2022年06月12日  ”満濃池周遊道”


GPSトラックログ (カシミールソフト使用)
この地図の作成に当たっては国土地理院長の承認を得、同院発行の数値地図50000(地図画像)、及び数値地図50mメッシュ(標高)を使用
 承認番号 平18総使 第582号る



天気も良いので、用事を済ませてから讃岐へ

今昔物語に「弘法大師の築き給える大池に龍が棲む」と語られている満濃池

その池畔を巡る周遊道を、のんびり歩いて来ました


かりん亭(10:45)〜(12:25)満濃池森林公園(12:40)〜(1:00)P (2時間15分)





堰堤に車を停め、かりん亭前の道を歩いてゆく

満濃町の町木に指定されている花梨は、ぜんそく、咳止め、疲労回復に効果があるのだとか

一説によると、空海が唐から帰国する時、薬として持ち帰り日本に伝わったと謂われています

善男善女を護るという八大龍王が祀られた祠



今日は暑いかなと思ってたけど、水辺は心地良い風が吹き抜け涼しい

ヤマツツジが彩を添える



飛鳥〜奈良時代(七世紀後半から八世紀前半)のものと思われる「神野(かんの)一号窯跡」

窯跡からは、坏(つき)、坏蓋、鉢等の日常生活に使用する須恵器が出土したそうです

「神野(かんの)古墳群の石棺(1号石棺を移築保存)」

説明板に拠れば

満濃池内の斜面部で、六世紀末〜七世紀前半の横穴式石室古墳一基と箱式石棺三基が発掘され

石棺から、須恵器短頸壷(すえきたんけいこ)と鉄製刀子(てつせいとうす)が副葬品として出土したとある



車を停めた堰堤が随分遠くなりました

讃岐のシンボル象頭山は、何処から見ても良い形です

「満濃池水没遺跡」の説明より

歴史時代早期から、池底では農耕生活が行われ、次第に池が拡張されていたことが分かります

古墳、窯跡、住居跡、境界石、縄文期石器(石斧等)、弥生式土師器、古墳中期以降須恵器の出土品等

池底に眠る遺跡の数々に先人の尊い営みが偲ばれる



国営讃岐まんのう公園への連絡道でしょうか?

遊歩道を跨いで「源流谷見橋」が架かる



車道に出て、指標に従い右へ 五毛大橋を渡る

栗の花が満開 日差しは強いです



五毛集落が見えて来た

車道に出てから8分で、五毛集会場 お大師さんと観音様(?)の前で、小休止します



集会場前の案内図(一番上の写真)を見て、下って来た  

この辺りが周遊道で一番奥深いところ、緑濃くなった田圃の畔で可愛いヒメジオンが揺れている

集落を過ぎ、竹林が茂る池畔を進む やっぱり、水辺は心地良い

 

「満濃池周遊道8番地点」 森林公園駐車場まで3.3km

太陽光パネルフェンスに沿って歩く この辺り少々アップダウンがあります



「満濃池森林公園 散策コースMAP19」 野鳥の森入口です

「散策コースMAP16」桜の森入口地点で、左に曲がる



車道に出て、右へ

車道と並行する遊歩道を歩いて公園へ向かう



満濃池森林公園の紫陽花が満開〜♪

池沿いに紫陽花があるかと期待してたけど、周遊道では見られないままでした

公園内を散策してから、車道を下る メタセコイヤの林の中の紫陽花は、咲き始めたばかり

新池に架かる橋を渡れば、8分で別格第十七番神野寺(かんのじ)



日本一の池を見守る八大龍王にもお参りして、車に帰りました

2時間余りの満濃池一周、いろんな発見があり楽しかったです


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