2202年02月23日  ”平石山・三角寺”





今日も近場の、三角寺から奥之院への遍路道

どこかピークも踏みたいと、池ノ尾への峠道から平石山へと周回します

麓から眺める法皇山脈は薄っすら白い 雪も少々楽しめそうです


(8:20)〜(8:40)車道〜(9:04)茂兵衛道標分岐(9:17)〜(10:22)法皇スカイライン〜(11:04)平石山
(11:39)地蔵峠(12:16)〜(12:21)馬場の桜〜(12:40)地蔵峠〜(13:20)三角寺(13:36)〜(13:50)
                   (5時間30分)



三角寺の1kmほど手前にある大型バス駐車場横の登山道に入る

新四国八十八ヶ所を巡りながら、よく整備された遍路道を上る



第六十四番札所・前神寺と、後ろに四等三角点・三角寺(332.93m)

車道に出て右へ 直ぐ「前神寺、伊予三島駅→」の道標



再び、新四国の遍路道に入る

今年初詣に訪れた土佐横浪半島の第三十六番札所・青龍寺



三角寺は帰りに参拝することにして

電波塔の山・平石山を正面に見ながら進むと、奥之院への道に出合う



東に、予讃国境の山々 右のなだらかで丸い山が、先日登った雲辺寺山

四辻に立つ茂兵衛道標右横から延びる道の取り付きに「池ノ尾へ至る」の小さなプレートが在る

衣服調整していると、丁度、三角寺方面と積善(しゃくぜん)方面からご年配の方が登って来られた

池ノ尾への道は倒木などで傷んでいるそうだけど、初めての道はワクワクです



年輪を感じる深い掘割状の古道を上がる 倒木もあるけど、問題無し

「十四」と刻まれた石碑 何でしょう?



稜線が近付くと植林作業道が入り組み、古道がやや分かり難い

直登も出来そうですが、峠方向に拘ります

池ノ尾道に入り1時間ちょっとで、法皇スカイラインに出た 

 スカイラインを横切って、細い下山道が続いている(右写真 西を見る)

此処が地誌に載る「池ノ尾峠」でしょうか?(もう少し西かも)

(地誌抜粋:中曽根村の野々首から広尾を経て池之尾峠(757m)経由で脇ノ谷または柳瀬に至る)



(昨秋訪ねた池ノ尾集落跡&集落に祀られた風留神社)



平石山(正面の電波塔の山)目指し、スカイラインをゆく

北には、シンボルの煙突の煙が靡く四国中央市街地

風の冷たい日が続きましたが、この寒さも今週いっぱい

週末には気温が上がり春めいて来るそうなので、後少しの辛抱です



車道歩き25分、電波塔保線路の階段に取りつく

まっさらな雪に足跡を残します



電波塔フェンスの周りに残る足跡は、雪遊びが好きなウサギさんみたいです

南に四国山脈の山々 雲がかかりすっきりしません



電波塔から尾根を東へ100mほどで、平石山(二等三角点 西平石 825.56m)

そのまま尾根を進み、スカイラインに下りる



奥之院への道に出合い、ひと登りで地蔵道標や丁石が立つ地蔵峠に着くと

なんと、なんと、ヒコーキ3号さんとバッタリ! 久し振りの嬉しい出逢いに大歓声でした

温かいコーヒーをご馳走になりながら、話に華が咲きました (ありがとうございます)

(年甲斐も無く燥いで、隣で寛がれてたお二人にはご迷惑かけてしまい、済みません)

馬場の桜を見てくるというグランパを見送り、二人で楽しくお喋りしながら下りてゆく



杉林を背に、奥之院へ二十丁の地蔵丁石

雪の中に佇む地蔵丁石と馬場の桜

クジャクが羽を広げたように華やかに装う春が待ち遠しいです



地蔵峠に引き返し、三角寺向け遍路道を下る

この道は、31ある国史跡「遍路道」の一つ、伊予遍路道(三角寺奥之院道)です

「甲斐ノ森」 何でしょう? もう少し先に、「檜平」



よく整備された遍路道を、どんどん下りてゆく

ブルーシートは、遍路道を整備されている方の休憩所かな?

水場には「落神」のプレートが掛けられている



シートの傍らに「奥之院道 四十三丁」の道標

落神さんから少し下ったところで、前をゆく二人に追いつく

四十八丁の地蔵丁石 雰囲気の良い遍路道が続きます



池ノ尾分岐に建つ茂兵衛道標(奥之院へ五十六丁 三角寺へ二丁) グルっと一周して来ました

第六十五番札所・三角寺 一茶が詠ったヤマザクラも穂先が膨らみ始め、春待ち顔です

境内でヒコーキ3号さんとお別れして、山門を潜り車道を下って駐車地点着

メジャーなピークこそ踏みませんでしたが

地元の嶺北、嶺南を結ぶ峠道歩きは奥深く、興味が尽きません


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