2021年12月25日 ”峠道(五郷越・曼陀越)”


GPSトラックログ (カシミールソフト使用)
この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得、同院発行の数値地図50000(地図画像)、及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用
 承認番号 平18総使 第582号る


  
メリークリスマス〜🎵

雪を被ったモミの木を見に行きたいところですが、ジングルベルを唄いながら

予讃の峠・五郷越から、三国境の海老済を経て、阿讃の峠・曼陀越への峠道を歩きます


P(8:00)〜(8:32)登山口〜(8:46)五郷越(8:55)〜(9:39)△海老済(9:49)
(10:17)
曼陀峠〜(11:12)薬師堂(11:21)〜(11:30)P   (3時間30分)



県道8号脇の広いスペースに車を停め、歩き始める

歩き始めて直ぐ、石砂集落への車道分岐に舟形地蔵道標(左あハ道、右いよ道)

分岐から17分で石砂観音堂 西讃岐三十三観音の第二十七番札所です



集落を抜け車道を進み、ちょっとショートカット

衣服調節して登山道に入る 道は広く、よく整備されていて歩き易い



植林の先に峠が見えてきた

登山道に入って14分で、五郷越 (グランパは、今月三度目の五郷越です)



お茶を飲みながら休憩します

西は伊予の肥窪、切山 東は讃岐の石砂、海老済

予(阿)讃縦走路は、大きく弧を描きながら雲辺寺山へ向かう



551mp分岐 直登道がありますが、躊躇なく巻きます

急斜面に落ち葉が乗りやや歩き難い



振り返れば、右に△石砂と544mp、左奥に金見山と木峰

五郷越から35分で、分岐

縦走路は直進ですが、このピークは外すわけにはいきません



急尾根を直登する 久々に「山に登る」という感触です

四国に二つしか無い三国境ピーク、三等三角点海老済(595,08m)



三角点から南に、伊予と阿波国境尾根が延びる

小休止後、讃岐と阿波の国境尾根を東へ下る 緩やかで歩き易い



左から縦走路を合わせ、「四国のみち」に下り立つ

ベンチと、「三角寺16,5km 雲辺寺6,9km」の道標

遍路道の雰囲気が出て来ました



案内板や道標が立つ車道に出て、暫く車道を進む



南側の祖谷方面は、雪雲に覆われている

車道をショートカットして、



△海老済から18分で曼陀峠

説明板に拠れば

「屋島合戦後、この地に落ち延びた平家一門が一族の法要・曼荼羅供を

営んだことから名付けられ、曼荼羅がなまり曼陀になったそうです」

峠から北の海老済集落へ広い道が下りているそうなんですが・・・

取り敢えず、看板後ろの支尾根(道ではありません)を下ってみる



(標高差)50mほどで、左に広い道が見えたので下り立つ(左写真)

この峠道は、戦前までは阿波から讃岐へと借耕牛が行き来した道です

ジングルベルじゃなく、カウベルでも鳴らし、丑年の峠道歩きを〆ましょう

(翌日再訪 峠の看板左、竹が茂りこれ道かな?との雰囲気ですが

竹を避けながら少し下ると右に折れ、上の左写真に繋がりました

グランパは、峠の阿波側が気になり覗いていますが、モーいいでしょう)

倒木を跨いだり潜ったりしながら、足裏が喜ぶフカフカ道をどんどん下る

古道の雰囲気を醸す道標、石仏、牛の供養碑などはありません

一瞬、東の展望が開け、左奥に雲辺寺山



曼陀トンネルと雲辺寺を繋ぐ車道のヘアピン地点に出る

車道から、三国境にそそり立つ△海老済(左)と△石砂(右奥の尖がり)



ヘアピン地点右から再び山道に入る 同じような道が続いています

マツタケが採れそうな雰囲気です



一箇所だけ荒れた所がありました 藪の先に最奥の民家が見えてきた

逆コースの場合、この取り付きが分かり難いと思います



藪を抜け、作業道を進むと車道に出る 振り返る(左写真)と最奥に△海老済

薬師堂で一休み 南天が赤い実をいっぱい付けています



こんぴらさんを見て、「観音寺市のりあいバス」五郷高室線・海老済バス停

ブルーフェンス沿いの歩道を歩き、車道をショートカットし駐車地点着

3時間半、静かな国境峠道歩きでした


今年は、金毘羅街道、へんろ道、龍神の道、峠道等々、いろんな道を歩きました

今日は雪も無い、花も無い、大展望も無い、何とも地味な歩きでしたが

「借耕牛」の道が歩き納めなのも丑年に相応しい気もします


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