mpから祖谷の名峰・矢筈山と烏帽子山を見る
腕山(1333.1m)方面
山頂手前の大ブナが気になるけど、黄葉は終わっていると思うのでパスします
東屋方面へ向かう もふもふの羊がいっぱいです ここは羊牧場か?
ずっと奥には、梶ヶ森や土佐矢筈山
今日の山の主役はもちろん竜ですが、名脇役をアップで
三角点腕山牧場(四等 1245.72m)方面へ
柵を潜り駐車地点に帰る 三角点は車道を少し下った辺りでしょう
2時間の歩きでしたが、ススキと展望の山・竜ヶ岳、十分楽しみました〜♪
駐車場でのんびり食事 温かいカップ麺が美味しい
ところで、竜は何処に? 竜ヶ岳山頂西側に棲むという竜を尋ねましょう
林道沿いに、日差しを受けて微笑むリンドウがいっぱい
県道沿いの滝、紅葉が残っていればねぇ
対向車が来ないことを祈りつつ、 烏帽子山を見ながら
急峻な谷沿いの狭い道を下る
小祖谷のお堂の紅葉、日に輝いて素敵です
辺りには、観光地化された「かずら橋」界隈に劣らない秘境感が漂っています
竜ヶ岳三角点から松尾川へと、600mほど切れ落ちる断崖は圧巻!
徳島県観光情報サイト「阿波ナビ」に拠れば
「東洋一の断崖・竜ヶ岳は、金龍・昇龍・登り龍の三大断崖」だそうです
この好天気に散策者は無く、貸切の絶景〜♪
出会った車は「竜ヶ岳の名水」に水を汲みに来た一台だけ
さぞや賑わっているだろうと思ってたのに、拍子抜けでした
紅葉の見頃は過ぎたのかしら?
見上げたり、松尾川を覗き込んだりしながら県道を下る
やっぱり日本の秋の風景と言えば、渓谷と紅葉ですねぇ
歩いた道 ホーム