植林帯の中に眠る集落跡の石垣、遍路道の地蔵や石標と
最近、石絡みのうっと暗い古道歩きが多いですが、今日は、華やかな道を歩きます
季節は春本番、高知から届く桃色情報に誘われて、須崎へ
桑田山の雪割桜を愛で、蟠蛇ヶ森頂上直下に鎮座する石槌神社を尋ねます
あっ! 今日も「石」絡み やっぱり石は外せません
蟠蛇ヶ森を尋ねるのは、11年振り 楽しみ〜♪
桑田山神社P
(7:25)〜(8:20)鉄塔
(8:30)〜(9:33)蟠蛇ヶ森山頂・石槌神社
(10:25)
(11:05)鉄塔
〜(11:26)三角点桑田山
〜(12:05)P (4時間40分)
桑田山神社の駐車場に車を停め、石段を上がってゆく
手前の石垣の上に祀られた社は、金比羅神社です
神社を抜け、「登山道→」に従い、黄色に彩られた民家横の細道を上り
吸い込まれるように桃源郷に入ってゆく
全身がピンク色に染まります
雪割桜は、正式にはツバキカンザクラで、桑田山全体で1000本もあるそうです
菜の花越しに振り返れば、絵に描いたような長閑な山里の風景が広がってる
天気は申し分ないし、桜は満開♪ 昼前には、花見客で賑わう事でしょう
左写真の直ぐ上で、車道に出る 早くも汗びっしょり、お茶休憩しながら衣服調整します
「頂上まで90分」の表示を見て、鉄塔右を進む さぁ、花見モードから登山に切り替えです
石灰岩の山なので、花も沢山有りそうです
車道に飛び出すと「道なりにGO」の表示板 ミツマタに見送られながら、車道を歩く
「登山者近道」の表示板を見て法面を上がり、再び山道に入る
車道に出て、電波塔横を通り、稜線鞍部に建つ「←蟠蛇森公園 100m」案内に従い左へ
アセビやツツジが目立つ蟠蛇ヶ森頂上 「蟠蛇」は蛇がとぐろを巻くの意
「昔、この山に大蛇がおり、美しい乙女に化けて人々を惑わした」という伝承があるとか
ちょっと怖いおはなしですねぇ
展望台から須崎市街地方面を見る
遠く室戸岬まで見えるそうですが、あいにくの春霞で視界はモヤモヤです
電波塔が建つ東尾根ピーク左奥は、信仰と伝説の山・虚空蔵山(674.9m)
北側の石鎚山方面は、雲や霞ですっきりしません 残念!
(この後、何故かアスペクト比が12:9に変わっています)
今日の目的は、石槌神社 山頂から西(クチキ峠方面)へ
直ぐに石の祠と、一等三角点・万朶森(769.8m)
更に50m位進み、南面へ下りる
石灰岩が目立つ急斜面を下ると、巨岩基部に祠
石槌神社です 祠横の台座には蔵王権現が祀られていたのかも?
この「石槌さん」は、「たかむね様」と呼ばれているそうです
祠右に、不動明王と役行者
「石鎚」といえば「オクサリ」ですが、こんな積木ブロックのような石灰岩に掛けるのは難しいと思います
昔は蟠蛇ヶ森へは、堂ヶ奈路や上分地区などからの道もあったとか
石槌神社参拝道の名残が無いかなと付近を捜すが、一歩間違えれば奈落の底です
山頂へ引き返し、暫くベンチで寛いでから下山する
下山途中の車道から、雪割桜の里を見下ろす
鉄塔まで下って小休止後、車道を歩いて四等三角点・桑田山(291.23m)へ
三角点より見上げる、蟠蛇ヶ森
往路の道と合わせ、再び桃源郷に入ってゆく
アップで見ると、枝先が重たそうです
たくさんの花が一斉に咲いてかなり密だけど、こんな密なら歓迎ですね〜
12時のサイレンを聞きながら蟠蛇ヶ森や桃源郷を振り返り、駐車場に向かいます
石槌神社が鎮座するお山の麓で、満開の桜を楽しんだだけで十分満足なんですが
折角なので、スプリングエフェメラルも見て帰りましょう
牧野公園の花々
ユキワリイチゲ〜♪
ほぼ終盤のセツブンソウ オオミスミソウは、まだ蕾もいっぱい
林床を白く染めるセリバオウレンやバイカオウレン 終わりかけてはいたものの、見応えありました
お日様を浴びて元気いっぱいのフクジュソウ 佐川の街を見下ろす河津桜
歩いた道 ホーム