2022年05月22日 ”チチ山・笹ヶ峰”


GPSトラックログ (カシミールソフト使用)
この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得、同院発行の数値地図50000(地図画像)、及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用
 承認番号 平18総使 第582号る



チチ山トラバース道のミツバツツジは、そろそろ咲き出してるかな?

例年月末頃が見頃だけど、来週は予定があるし・・・

ちょっと早いような気もしながら、モミジ谷へ向かいます


下津池登山口(6:35)〜(7:18)宿(7:25)〜(7:51)丸山荘(8:03)〜(8:55)コル〜(9:40)チチ山トラバース道分レ
(9:58)チチ山(10:16)〜(10:58)笹ヶ峰(11:07)〜(11:51)丸山荘(12:07)〜(13:14)登山口 (6時間40分)



未舗装林道を揺られながら登山口着 先行車は、1台(下山時には12台でした)

爽やかな水音を聴きながら、吉居川右岸を登る



宿を過ぎ、緑が眩いブナ林を抜けると



丸山荘に着く 広場のシャクナゲが見事です!



山荘前から道標に従い、丸山へ

ベンチが置かれた丸山(1547m)頂上から、笹ヶ峰、チチ山(左)を見る



笹原を進み、樹林帯で山荘裏からの道を合わせ、モミジ谷へ

早速、木々の中で咲き誇るミツバツツジが迎えてくれます

これなら、コル付近も ちょっとは期待出来るかな?



登山道を逸れ急斜面を下ると、カウントダウン態勢のヤマシャクヤク

谷筋を埋め尽くす群生に感嘆の声が上がる

でも、登山道への登り返しはしんどかったです



沓掛山頂上付近に紅色が見える 益々、いい予感〜♪



柔らかい日差しが降り注ぐモミジ谷では

ようやく目覚めたオオイタヤメイゲツが、思い思いに寛いでいる



アララ、残念!  チチ山のコル手前のミツバツツジは未だ蕾でした

やっぱり、ちょっと早かった

でも、どの木も蕾がいっぱいなので、一週間もすれば一帯が紅色になるのは間違いないでしょう



 モミジ谷で思い描いた紅色ロードではありませんが・・・ 縦走路を東へ



コルを振り返る

「ちち山道」を左に分け、笹が茂るトラバース道へ



踏み倒された笹で足が流れたり、隠れた石に躓いたりして、歩き難いこと!

ササダニが気になり、時々立ち止まっては衣服を払う



道を少し下ったところに、満開間際の一叢

「此処で待ちよって」と、グランパが駆け下ります



オオカメノキ(ムシカリ)と伊予富士

景色に見惚れていたら、突然ガサガサと音がして笹原からよく太った鹿が現れた

眼と眼が合った途端、直ぐに稜線向けて駆け上がっていったので一瞬のことだったけど

あんなに間近で遭遇したのは初めて、ビックリしました!



分岐で小休止後、トラバース道と分かれ「ちち山山頂」へ

笹斜面を見上げては、一歩、一歩です



トラバース道下には、鮮やかなミツバツツジが数本見える

ミツバ前線到達は、ようやく1600mといったところでしょうか



冠山、平家平へと続く、 四国山地の主稜線を見る

芽吹いたばかりのカエデのイエローグリーンは、紅色に負けず劣らず鮮やかで綺麗です



急登が終わると、山頂は近い



チチ山頂上(1855m) 祠前のイシヅチザクラは、すっかり花弁を落としていました

東には、獅子舞ノ鼻、ツナクリ山、西山へと延びる赤石山系の主稜線



緩やかな山容の笹ヶ峰を見ながら、天空の散歩道を西へ



北斜面を覗いてみると 、オオカメノキがたくさん目に留まる

普段は脇役のイメージだけど、紅色が少ない今日は立派に主役を張っています

オオカメノキと沓掛山、黒森山



派手さはありませんが、シックに装う笹ヶ峰



チチ山のコル付近で小休止後、笹ヶ峰向けシコクシラベの林に入ってゆく



 紅色に染まる姿を想像しつつ、チチ山を振り返る



瓶ヶ森や石鎚山を見ながら、癒しの稜線を進む

四方向からの登山者が集う笹ヶ峰山頂(一等三角点 笹ヶ峰 1859.47m)

蔵王大権現、不動明王が祀られる石積みを取り囲むように、皆さん寛がれている

 

山頂のミツバツツジは、申し訳程度に花開いています



石鎚山系の名峰に見送られ、コメツツジの並木道を下る



直下に丸山荘の赤屋根が見える



数組の登山者とすれ違いながら、雄大な笹斜面を下ってゆく

気温が上がり、新居浜市街地方面は靄っている



林の中で、満開するミツバツツジ〜♪



ノスタルジーを感じさせる 丸山荘

大きな大きな笹ヶ峰が見守る山荘の広場で大休止とします



マイヅルソウやコケイランを見ながら、来た道を下る

予想通りとはいえ、微かに期待していた紅色の山には程遠くガッカリの筈なのに

何故か充実感が湧き上がり、会話も弾みました

言葉では上手く表現できないけれど、笹ヶ峰は登山者を温かく包み込む何かを持っているんでしょうねぇ


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